JP2000100400A - 筒形アルカリ電池 - Google Patents
筒形アルカリ電池Info
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- JP2000100400A JP2000100400A JP10270867A JP27086798A JP2000100400A JP 2000100400 A JP2000100400 A JP 2000100400A JP 10270867 A JP10270867 A JP 10270867A JP 27086798 A JP27086798 A JP 27086798A JP 2000100400 A JP2000100400 A JP 2000100400A
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- Japan
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- battery
- gasket
- annular thin
- alkaline battery
- internal pressure
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- Pending
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
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- Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)
- Gas Exhaust Devices For Batteries (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 防爆構造を備えたアルカリ電池において、電
池内圧上昇時のガスケットの防爆作動時に薄肉部以外に
周辺厚肉部にも割れを生じ、ガスが一気に外部へ排出さ
れ、ガスの排出に伴い電池内部の電解液の電池外部への
飛散度合いも増大する。 【解決手段】 ガスケット7の環状薄肉部14をガスケ
ット7の中央部11に対して、電池内部側に鋭角に形成
することにより電池内圧上昇時のガスケット破断力を低
下させ、防爆機構作動時のガスの排出の勢いを抑制し、
電解液の外部への飛散を軽減させ、電池の安全性を向上
させることができる。
池内圧上昇時のガスケットの防爆作動時に薄肉部以外に
周辺厚肉部にも割れを生じ、ガスが一気に外部へ排出さ
れ、ガスの排出に伴い電池内部の電解液の電池外部への
飛散度合いも増大する。 【解決手段】 ガスケット7の環状薄肉部14をガスケ
ット7の中央部11に対して、電池内部側に鋭角に形成
することにより電池内圧上昇時のガスケット破断力を低
下させ、防爆機構作動時のガスの排出の勢いを抑制し、
電解液の外部への飛散を軽減させ、電池の安全性を向上
させることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、筒形アルカリ電池
の封口構造に関するものである。
の封口構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、アルカリ電池は誤使用等により
充電や過放電された場合に電池内でガスが発生して電池
内圧が異常に上昇しても、電池が破裂しないような工夫
がされている。
充電や過放電された場合に電池内でガスが発生して電池
内圧が異常に上昇しても、電池が破裂しないような工夫
がされている。
【0003】その一例として例えば、封口用のガスケッ
トの一部に薄肉部を設けることにより、ガス発生による
電池内圧の上昇時に薄肉部を破断させて、電池内部のガ
スを強制的に外部に排気させる防爆機構を設置してい
る。
トの一部に薄肉部を設けることにより、ガス発生による
電池内圧の上昇時に薄肉部を破断させて、電池内部のガ
スを強制的に外部に排気させる防爆機構を設置してい
る。
【0004】また、図3に示すように、ガスケット31
の環状薄肉部32が破断する際、ガスケット31の環状
薄肉部32に連なる連結部33が環状薄肉部32と共に
ガス圧に押されて外方向に膨らみ、環状薄肉部32の破
断を阻害することを防ぐ目的で、ガスケット31の連結
部33の上面に突出するリブ34を中央部35より放射
状に設けた構造も提案されている(例えば特開平7−1
22247号公報)。
の環状薄肉部32が破断する際、ガスケット31の環状
薄肉部32に連なる連結部33が環状薄肉部32と共に
ガス圧に押されて外方向に膨らみ、環状薄肉部32の破
断を阻害することを防ぐ目的で、ガスケット31の連結
部33の上面に突出するリブ34を中央部35より放射
状に設けた構造も提案されている(例えば特開平7−1
22247号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
形状において、ガスケット31の防爆機構作動時にガス
ケット31の環状薄肉部32の破断圧力が大きいと、破
断した環状薄肉部32からガスが排出される際、ガスの
勢いで環状薄肉部32以外の周辺厚肉部にも割れを生
じ、ガスが一気に外部へ排出され、ガスの排出に伴って
電池内部の電解液の電池外部への飛散度合いも増大する
という問題がある。
形状において、ガスケット31の防爆機構作動時にガス
ケット31の環状薄肉部32の破断圧力が大きいと、破
断した環状薄肉部32からガスが排出される際、ガスの
勢いで環状薄肉部32以外の周辺厚肉部にも割れを生
じ、ガスが一気に外部へ排出され、ガスの排出に伴って
