JP2000230034A - 絶縁層用樹脂組成物 - Google Patents
絶縁層用樹脂組成物Info
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Abstract
の密着性に優れ、且つ耐熱性を有する絶縁層を形成する
ための樹脂組成物を提供することを目的とする。 【解決手段】ビスフェノール型エポキシ化合物と不飽和
モノカルボン酸との反応物と飽和又は不飽和多塩基酸無
水物とを反応せしめて得られる紫外線硬化性樹脂(A)
と、多官能エポキシ類化合物(B)と、脂環式エポキシ
基を2個以上有するエポキシ類化合物(C)と、分子内
に(メタ)アクリル基とエポキシ基とを有するエポキシ
類化合物(D)と、光ラジカル重合開始剤(E)と、光
カチオン重合開始剤(F)と、フィラー(G)と、希釈
剤(H)とを混合・混練して絶縁層用樹脂組成物を得
る。
Description
の絶縁層形成に用いられる樹脂組成物に関するものであ
る。。
ピューターなどの電子機器に対する高密度化あるいは演
算機能の高速化が進めれている。その結果、プリント配
線板においても高密度化を目的として配線層が多層に形
成された多層プリント配線板が脚光を浴びている。
ば内装回路を積層接続し導通せしめた多層プリント配線
板が代表的なものであった。しかしながら、このような
多層プリント配線板は、複数の内装回路をスルーホール
を介して接続導通させたものであるため、配線回路が複
雑になりすぎて高密度化あるいは高速化を実現すること
が困難であった。
多層プリント配線板として、最近、導体配線層と絶縁層
とを交互にビルトアップして形成した多層プリント配線
板が開発されている。この多層プリント配線板は、超高
密度化と高速化に適合したものであるが、欠点は絶縁層
上に無電解めっき膜を信頼性よく形成させることが困難
なことにあった。
いては、導体配線層を形成している導体膜を蒸着やスパ
ッタリングなどのPVD法もしくは前記PVD法と無電
解めっきとの併用法で形成しているが、このようなPV
D法による導体膜の形成方法は生産性が劣り、コストが
高い点にあった。
膜を信頼性よく形成する方法として、絶縁層中に酸化剤
などによって可溶な成分を混合し溶解除去することによ
って、無電解めっき膜に接する樹脂表面を荒らす方法が
提案されている。たとえば、特開昭64-47095号公報にあ
るように耐熱性の樹脂をマトリックスとして樹脂中に酸
化剤に可溶のエポキシ樹脂、ビスマレイミド・トリアジ
ン樹脂、ポリエステル樹脂などの樹脂と、酸化剤に不溶
の樹脂や無機フィラーを混合した樹脂組成物で絶縁層を
形成することにより、絶縁層の表面を酸化剤で荒らして
無電解めっき膜形成のアンカー効果を高めたものなどが
提案されている。また、これらの効果をさらに高めた特
開平7-34505号公報にあるように酸化剤に対して可溶な
樹脂粒子の大きさが異なるもので疑似粒子を形成させて
耐熱性マトリックス樹脂中に混ぜたものなどが提案され
ている。
縁層は酸化剤などで溶解させる樹脂粒子などの樹脂改質
剤自体の耐熱性が劣っているため、結果として絶縁層の
耐熱性を低下させることが問題となっていた。
鑑みなされたもので、多層プリント配線板において無電
解めっき膜との密着性に優れ、且つ耐熱性を有する絶縁
層を形成するための樹脂組成物を提供することを目的と
する。
するために、まず請求項1においては、ビスフェノール
型エポキシ化合物と不飽和モノカルボン酸との反応物と
飽和又は不飽和多塩基酸無水物とを反応せしめて得られ
る紫外線硬化性樹脂(A)と、多官能エポキシ類化合物
(B)と、脂環式エポキシ基を2個以上有するエポキシ
類化合物(C)と、分子内に(メタ)アクリル基とエポ
キシ基とを有するエポキシ類化合物(D)と、光ラジカ
ル重合開始剤(E)と、光カチオン重合開始剤(F)
と、フィラー(G)と、希釈剤(H)とからなることを
特徴とする絶縁層用樹脂組成物としたものである。
ポキシ基を2個以上有する前記エポキシ類化合物(C)
が3,4−エポキシシクロヘキシル基もしくは3,4−
エポキシシクロヘキシルメチル基を有することを特徴と
する請求項1記載の絶縁層用樹脂組成物としたものであ
