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JP2000127066A - 打撃工具 - Google Patents

打撃工具

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Publication number
JP2000127066A
JP2000127066A JP10302098A JP30209898A JP2000127066A JP 2000127066 A JP2000127066 A JP 2000127066A JP 10302098 A JP10302098 A JP 10302098A JP 30209898 A JP30209898 A JP 30209898A JP 2000127066 A JP2000127066 A JP 2000127066A
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Japan
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tool
hammer holder
striking
meson
retainer sleeve
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JP10302098A
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Atsuyuki Kikuchi
敦行 菊池
Shinki Otsu
新喜 大津
Mutsuo Harada
睦生 原田
Akiyuki Yahagi
明之 矢萩
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Koki Holdings Co Ltd
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Hitachi Koki Co Ltd
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Publication date
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    • B25D17/084Rotating chucks or sockets
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B25D2217/0038Locking members of special shape
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • Y10T279/17094Sleeve type retainer

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Percussive Tools And Related Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、空気バネを利用した打撃子の往復
打撃運動を先端工具に伝達させる中間子を有する打撃工
具の空打ち発生時の該中間子の打撃力緩衝機構に関する
ものであり、その目的は、打撃工具の寿命向上を図るこ
とである。 【解決手段】 中間子4を摺動可能に保持し且つリテー
ナスリーブ2とシリンダ14の間にリテーナスリーブ2
と所定の間隙10を介してハンマホルダ11を配し、ハ
ンマホルダ11は中間子4のフランジ部12と当接する
凹部11を設け、更に凹部11に該フランジ部12が当
接した時に発生する打撃力を緩衝する緩衝部材6を設
け、緩衝部材6が所定寿命を維持でき得る圧縮量と前記
間隙10とをほぼ同じとすることにより、打撃工具の寿
命向上を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気ハンマのよう
に打撃子の往復打撃運動を先端工具に伝達させる中間子
を有する打撃工具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】空気バネを利用した打撃子の往復打撃運
動を先端工具に伝達させる中間子を有する各種の打撃工
具には、さまざまな空打ち防止対策が施されているにも
かかわらず、該先端工具を被削材から離した瞬間によっ
ては、空打ちが数回発生してしまう場合がある。上記の
場合において、前記中間子は、空気バネを利用した前記
打撃子の往復打撃運動により打撃エネルギーを得て工具
軸方向前方へ移動した際、直接工具保持部を連続打撃し
