JPH10172528A - 非水電解液電池 - Google Patents
非水電解液電池Info
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- JPH10172528A JPH10172528A JP8325625A JP32562596A JPH10172528A JP H10172528 A JPH10172528 A JP H10172528A JP 8325625 A JP8325625 A JP 8325625A JP 32562596 A JP32562596 A JP 32562596A JP H10172528 A JPH10172528 A JP H10172528A
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- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M50/00—Constructional details or processes of manufacture of the non-active parts of electrochemical cells other than fuel cells, e.g. hybrid cells
- H01M50/30—Arrangements for facilitating escape of gases
- H01M50/342—Non-re-sealable arrangements
- H01M50/3425—Non-re-sealable arrangements in the form of rupturable membranes or weakened parts, e.g. pierced with the aid of a sharp member
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M50/00—Constructional details or processes of manufacture of the non-active parts of electrochemical cells other than fuel cells, e.g. hybrid cells
- H01M50/50—Current conducting connections for cells or batteries
- H01M50/572—Means for preventing undesired use or discharge
- H01M50/574—Devices or arrangements for the interruption of current
-
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
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- Electrochemistry (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Gas Exhaust Devices For Batteries (AREA)
- Connection Of Batteries Or Terminals (AREA)
Abstract
弁2と正極端子3との間の電気的接触状態が良好であ
り、さらに、安全弁2によってガスケット8が十分に圧
縮され、耐漏液性に優れた非水電解液電池を実現する。 【解決手段】 貫通孔5aが形成された蓋板5と、この
蓋板5の貫通孔5aを閉塞する開裂膜6と、補強リング
7により構成される安全弁において、上記蓋板5の貫通
孔5aの周りに少なくとも2段の段差部5b,5cを形
成し、上記開裂膜6と補強リング7を、蓋板5の貫通孔
側から1段目の段差部5b上に収める。そして、蓋板5
の最外周の段差部5cと、正極端子3の平坦な外周部3
cとを接触させることで、正極端子3と安全弁2との導
通を図る。
Description
に異常反応時に発生する電池の内圧上昇に際して内圧を
開放する安全弁の改良に関する。
性能,長寿命といった利点を有することから、非水電解
液電池が各種電子機器、特に携帯用電子機器の供給電源
として用いられているようになっている。
塩として用いるものであり、その一例として、リチウム
あるいはリチウム合金を負極活物質として用い、二酸化
マンガンを正極活物質として用いる二酸化マンガンリチ
ウム電池が知られている。この二酸化マンガンリチウム
電池は、たとえば筒型の電池としてカメラ等で用いられ
ている。
は、高電圧での充電等、誤った使用状態となされた場