る。
タ)アクリル基とエポキシ基とを有する前記エポキシ類
化合物(D)が3,4−エポキシシクロヘキシルメチル
基を有するアクリレートもしくはメタクリレートである
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の絶縁層用樹脂
組成物としたものである。
ポキシ類化合物(B)が下記の化学式1に示す構造であ
ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記
載の絶縁層用樹脂組成物としたものである。
外線硬化性樹脂(A)、前記多官能エポキシ類化合物
(B)、前記エポキシ類化合物(C)及び前記エポキシ
類化合物(D)の合計量100重量部に対して前記光ラ
ジカル重合開始剤(E)が0.1〜20.0重量部及び
前記光カチオン重合開始剤(F)が0.1〜20.0重
量部含まれていることを特徴とする請求項1乃至4のい
ずれか1項に記載の絶縁層用樹脂組成物としたものであ
る。
耐溶剤性、耐熱性、耐水性が優れているものの光感度や
接着性が十分ではなく、また光カチオン重合型エポキシ
樹脂は光感度や接着性がラジカル重合型よりは優れてい
るものの、多くの場合、耐溶剤性、耐水性、苛撓性が十
分ではない。
光カチオン重合開始剤を併用することにより、エポキシ
類化合物に含まれる脂環式エポキシ基を効率良く反応さ
せ、適度の苛撓性を有し耐熱性を低下させることなく、
接着性に優れた性質の硬化物を得ることができる。
り高耐熱性で、且つ無電解めっき膜の密着性に優れた絶
縁層を形成でき、信頼性のある多層プリント配線板を得
ることができる。
明する。ビスフェノール型エポキシ化合物と不飽和モノ
カルボン酸との反応物と飽和又は不飽和多塩基酸無水物
とを反応せしめて得られる紫外線硬化性樹脂(A)にお
いて、ビスフェノール成分の具体例としては、ビス(4
−ヒドロキシフェニル)ケトン、ビス(4−ヒドロキシ
−3,5−ジメチルフェニル)ケトン、ビス(4−ヒド
ロキシ−3,5−ジクロロフェニル)ケトン、ビス(4
−ヒドロキシフェニル)スルホン、ビス(4−ヒドロキ
シ−3,5−ジメチルフェニル)スルホン、ビス(4−
ヒドロキシ−3,5−ジクロロフェニル)スルホン、ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)メタン、ビス(4−ヒド
ロキシ−3,5−ジメチルフェニル)メタン、ビス(4
−ヒドロキシ−3,5−ジクロロフェニル)メタン、ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)ヘキサフルオロプロパ
ン、ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニ
ル)ヘキサフルオロプロパン、ビス(4−ヒドロキシ−
3,5−ジクロロフェニル)ヘキサフルオロプロパン、
ビス(4−ヒドロキシフェニル)ジメチルシラン、ビス
(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)ジメチ
ルシラン、ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジクロロフ
ェニル)ジメチルシラン、ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)メタン、ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジクロロ
フェニル)メタン、ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジ
ブロモフェニル)メタン、2,2−ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ
−3,5−ジメチルフェニル)プロパン、2,2−ビス
(4−ヒドロキシ−3,5−ジクロロフェニル)プロパ
ン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニ
ル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3−ク