たり、また前記先端工具を被削材から離した瞬間、最低
1回は直接工具保持部を打撃する構造となっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記で述べたような従
来の構造では、とりわけ1打撃当たりの打撃エネルギー
が大きい大型の打撃工具において、先端工具を被削材か
ら離した瞬間に空打ちが発生した場合のみ、中間子が直
接工具保持部を連続打撃するために打撃子の打撃エネル
ギーが該中間子を介して打撃工具本体に作用し、過大な
両振りの引張・圧縮応力が該打撃工具本体各部に発生し
て、該打撃工具本体の寿命低下や本体各部の破損等を招
くという問題があった。具体的には、ハンドル部と工具
本体との接続部での許容応力は9.8kg/mm2程度であるに
も拘らず、14.7kg/mm2ほどの応力がこの空打ち時に発生
し、ハンドル部と工具本体との接続部が破壊してしまう
という問題を有していた。
【0004】上記問題を解決するため、中間子により打
撃される工具保持部と工具本体との間(応力伝達経路
中)に弾性体からなる緩衝部材を設け、この緩衝部材に
より工具本体に大きな応力が伝達されないようにする考
えが提案されていたが、単に緩衝部材を設けたのみで
は、繰り返しかかる上記応力により緩衝部材には繰り返
し疲労が生じ、緩衝部材が早期に寿命に達してしまい緩
衝部材としての役割を果たさなくなってしまうという欠
点がある。
【0005】本発明の目的は、上記した従来技術の問題
点を無くし、打撃工具の寿命向上を図ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、モータの回
転が変換された往復運動によりシリンダ内を往復駆動す
る打撃子と、該打撃子の往復運動により打撃される中間
子と、該中間子により打撃される先端工具と、該先端工
具を軸方向摺動可能に保持するリテーナスリーブとを有
する打撃工具において、前記中間子を摺動可能に保持し
且つ前記リテーナスリーブと前記シリンダの間に前記リ
テーナスリーブと所定の間隙を介してハンマホルダを配
し、該ハンマホルダは前記中間子のフランジ部と当接す
る凹部を設け、更に該凹部に該フランジ部が当接した時
に発生する打撃力を緩衝する緩衝部材を設け、該緩衝部
材が所定寿命を維持でき得る該緩衝部材の圧縮量と前記
間隙とをほぼ同じとすることにより達成される。
【0007】また、モータの回転運動をピストンの往復
運動に変換させて、先端工具を被削材に押し付けて初め
て空気バネを利用して打撃子を追従させ、中間子を介し
て該先端工具に連続打撃を伝達し、更に該先端工具の取
付角度を多段階に可変できる工具保持装置を有する打撃
工具において、該先端工具を収納するリテーナスリーブ
を軸支し該打撃工具本体に固定されたフロントカバと、
該フロントカバに案内されて前記中間子のはね返り荷重
を受ける第二のハンマホルダと係合し、該中間子の工具
軸方向前方への移動量を規制する凸部を内周に設けた第
一のハンマホルダとの間に、該リテーナスリーブと該第
一のハンマホルダ内で工具軸方向に摺動可能な前記中間
子の空打ち発生時の打撃力を緩衝する緩衝部材を設け、
更に前記工具保持装置を有するために該第一のハンマホ
ルダの先端部と前記リテーナスリーブの後端部の間に設
けた隙間で、前記緩衝部材の変形量を規制することを特
徴とすることにより達成される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明の一実施例を図1乃至
図3により説明する。図において、1は先端工具、2は
リテーナスリーブ、3はフロントカバ、4は中間子、5
は第一のハンマホルダ、6は第一の緩衝部材、7は第二
のハンマホルダ、8は打撃子、9は打撃工具本体、10
は隙間、11は凹部、12はフランジ部、13は第二の
緩衝部材、14はシリンダ、15はボルト、16はボー
ル、17はハンドル部、18はモータ部、19はサイド
ハンドル部である。
【0009】打撃工具の外観は図3に示す通りであり、
先端に先端工具1を有し、この先端工具1に打撃力を与
えるための内部機構を有する工具本体9の下方にはモー
タ部18が配されている。また、打撃工具を作業者が操
作するために、スイッチ等を有するハンドル部17とサ
イドハンドル19が設けられており、ハンドル部17は
工具本体9及びモータ部18の後方に、サイドハンドル
19はフロントカバ3の前方に設けられている。
【0010】次に、先端工具1を受容する先端工具受容
部乃至フロントカバ3内の構造について詳述する。な
お、先端工具1を受容する先端工具受容部はフロントカ
バ3に対して回転角度調節可能に設けられているが、こ
れは本件出願人が既に特願平19−261987号とし