電池内部の電解液の電池外部への飛散度合いも増大する
という問題がある。
【0006】本発明は上記の従来の問題を解決するもの
で、電池の逆接続等の誤使用により、電池内圧が異常に
上昇した場合に、ガスケットの環状薄肉部の破断圧力を
低下させ、ガスの排出の勢いを抑制し、電解液の外部へ
の飛散を軽減したアルカリ電池を提供することを目的と
する。
で、電池の逆接続等の誤使用により、電池内圧が異常に
上昇した場合に、ガスケットの環状薄肉部の破断圧力を
低下させ、ガスの排出の勢いを抑制し、電解液の外部へ
の飛散を軽減したアルカリ電池を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明のアルカリ電池は、従来のガスケット形状の
改良により環状薄肉部をガスケット軸部に対して、電池
内部側に鋭角に形成している。
に、本発明のアルカリ電池は、従来のガスケット形状の
改良により環状薄肉部をガスケット軸部に対して、電池
内部側に鋭角に形成している。
【0008】この構成により電池内圧上昇時のガスケッ
ト破断力を低下させ、防爆機構作動時のガスの排出の勢
いを抑制し、電解液の外部への飛散を軽減したガスケッ
トの形状とした。
ト破断力を低下させ、防爆機構作動時のガスの排出の勢
いを抑制し、電解液の外部への飛散を軽減したガスケッ
トの形状とした。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を示す
一実施例のアルカリ電池について図面を参照しながら説
明する。
一実施例のアルカリ電池について図面を参照しながら説
明する。
【0010】図1は本発明の一実施例に用いた単1サイ
ズのアルカリ乾電池の半裁断図面であり、図2は図1に
示す電池に使用されているガスケットを示すもので、
(a)はその平面図、(b)はその半裁断面図、(c)
は前記(b)におけるA部の拡大半裁断面図である。
ズのアルカリ乾電池の半裁断図面であり、図2は図1に
示す電池に使用されているガスケットを示すもので、
(a)はその平面図、(b)はその半裁断面図、(c)
は前記(b)におけるA部の拡大半裁断面図である。
【0011】図1において、ラベル外装1を施し正極端
子を兼ねる正極ケース2内には、二酸化マンガンと黒鉛
を主とする円筒状の正極合剤3が圧入されている。4は
有底円筒状のセパレータで、その内部には亜鉛合金粉末
をゲル状電解液に分散,混合した亜鉛ゲル負極5が充填
されている。6は負極集電子、7は正極ケース2の開口
部を閉塞するガスケットで、このガスケット7には、負
極端子を兼ねる底板8が負極集電子6の頭部に溶接さ
れ、かつ周縁には絶縁リング9が配置されている。そし
て、正極ケース2の開口部を内側にかしめることにより
封口されている。
子を兼ねる正極ケース2内には、二酸化マンガンと黒鉛
を主とする円筒状の正極合剤3が圧入されている。4は
有底円筒状のセパレータで、その内部には亜鉛合金粉末
をゲル状電解液に分散,混合した亜鉛ゲル負極5が充填
されている。6は負極集電子、7は正極ケース2の開口
部を閉塞するガスケットで、このガスケット7には、負
極端子を兼ねる底板8が負極集電子6の頭部に溶接さ
れ、かつ周縁には絶縁リング9が配置されている。そし
て、正極ケース2の開口部を内側にかしめることにより
封口されている。
【0012】ガスケット7はナイロン系樹脂製で、その
形状は図2に示すように外周縁部10と中央部11との
連結部12の上面に底板8方向に突出する補強の機能を
果すリブ13が放射状に4本設けられ、環状薄肉部14
が中央部11とリブ13の連なる部分に設けられてい
る。
形状は図2に示すように外周縁部10と中央部11との
連結部12の上面に底板8方向に突出する補強の機能を
果すリブ13が放射状に4本設けられ、環状薄肉部14
が中央部11とリブ13の連なる部分に設けられてい
る。
【0013】アルカリ電池の場合、環状薄肉部14は、
肉厚は通常0.2〜0.4mm程度が好ましく、薄肉幅
は通常0.3〜0.7mm程度が好ましい。本実施例に
示すものは肉厚0.3mm,薄肉幅0.5mmにしてい
る。
肉厚は通常0.2〜0.4mm程度が好ましく、薄肉幅
は通常0.3〜0.7mm程度が好ましい。本実施例に
示すものは肉厚0.3mm,薄肉幅0.5mmにしてい
る。
【0014】以上に述べた単1形アルカリ乾電池につい
て、ガスケット7の前記環状薄肉部14を、図2(c)
に示したように電池内部側に鋭角に形成した電池を作製
し、本発明の一実施例とした。
て、ガスケット7の前記環状薄肉部14を、図2(c)
に示したように電池内部側に鋭角に形成した電池を作製
し、本発明の一実施例とした。
【0015】また、前記環状薄肉部14を電池内部側に
鋭角にしないガスケットを使用した以外は上記実施例と
同様にして単1形アルカリ乾電池を作製し、これを従来
例とした。
鋭角にしないガスケットを使用した以外は上記実施例と
同様にして単1形アルカリ乾電池を作製し、これを従来
例とした。
【0016】次に4個中1個を逆接続にし、逆接続した
電池を故意にガスを発生させ、安全性試験を上記実施例
と従来例の両方の電池で実施し、防爆作動時にガスケッ
トの環状薄肉部以外の連結部12等の周辺厚肉部の割れ
の状況と電解液のガス排出孔からの最大飛散距離を表1
に示した。なお、試験個数は各々60セットとし、逆接
続させた実施例と従来例の電池のみについて確認を行っ
た。
電池を故意にガスを発生させ、安全性試験を上記実施例
と従来例の両方の電池で実施し、防爆作動時にガスケッ
トの環状薄肉部以外の連結部12等の周辺厚肉部の割れ
の状況と電解液のガス排出孔からの最大飛散距離を表1
に示した。なお、試験個数は各々60セットとし、逆接