ロロフェニル)プロパン、ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)エーテル、ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチ
ルフェニル)エーテル、ビス(4−ヒドロキシ−3,5
−ジクロロフェニル)エーテル等が挙げられる。
しては、アクリル酸、メタクリル酸及びケイ皮酸等が挙
げられる。
具体例としては、無水マレイン酸、無水コハク酸、無水
イタコン酸、無水フタル酸、無水テトラヒドロフタル
酸、無水へキサヒドロフタル酸、メチルへキサヒドロ無
水フタル酸、無水エンドメチレンテトラヒドロフタル
酸、無水メチルエンドメチレンテトラヒドロフタル酸、
無水クロレンド酸、メチルテトラヒドロ無水フタル酸な
どの二塩基性酸無水物;無水トリメリット酸、無水ピロ
メリット酸、ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物
などの芳香族多価カルボン酸無水物;その他これに付随
する例えば5−(2,5−ジオキソテトラヒドロフリ
ル)−3−メチル−3−シクロヘキセン−1,2−ジカ
ルボン酸無水物のような多価カルボン酸無水物誘導体な
どが使用できる。
しては、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、クレゾ
ールノボラック型エポキシ樹脂、ビスフェノールA型エ
ポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ビスフ
ェノールS型エポキシ樹脂、ビフェニル型エポキシ樹
脂、脂環式エポキシ樹脂等のエポキシ樹脂や、フェニル
グリシジルエーテル、p−ブチルフェノールグリシジル
エーテル、トリグリシジルイソシアヌレート、ジグリシ
ジルイソシアヌレート、アリルグリシジルエーテル、グ
リシジルメタクリレート等のエポキシ基を少なくとも3
個以上有する化合物等が挙げられる。また、シクロヘキ
センオキシドの各種誘導体や前記芳香族エポキシ類の水
素添加化合物や、化学式1に示す構造の脂環式エポキシ
類化合物などが挙げられる。これらのうち、化学式1に
示す構造の脂環式エポキシ類化合物を用いた系は高いガ
ラス転移温度を示すことから耐熱性に優れ、特に望まし
い。
シ類化合物(C)の具体例としては、3、4−エポキシ
シクロヘキシルメチルー3、4−エポキシシクロヘキサ
ンカルボキシレート、及びそのカプロラクトン変性物、
3、4−エポキシシクロヘキシルメチルー3、4−エポ
キシシクロヘキサンカルボキシレートのトリメチルカプ
ロラクトン変性物、3、4−エポキシシクロヘキシルメ
チルー3、4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレー
トのバレロラクトン変性物などが挙げられる。また、下
記の化学式2、化学式3で示される脂環式エポキシ化合
物なども挙げることができる。
とを有するエポキシ類化合物(D)の具体例としては、
グリシジルアクリレート、グリシジルメタクリレート、
メチルグリシジルアクリレート、メチルグリシジルメタ
クリレート、9、10−エポキシステアリルアクリレー
ト、9、10−エポキシステアリルメタクリレート、
3、4−エポキシシクロヘキシルメチルアクリレート、
3、4−エポキシシクロヘキシルメチルメタクリレー
ト、3、4−エポキシシクロヘキシルメチルカプロラク
トンアクリレート、3、4−エポキシシクロヘキシルメ
チルカプロラクトンメタクリレートなどが挙げられる。
これらのうち、3、4−エポキシシクロヘキシルメチル
基を有する系は他の材料と混合したときの安定性に優
れ、特に望ましい。
ては、アセトフェノン、2,2−ジエトキシアセトフェ
ノン、p−ジメチルアセ卜フェノン、p−ジメチルアミ
ノプロピオフェノン、ジクロロアセトフェノン、トリク
ロロアセトフェノン、p−tert−ブチルアセトフェ
ノン等のアセトフェノン類や、ベンゾフェノン、2−ク
ロロベンゾフェノン、p,p’−ビスジメチルアミノベ
ンゾフェノン等のベンゾフェノン類や、ベンジル、ベン
ゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインイソプ
ロピルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル、等の
ベンゾインエーテル類や、ベンジルジメチルケタール、
チオキサンソン、2−クロロチオキサンソン、2,4−
ジエチルチオキサンソン、2−メチルチオキサンソン、
2−イソプロピルチオキサンソン等のイオウ化合物や、
2−エチルアントラキノン、オクタメチルアントラキノ
ン、1,2−ベンズアントラキノン、2,3−ジフェニ
ルアントラキノン等のアントラキノン類や、アゾビスイ
ソブチルニトリル、ベンゾイルパーオキサイド、クメン
パーオキシド等の有機過酸化物や、2−メルカプ卜ベン
ゾイミダゾール、2−メルカプトベンゾオキサゾール、
2−メルカプトベンゾチアゾール等のチオール化合物等
が挙げられる。これらの化合物は、2種以上を組み合わ
せて使用することもできる。また、それ自体では光重合
開始剤として作用しないが、上記の化合物と組み合わせ
て用いることによリ、光重合開始剤の能力を増大させ得
るような化合物を添加することもできる。そのような化
合物としては、例えば、ベンゾフエノンと組み合わせて
使用すると効果のあるトリエタノールアミン等の第三級
アミンを挙げることができる。
紫外線硬化性樹脂(A)、多官能エポキシ類化合物
(B)、エポキシ類化合物(C)及びエポキシ類化合物
(D)の合計量100重量部に対して0.1〜20.0
重量部含有することが特に好ましい。光ラジカル重合開
始剤(E)の添加量が、0.1重量部未満であると十分
な硬化性が得られなく、また20重量部を越えると耐熱
性が低下する。
ては、下記の化学式4及び化学式5に示されるようなジ
アゾニウム塩、化学式6、化学式7、化学式8及び化学
式9に示されるようなスルホニウム塩、化学式10に示
されるようなヨードニウム塩、化学式11、化学式12
及び化学式13に示されるような金属化合物などが挙げ
られる。
合わせて使用することもできる。
紫外線硬化性樹脂(A)と多官能エポキシ類化合物
(B)とエポキシ類化合物(C)とエポキシ類化合物
(D)との合計量100重量部に対して0.1〜20.
0重量部含有することが特に好ましい。光カチオン重合
開始剤(F)の添加量が0.1重量部未満であると十分
な硬化性が得られなく、また20重量部を越えると耐熱
性が低下する。
樹脂、ポリイミド樹脂、ベンゾグアナミン樹脂等の有機
質充填剤あるいはシリカ、タルク、アルミナ、クレー、
炭酸カルシウム、酸化チタン、硫酸バリウム等の無機質
充填剤を配合することができる。
チルケトン、メチルイソブチルケトン、メチルセロソル
ブ、エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ、ブチルセロ
ソルブアセテート、ブチルカルビトール、ブチルセルロ
ース、テトラリン、ジメチルホルムアミド、ノルマルメ
チルピロリドン等が挙げられる。
組成物中には、必要に応じて、エポキシ基硬化促進剤、
熱重合禁止剤、可塑剤、レベリング剤、消泡剤、紫外線
吸収剤、難燃化剤等の添加剤や着色用顔料等を添加する
ことが可能である。
て具体的に説明する。まず、基板上に上記感光性を有す
る絶縁層用樹脂組成物を用いて塗膜を形成し、露光・現
像処理して絶縁層を形成する。基板としては、例えばプ
ラスチック基板、セラミック基板、金属基板、フィルム
基板などを使用することができ、具体的にはガラスエポ
キシ基板、ビスマレイミドートリアジン基板、低温焼成
セラミック基板、窒化アルミニウム基板、アルミニウム
基板、鉄基板、ポリイミドフィルム基板などを使用する
ことができる。
脂組成物をローラーコート法、ディップコート法、スプ
レーコート法、スピナーコート法、カーテンコート法、
スクリーン印刷法等により塗布・乾燥する方法、或いは
上記感光性樹脂組成物をフィルム状に加工した樹脂フィ
ルムを貼付して塗膜とする方法等が適用できる。塗膜の
厚さは通常20〜100μm程度であるが、特に高い絶
縁性が要求される場合にはそれ以上厚くすることもでき
る。
し、弱アルカリ水溶液を用いて現像処理を行う。また、