て出願しており、ここでの詳述は省略する。
【0011】先端工具1を図示しない被削材に突き当て
て打撃工具を作動させた状態を図2に示す。図2の状態
で、図示しないモータの回転運動はピストンの往復運動
に変換され、このピストンの往復運動により空気室を介
してシリンダ14内で打撃子8が往復運動する。打撃子
8の往復運動により中間子4を介して先端工具1が連続
的に打撃され、被削材に打撃力を印可する。図2の状態
では、先端工具1及び中間子4は軸両方向(図中左右方
向)に移動可能に設けられているため、打撃力は打撃子
8→中間子4→先端工具1へと伝達し、これらの周囲に
位置するリテーナスリーブ2やハンマホルダ7等には直
接の打撃力は伝達されない。
【0012】先端工具1を受容するリテーナスリーブ2
の後方(図中右方)には、間隙10をもって、第一のハン
マホルダ7(以下ハンマホルダAと称す)が配されてい
る。ハンマホルダA7の内周は、その先端工具1側で
は、ほぼ中間子4の外径と同じとされていて中間子4を
摺動可能に保持しており、その反先端工具1側では凹部
11を設けることで、中間子4の外径よりも大きく構成
されている。中間子4の外周の一部には外径の大きなフ
ランジ部12が設けられており、このフランジ部12の
外径とハンマホルダA7の凹部の内径がほぼ同じに構成
されていて、中間子4が前方(図中左方)に移動したとき
に、フランジ部12が凹部11に当接する構成となって
いる。また、ハンマホルダA7の後端はつば状に拡成し
ており、この拡成部とフロントカバ3との間に緩衝部材
6が挟持されている。この緩衝部材6には、ウレタンゴ
ムが使用されており、そのゴム硬度は凡そHS90程度
である。ハンマホルダA7の後方(図中右方)には第二の
ハンマホルダ5(以下ハンマホルダBと称す)を配してお
り、更にハンマホルダB5の後方には第二の緩衝部材1
3が配されている。この第二の緩衝部材13は、先端工
具1が被削材から受ける反力により中間子4が後方に発
生する打撃力を緩衝する役割を持っている。ハンマホル
ダA7の反先端工具側端に設けられたつば部とハンマホ
ルダB5は当接しているが、当該つば部の図中右側面が
傾斜されて構成されているため、ハンマホルダB5と当
接するのは当該つば部の一部となっている。これによ
り、つば部が衝撃により折損しないように配慮されてい
る。
【0013】図2の状態から、作業者が打撃工具全体を
後方(図中右方)に引いて、被削材と先端工具1との当接
を解除する(以下「作業終了動作」という)と、先端工具1
が前方に移動可能となるため、打撃子4の往復運動によ
り、先端工具1、中間子4、打撃子8がすべて前方へ移
動する。この状態を図1に示す。
【0014】先端工具1は、作業終了動作で先端工具1
の軸方向移動を規制しているコロにより前方への移動距
離が制限されており、最も前方へ移動したときに中間子
4との間に間隙が構成される位置になるよう構成されて
ある。中間子4はフランジ部12がハンマホルダA7の
凹部11に当接する位置まで前方へ移動し、フランジ部
と凹部11とが当接したときに生じる打撃力を第一の緩
衝部材6で緩衝している。第一の緩衝部材6はゴム硬度
HS90程度のウレタンゴムで構成されており、この第
一の緩衝部材6の寿命を打撃工具本体の寿命と略同等に
するために、下述する構成をもって衝撃を107回受け
ても良いように設計されている。
【0015】第一の緩衝部材6に衝撃を107回受けて
も衝撃吸収能力が低下しないようにするためには、衝撃
を受けた際に圧縮される量を制限すれば良い。本件出願
人は幅5.0mmのウレタンゴムからなる衝撃緩衝部材6の
圧縮量が0.5mm程度であれば衝撃を107回受けても衝撃
吸収能力を維持できることに鑑み、緩衝部材6が0.5mm
圧縮されるとハンマホルダA7がリテーナスリーブ2に
当接するよう、緩衝部材6を圧縮しない状態でハンマホ
ルダA7を、リテーナスリーブ2に対して0.5mmの間隙
をもって配設している。なお、図1の状態で、中間子4
の先端側傾斜部とリテーナスリーブ2の内径傾斜部の間
には僅かながらの隙間があるため、中間子4とリテーナ
スリーブ2は軸方向において何れの場所においても接触
しない(即ち打撃力が伝達されない)構成となってい
る。
【0016】上記の通り構成することにより、中間子4
が前方に移動した際に発生する打撃力は第一の緩衝部材
6により減衰され、フロントカバ3と打撃工具本体9を
接続しているボルト15に多大な応力はかからず、結果
的に打撃工具本体9とハンドル部17の接合部にも大き
な応力はかからない。上記構成によると、従来の構成で
は打撃工具本体9とハンドル部17の接合部に14.7kg/m
m2程度かかっていた応力を4.9kg/mm2程度にまで軽減す