合、電池内で異常反応が発生し、電池の温度上昇や内圧
上昇が生じてしまう。この温度上昇や内圧上昇を放って
おくと、電池缶の膨張、さらには破裂に至る可能性があ
る。
電池の過度な内圧上昇を防ぐために、電池内が所定の内
圧を越えたときに内圧を開放する安全弁が備えられるの
が通常である。
11aを有し、外周側が垂直に立ち上がった蓋板11上
に、この蓋板11の貫通孔11aを閉塞する開裂膜12
と、補強リング13が設けられ、図7(b)に示すよう
に、上記蓋板11の外周縁部が内側に折り返されること
で、これら開裂膜12と補強リング13の外周縁部が蓋
板11に対して押さえ付けられる。なお、上記開裂膜1
2は、金属箔表面にプラスチックが被覆された積層フィ
ルムであり、所定の圧力がかかると開裂するような強度
となっている。
には、発電要素が収容された円筒形電池缶の開口部に、
上記安全弁と、排気孔が形成された正極端子を、絶縁ガ
スケットを介して当てがい、カシメ、密閉する。
は、電池内圧が上昇すると、開裂膜12が正極端子側に
膨張し、所定の圧力を越えたところで開裂する。これに
よって、電池缶内のガスが、蓋板の貫通孔、正極端子の
排気孔を通過して外部に排気され、内圧上昇による電池
缶の破裂が回避されることになる。
うな安全弁を電池に組み込んだ場合、電池缶内で安全弁
が大きな体積を占め、その分、電極の収容できる有効容
積が減少する。このことは、電池容量の向上を図る上で
不利になる。
極が安全弁の蓋板11を介して正極端子と接続され、こ
のうち蓋板11と正極端子の接続は、蓋板11の折り返
し部11bと正極端子の外周縁部を接触させることで行
われる。この折り返し部11bと正極端子の外周縁部で
の接触の場合、接触面積が十分にとれず、電池の負荷特
性を落とす原因となる。
す折り返し工程が非常に煩雑である上、折り返し部11
aは曲面状になることから、カシメ工程に際して、ガス
ケットを十分に圧縮することができない。このため、電
池の密閉性が低くなり、電解液の漏液が生じ易いといっ
た問題がある。
鑑みて提案されたものであり、安全弁の占める容積が小
さく、また、安全弁の蓋板と正極端子との接触面積が十
分に確保され、さらに、安全弁によってガスケットが十
分に圧縮され、耐漏液性に優れた非水電解液電池を提供
することを目的とする。
めに、本発明の非水電解液電池は、開口部を有する電池
缶内に負極と正極が収納され、この電池缶の開口部側の
端部に、前記電池缶の開口部を密閉するとともに電池缶
が所定の内圧を越えたときに内圧を開放する安全弁と、
排気孔を有する正極端子が、絶縁ガスケットを介して取
り付けられてなる非水電解液電池であって、上記安全弁
は、貫通孔が形成された蓋板と、この蓋板の貫通孔を閉
塞する開裂膜と、補強リングよりなり、上記蓋板は、貫
通孔の周りに少なくとも2段の段差部を有し、上記開裂
膜と補強リングは、蓋板の貫通孔側から1段目の段差部
上に収められていることを特徴とするものである。
少なくとも2段の段差部が形成されているので、段差の
少ない蓋板に比べて強度が得られる。したがって、蓋板
の板厚をある程度薄くした場合でも電池のカシメ時にか
かる外力に十分に耐えられ、そのような薄い板厚とする
ことで安全弁の占有容積が小さくなる。
グが蓋板の1段目の段差部に収容されており、それより
も外周側の段差部と正極端子が接合されることで蓋板と
正極端子が導通される。
折り返さなくても正極端子との導通が図れるので、煩雑
な折り返し工程が不要であり、安全弁の作製工程を簡易
化できる。また、折り返し部を有さない分、占有容積が
小さくなる。
子の平坦部との電気的接触では、良好な接触状態が得ら
れ、またこれらの接触面積を制御することによって電気
抵抗が容易に低められる。したがって、電池の負荷特性
が改善される。
て説明する。
に示すように、開口部を有する電池缶1内に渦巻状電極
素子4が収容され、この電池缶1の開口部が、安全弁2
と、正極端子3によって封口されて構成される。
の一端が閉塞され、他の一端が開口部とされている。こ
の電池缶1は、たとえば鉄に熱伝導性の高いニッケル等
がメッキされて構成され、その円筒の外周面には絶縁性
の外装ラベルが被覆されている。
渦巻状電極素子4が収容される。
ウム合金箔等が用いられる。この負極には負極リード
(図示せず)の一端が溶接され、当該負極リードの他の
一端は電池缶に溶接される。
て用いられる。この活物質を用いて正極を構成するに
は、MnO2と導電剤及び結着剤よりなる正極合剤を帯
状の集電体の両面に配し、成型する。なお、正極には正
極リード9の一端が溶接され、当該正極リード9の他の
一端は後述の安全弁2の蓋板5に溶接される。
積層され、渦巻状に巻回された形で上記電池缶1内に収
納される。
入される。この非水電解液は、有機溶媒に電解質塩とな