必要に応じて露光後に加熱してもよい。アルカリ水溶液
としては、炭酸ナトリウム水溶液、炭酸水素ナトリウム
水溶液、ジエタノールアミン水溶液、トリエタノールア
ミン水溶液、水酸化アンモニウム水溶液、水酸化ナトリ
ウム水溶液等があげられる。なかでも炭酸ナトリウム水
溶液は適度なアルカリ性を有し、作業環境的にも水酸化
ナトリウムなどの強アルカリと違って安全であり特に好
ましい。
形成する。本発明の絶縁層用樹脂組成物では加熱処埋を
行うことによリ、強アルカリ水に対する耐久性が著しく
向上するばかリでなく、ガラス、銅等の金属に対する密
着性、耐熱性、表面硬度等の諸性質も向上する。
いて粗面化した後、公知のアディティブ法又はセミアデ
ィティブ法にて導体配線層を形成する。
多層プリント配線板を作製することができる。
る。 <実施例1>ビスフェノールA型エポキシアクリレート
(リポキシVR−90、昭和高分子社製)と無水フタル
酸を反応せしめて得られる酸価約158(mgKOH/
g)の紫外線樹脂50重量部、エポキシ樹脂EHPE3
150(ダイセル化学社製)12重量部、脂環式エポキ
シ樹脂セロキサイド2021(ダイセル化学社製)5重
量部、3,4−エポキシシクロヘキシルメチルメタクリ
レート(商品名M100;ダイセル化学社製)13重量
部、シリカ微粉末15重量部、レベリング剤(ビックケ
ミー社製)1重量部、光ラジカル重合開始剤TPO(B
ASF社製)2重量部、光カチオン重合開始剤FX51
2(スリーM社製)2重量部及びプロピレングリコール
モノメチルエーテルアセテート溶剤を加えて撹拌した
後、3本ロールで混練し感光性の樹脂溶液Aを作製し
た。
を用いて、脱脂洗浄したガラスエポキシ基板に塗布して
乾燥した後、フォトマスクを通して150mJ/cm2
で密着露光し、有機アミン系のアルカリ現像液で30
℃、1分間現像し、未露光部を除去した。その後、乾燥
オーブンを用いて、100℃で1時間、更に200℃で
1時間加熱硬化して、40μm厚の絶縁層を形成した。
m厚の導体配線層を形成した。
定回数繰り返して、多層プリント配線板を得た。
アクリレート(リポキシVR−90、昭和高分子社製)
と無水フタル酸を反応せしめて得られる酸価約158
(mgKOH/g)の紫外線樹脂50重量部、エポキシ
樹脂EHPE3150(ダイセル化学社製)11重量
部、脂環式エポキシ樹脂セロキサイド2081(ダイセ
ル化学社製)7重量部、3,4−エポキシシシクロヘキ
シルメチルメタクリレート(商品名M100;ダイセル
化学社製)12重量部、シリカ微粉末15重量部、レベ
リング剤(ビックケミー社製)1重量部、光ラジカル重
合開始剤TPO(BASF社製)2重量部、光カチオン
重合開始剤FX512(スリーM社製)2重量部をプロ
ピレングリコールモノメチルエーテルアセテート溶剤を
加えて撹拌した後、3本ロールで混練し感光性の樹脂溶
液Bを得た。
同様な方法で絶縁層及び導体配線層を形成し、この工程
を所定回数繰り返して、多層プリント配線板を得た。
アクリレート(リポキシVR−90、昭和高分子社製)
と無水フタル酸を反応せしめて得られる酸価約158
(mgKOH/g)の紫外線樹脂50重量部、エポキシ
樹脂EHPE3150(ダイセル化学社製)10重量
部、脂環式エポキシ樹脂セロキサイド2083(ダイセ
ル化学社製)10重量部、3,4−エポキシシクロヘキ
シルメチルメタクリレート(商品名M100;ダイセル
化学社製)10重量部、シリカ微粉末15重量部、レベ
リング剤(ビックケミー社製)1重量部、光ラジカル重
合開始剤TPO(BASF社製)2重量部、光カチオン
重合開始剤FX512(スリーM社製)2重量部をプロ
ピレングリコールモノメチルエーテルアセテート溶剤を
加えて撹拌した後、3本ロールで混練し感光性の樹脂溶
液Cを得た。
同様な方法で絶縁層及び導体配線層を形成し、この工程
を所定回数繰り返して、多層プリント配線板を得た。
アクリレート(リポキシVR−90、昭和高分子社製)
と無水フタル酸を反応せしめて得られる酸価約158
(mgKOH/g)の紫外線樹脂50重量部、エポキシ
樹脂EHPE3150(ダイセル化学社製)12重量