ることができ、当該接合部の許容応力値である9.8kg/mm
2程度に比較して十分応力を低減することができた。加
えて、第一の緩衝部材6の圧縮量を間隙10により所定
量に規制しているので、第一の緩衝部材6に打撃工具本
体9の寿命回数である所定回数(107回)の繰返し応力
を受けるまで緩衝部材6自体の寿命を維持することがで
きるため、結果として、寿命の長い、安定した製品とす
ることができる。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、緩衝部材を配設するこ
とにより中間子が先端工具側に移動した際の所謂空打ち
時の反動を低減すると共に、緩衝部材の圧縮量を規制す
ることにより緩衝部材自体の寿命の向上を図ることがで
きるため、結果として打撃工具全体の寿命向上を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す空打ち時の断面図。
【図2】本発明の一実施例を示す打撃時の断面図。
【図3】本発明の一実施例を示す打撃工具の外観斜視
図。
【符号の説明】
1は先端工具、2はリテーナスリーブ、3はフロントカ
バ、4は中間子、5は第一のハンマホルダ、6は第一の
緩衝部材、7は第二のハンマホルダ、8は打撃子、9は
打撃工具本体、10は隙間、11は凹部、12はフラン
ジ部、13は第二の緩衝部材、14はシリンダ、15は
ボルト、16はボール、17はハンドル部、18はモー
タ部、19はサイドハンドル部である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 矢萩 明之 茨城県ひたちなか市武田1060番地 日立工 機株式会社内 Fターム(参考) 2D058 AA15 BA03 CA03

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータの回転が変換された往復運動によ
    りシリンダ内を往復駆動する打撃子と、該打撃子の往復
    運動により打撃される中間子と、該中間子により打撃さ
    れる先端工具と、該先端工具を軸方向摺動可能に保持す
    るリテーナスリーブとを有する打撃工具において、前記
    中間子を摺動可能に保持し且つ前記リテーナスリーブと
    前記シリンダの間に前記リテーナスリーブと所定の間隙
    を介してハンマホルダを配し、該ハンマホルダは前記中
    間子のフランジ部と当接する凹部を設け、更に該凹部に
    該フランジ部が当接した時に発生する打撃力を緩衝する
    緩衝部材を設けたことを特徴とする打撃工具。
  2. 【請求項2】 前記緩衝部材が所定寿命を維持でき得る
    前記緩衝部材の圧縮量と前記間隙とをほぼ同じとしたこ
    とを特徴とする打撃工具。
  3. 【請求項3】 前記緩衝部材は、前記ハンマホルダと、
    前記ハンマホルダを内蔵するフロントカバの間に設けた
    ことを特徴とする請求項1記載の打撃工具。
  4. 【請求項4】 前記緩衝部材の所定寿命と打撃工具の寿
    命とがほぼ同じであることを特徴とする請求項1又は2
    記載の打撃工具。
  5. 【請求項5】 前記緩衝部材の所定寿命とは約107
    であることを特徴とする請求項1乃至3記載の打撃工
    具。
  6. 【請求項6】 前記緩衝部材はゴム硬度HS90程度の
    硬度を有するウレタンゴムであることを特徴とする請求
    項1乃至4記載の打撃工具。
  7. 【請求項7】 モータの回転運動をピストンの往復運動
    に変換させて、先端工具を被削材に押し付けて初めて空
    気バネを利用して打撃子を追従させ、中間子を介して該
    先端工具に連続打撃を伝達し、更に該先端工具の取付角
    度を多段階に可変できる工具保持装置を有する打撃工具
    において、該先端工具を収納するリテーナスリーブを軸
    支し該打撃工具本体に固定されたフロントカバと、該フ
    ロントカバに案内されて前記中間子のはね返り荷重を受
    ける第二のハンマホルダと係合し、該中間子の工具軸方
    向前方への移動量を規制する凸部を内周に設けた第一の
    ハンマホルダとの間に、該リテーナスリーブと該第一の
    ハンマホルダ内で工具軸方向に摺動可能な前記中間子の
    空打ち発生時の打撃力を緩衝する緩衝部材を設け、更に
    前記工具保持装置を有するために該第一のハンマホルダ
    の先端部と前記リテーナスリーブの後端部の間に設けた
    隙間で、前記緩衝部材の変形量を規制することを特徴と
    する打撃工具。
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