続させた実施例と従来例の電池のみについて確認を行っ
た。
【0017】
【表1】
【0018】この表1から明らかなように、本発明の実
施例の電池はガスケットの環状薄肉部周辺の厚肉部の割
れは生じておらず、防爆作動時に安定的に防爆機構が作
動していることがわかる。また、このことにより防爆作
動時の電解液の電池外部への飛散も軽減できた。
施例の電池はガスケットの環状薄肉部周辺の厚肉部の割
れは生じておらず、防爆作動時に安定的に防爆機構が作
動していることがわかる。また、このことにより防爆作
動時の電解液の電池外部への飛散も軽減できた。
【0019】以上のように本実施例によれば、ガスケッ
ト7の環状薄肉部14を電池内部側に鋭角に形成するこ
とにより、防爆作動時に環状薄肉部14周辺の厚肉部に
割れを生じさせることなく、防爆の信頼性を向上させる
ことができる。
ト7の環状薄肉部14を電池内部側に鋭角に形成するこ
とにより、防爆作動時に環状薄肉部14周辺の厚肉部に
割れを生じさせることなく、防爆の信頼性を向上させる
ことができる。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明の構成により、電池
内圧上昇時の防爆作動機構の信頼性と、電池の安全性を
高めたアルカリ電池を実現できるものである。
内圧上昇時の防爆作動機構の信頼性と、電池の安全性を
高めたアルカリ電池を実現できるものである。
【図1】本発明の一実施例におけるアルカリ乾電池の半
裁断図面
裁断図面
【図2】(a)本発明の一実施例におけるガスケットの
平面図 (b)同ガスケットの半裁断面図 (c)図2(b)のA部の拡大半裁断面図
平面図 (b)同ガスケットの半裁断面図 (c)図2(b)のA部の拡大半裁断面図
【図3】(a)従来例におけるガスケットの平面図 (b)同ガスケットの半裁断面図
1 ラベル外装 2 正極ケース 3 正極合剤 4 セパレータ 5 亜鉛ゲル負極 6 負極集電子 7 ガスケット 8 底板 9 絶縁リング 10 外周縁部 11 中央部 12 連結部 13 リブ 14 環状薄肉部
フロントページの続き (72)発明者 大窪 威 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5H011 AA13 CC06 DD15 FF03 GG02 HH02 JJ04 JJ11 5H012 AA01 BB02 DD02 DD05 EE01 FF01 GG03 JJ01
Claims (2)
- 【請求項1】 発電要素を収容した電池ケースと、この
電池ケースの開口部を閉塞し、ガス圧力により破断を生
じる環状薄膜部を有する樹脂製のガスケットを備え、前
記ガスケットは、集電子を抱持する中央部と、電池ケー
スの開口部に密接する外周縁部と、中央部と外周縁部を
連結する連結部とを有し、前記中央部と連結部とが連な
る部分に環状薄膜部を設け、前記環状薄膜部は前記中央
部から電池の内部側へ傾斜させて設置されていることを
特徴とする筒形アルカリ電池。 - 【請求項2】 ガスケットの連結部の上面または/およ
び下面に突出するリブを放射状に設けた請求項1記載の
筒形アルカリ電池。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10270867A JP2000100400A (ja) | 1998-09-25 | 1998-09-25 | 筒形アルカリ電池 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10270867A JP2000100400A (ja) | 1998-09-25 | 1998-09-25 | 筒形アルカリ電池 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000100400A true JP2000100400A (ja) | 2000-04-07 |
Family
ID=17492084
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10270867A Pending JP2000100400A (ja) | 1998-09-25 | 1998-09-25 | 筒形アルカリ電池 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000100400A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002075315A (ja) * | 2000-09-04 | 2002-03-15 | Hitachi Maxell Ltd | アルカリ乾電池 |
-
1998
- 1998-09-25 JP JP10270867A patent/JP2000100400A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002075315A (ja) * | 2000-09-04 | 2002-03-15 | Hitachi Maxell Ltd | アルカリ乾電池 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040615 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040804 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040907 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050105 |