部、脂環式エポキシ樹脂エポリードGT301(ダイセ
ル化学社製)6重量部、3,4−エポキシシクロヘキシ
ルメチルメタクリレート(商品名M100;ダイセル化
学社製)12重量部、シリカ微粉末15重量部、レベリ
ング剤(ビックケミー社製)1重量部、光ラジカル重合
開始剤TPO(BASF社製)2重量部、光カチオン重
合開始剤FX512(スリーM社製)2重量部をプロピ
レングリコールモノメチルエーテルアセテート溶剤を加
えて撹拌した後、3本ロールで混練し感光性の樹脂溶液
Dを得た。
同様な方法で絶縁層及び導体配線層を形成し、この工程
を所定回数繰り返して、多層プリント配線板を得た。
アクリレート(リポキシVR−90、昭和高分子社製)
と無水フタル酸を反応せしめて得られる酸価約158
(mgKOH/g)の紫外線樹脂50重量部、エポキシ
樹脂EHPE3150(ダイセル化学社製)11重量
部、脂環式エポキシ樹脂エポリードGT401(ダイセ
ル化学社製)7重量部、3,4−エポキシシクロヘキシ
ルメチルメタクリレート(商品名M100;ダイセル化
学社製)12重量部、シリカ微粉末15重量部、レベリ
ング剤(ビックケミー社製)1重量部、光ラジカル重合
開始剤TPO(BASF社製)2重量部、光カチオン重
合開始剤FX512(スリーM社製)2重量部をプロピ
レングリコールモノメチルエーテルアセテート溶剤を加
えて撹拌した後、3本ロールで混練し感光性の樹脂溶液
Eを得た。
同様な方法で絶縁層及び導体配線層を形成し、この工程
を所定回数繰り返して、多層プリント配線板を得た。
アクリレート(リポキシVR−90、昭和高分子社製)
と無水フタル酸を反応せしめて得られる酸価約158
(mgKOH/g)の紫外線樹脂50重量部、エポキシ
樹脂EHPE3150(ダイセル化学社製)15重量
部、3,4−エポキシシクロヘキシルシシクロヘキシル
メチルメタクリレート(商品名M100;ダイセル化学
社製)15重量部、シリカ微粉末15重量部、レベリン
グ剤(ビックケミー社製)1重量部、光ラジカル重合開
始剤TPO(BASF社製)4重量部をプロピレングリ
コールモノメチルエーテルアセテート溶剤を加えて撹拌
した後、3本ロールで混練し感光性の樹脂溶液Fを得
た。
同様な方法で絶縁層及び導体配線層を形成し、この工程
を所定回数繰り返して、多層プリント配線板を得た。
アクリレート(リポキシVR−90、昭和高分子社製)
と無水フタル酸を反応せしめて得られる酸価約158
(mgKOH/g)の紫外線樹脂50重量部、エポキシ
樹脂EHPE3150(ダイセル化学社製)10重量
部、脂環式エポキシ樹脂セロキサイド2083(ダイセ
ル化学社製)10重量部、3,4−エポキシシクロヘキ
シルメチルメタクリレート(商品名M100;ダイセル
化学社製)10重量部、シリカ微粉末15重量部、レベ
リング剤(ビックケミー社製)1重量部、光ラジカル重
合開始剤TPO(BASF社製)4重量部をプロピレン
グリコールモノメチルエーテルアセテート溶剤を加えて
撹拌した後、3本ロールで混練し感光性の樹脂溶液Gを
得た。
同様な方法で絶縁層及び導体配線層を形成し、この工程
を所定回数繰り返して、多層プリント配線板を得た。
アクリレート(リポキシVR−90、昭和高分子社製)
と無水フタル酸を反応せしめて得られる酸価約158
(mgKOH/g)の紫外線樹脂50重量部、エポキシ
樹脂EHPE3150(ダイセル化学社製)10重量
部、脂環式エポキシ樹脂セロキサイド2083(ダイセ
ル化学社製)10重量部、3,4−エポキシシクロヘキ
シルメチルメタクリレート(商品名M100;ダイセル
化学社製)10重量部、シリカ微粉末15重量部、レベ
リング剤(ビックケミー社製)1重量部、光カチオン重
合開始剤FX512(スリーM社製)4重量部をプロピ
レングリコールモノメチルエーテルアセテート溶剤を加
えて撹拌した後、3本ロールで混練し感光性の樹脂溶液
Hを得た。
同様な方法で絶縁層及び導体配線層を形成し、この工程
を所定回数繰り返して、多層プリント配線板を得た。
リント配線板の絶縁層と導体配線層を形成している無電
解めっき膜との接着強度をJIS-C-6481の方法で測定した
結果を表1に示す。また、動的粘弾性測定装置によるガ
ラス転移温度の測定も同時に行った。
〜5は優れたピール強度及び耐熱性が得られたが、比較
例1及び比較例2では、耐熱性は十分なものの、ピール
強度が低く、導体配線層を信頼性よく形成させることが
困難であった。また、比較例3ではピール強度は十分な
ものの、耐熱性が低く材料の信頼性に欠けるものとなっ
た。
成物を使用することにより、無電解めっき膜との接着性
に優れ、且つ耐熱性を有する絶縁層を形成できることが
確認できた。
ことにより、無電解めっき膜との接着性に優れ、且つ耐
熱性を有する絶縁層を形成でき、信頼性のある多層プリ
ント配線板を容易に、且つ安価に提供することが可能と
なる。
Claims (5)
- 【請求項1】ビスフェノール型エポキシ化合物と不飽和
モノカルボン酸との反応物と飽和又は不飽和多塩基酸無
水物とを反応せしめて得られる紫外線硬化性樹脂(A)
と、多官能エポキシ類化合物(B)と、脂環式エポキシ
基を2個以上有するエポキシ類化合物(C)と、分子内
に(メタ)アクリル基とエポキシ基とを有するエポキシ
類化合物(D)と、光ラジカル重合開始剤(E)と、光
カチオン重合開始剤(F)と、フィラー(G)と、希釈
剤(H)とからなることを特徴とする絶縁層用樹脂組成
物。 - 【請求項2】前記脂環式エポキシ基を2個以上有する前
記エポキシ類化合物(C)が3,4−エポキシシクロヘ
キシル基もしくは3,4−エポキシシクロヘキシルメチ
ル基を有することを特徴とする請求項1記載の絶縁層用
樹脂組成物。 - 【請求項3】分子内に(メタ)アクリル基とエポキシ基
とを有する前記エポキシ類化合物(D)が3,4−エポ
キシシクロヘキシルメチル基を有するアクリレートもし
くはメタクリレートであることを特徴とする請求項1又
は2に記載の絶縁層用樹脂組成物。 - 【請求項4】前記多官能エポキシ類化合物(B)が化学
式1に示す構造であることを特徴とする請求項1乃至3
のいずれか1項に記載の絶縁層用樹脂組成物。 【化1】 - 【請求項5】前記紫外線硬化性樹脂(A)、前記多官能
エポキシ類化合物(B)、前記エポキシ類化合物(C)
及び前記エポキシ類化合物(D)の合計量100重量部
に対して前記光ラジカル重合開始剤(E)が0.1〜2
0.0重量部及び前記光カチオン重合開始剤(F)が
0.1〜20.0重量部含まれていることを特徴とする
請求項1乃至4のいずれか1項に記載の絶縁層用樹脂組
成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3126899A JP2000230034A (ja) | 1999-02-09 | 1999-02-09 | 絶縁層用樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP3126899A JP2000230034A (ja) | 1999-02-09 | 1999-02-09 | 絶縁層用樹脂組成物 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000230034A true JP2000230034A (ja) | 2000-08-22 |
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ID=12326601
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP3126899A Pending JP2000230034A (ja) | 1999-02-09 | 1999-02-09 | 絶縁層用樹脂組成物 |
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JP (1) | JP2000230034A (ja) |
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- 1999-02-09 JP JP3126899A patent/JP2000230034A/ja active Pending
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