るリチウム塩が溶解されてなるものである。
ト,エチレンカーボネート,γ−ブチロラクトン等のエ
ステル類や、ジエチルエーテル,テトラヒドロフラン,
置換テトラヒドロフラン,ジオキソラン,ピラン及びそ
の誘導体,ジメトキシエタン、ジエトキシエタン等のエ
ーテル類や、3−メチル−2−オキサゾリジノン等の3
置換−2−オキサゾリジノン、スルホラン、メチルスル
ホラン、アセトニトリル、プロピオニトリル等が挙げら
れる。これらの有機溶媒は、単独で使用しても2種類以
上混合して使用しても構わない。
ム、ホウフッ化リチウム、リンフッ化リチウム、塩化ア
ルミン酸リチウム、ハロゲン化リチウム、トリフルオロ
メタンスルホン酸リチウム等が使用される。
と正極端子3によって封口される。
孔5aが形成された蓋板5と、この蓋板5の貫通孔5a
を閉塞する開裂膜6と、補強リング7よりなる。
よって構成されており、貫通孔5aを略中心とした円形
状に成形され、図3に示すように、貫通孔5aの周りに
は、外周側で高さ位置が高くなるように、少なくとも2
段の段差部5b,5cが形成されている。
は、貫通孔5a側から1段目の段差部5b上に収容さ
れ、溶着される。
きに開裂するような強度となされたフィルムである。こ
の開裂膜6としては、たとえば金属箔の表面に高分子樹
脂を被覆させた積層フィルムが使用される。この積層フ
ィルムにおいて、金属箔としてはアルミニウム箔等が用
いられ、高分子樹脂としてはポリプロピレンやポリエチ
レン等が用いられる。この開裂膜6は、上記蓋板5の貫
通孔5a側から1段目の段差5bの外径より若干小径と
なされた円形状とされている。
を補強するためのものである。この補強リング7は、上
記開裂膜6と同じ程度の外径となされており、略中心部
に貫通孔7aが形成されることでリング状とされてい
る。
成されている。この正極端子3は、図1に示すように安
全弁2の蓋板5と略等しい外径の円形状に成形され、略
中心部に電池の外側に突出する突出部3bを有し、この
突出部3bの周りが平坦部3cとされている。なお、こ
の突出部3bの周面には排気孔3aが形成されている。
2を構成する蓋板5の最外周の段差部(この場合、貫通
孔側から2段目の段差部)5c上に正極端子3の平坦部
3cが接合され、この状態で、電池缶1の開口部に、絶
縁ガスケット8を介して当てがわれる。そして、電池缶
1の開口部側の端部がカシメられることで電池缶1内が
密閉され、電池が構成される。
に動作する。
応が発生し、電池内圧が上昇した場合には、安全弁2の
開裂膜6が正極端子3側に膨張し、所定の圧力を越えた
ところで開裂する。これによって、電池缶1内のガス
が、蓋板5と補強リング7の貫通孔5a,7a、正極端
子3の排気孔3aを通過して外部に排気され、内圧上昇
による電池缶1の破裂が回避されることになる。
るが、この実施の形態の非水電解液電池では、安全弁2
の蓋板5に少なくとも2段の段差部5b,5cが形成さ
れているので、段差の少ない蓋板に比べて強度が得られ
る。したがって、蓋板5の板厚をある程度薄くした場合
でも電池のカシメ時にかかる外力に対して十分に耐えら
れ、そのような薄い板厚とすることで安全弁2の占有容
積を小さくすることが可能である。
リング7が蓋板5の1段目の段差部5bに収容されてお
り、それよりも外周側の段差部5cと正極端子3の平坦
部3cが接合されることで蓋板5と正極端子3が導通さ
れる。
部を折り返さなくても正極端子3との導通が図れるの
で、煩雑な折り返し工程が不要であり、安全弁2の作製
工程を簡易化できる。また、折り返し部を有さない分、
占有容積が小さくなる。
ないことから、蓋板5の直角となっている周縁部によっ
て絶縁ガスケットが直接圧縮され、電池の密閉性が改善
される。
正極端子3の平坦部3cとの電気的接触では、良好な接
触状態が得られ、またこれらの接触面積を制御すること
によって電気抵抗が容易に低められる。したがって、電
池の負荷特性が改善される。
グ7の外径をa、正極端子3の平坦部3cの内径をbと
したときに、a>bなる関係を満たし、且つ、図4に示
すように、電池缶のカシメ前において、補強リング7の
上面の高さ位置が、上記蓋板5の最外周の段差部5cの
高さ位置よりも、高さ差hが0.2mm未満の範囲で高
くなされているのが望ましい。a>bなる関係を満たす
ようにすること、すなわち正極端子3の平坦部3cと補
強リング7とを一部重ならせ、且つ、補強リング7の上
面の高さ位置を、蓋板5の最外周の段差部5cの高さ位
置よりも若干高くすると、正極端子3の平坦部3cによ
って補強リング7が下側に押し付けられるようになる。
これにより、補強リング7や開裂膜6の熱溶着の信頼性
が向上し、電池の密閉性が改善される。なお、補強リン
グ7の上面の高さ位置がこれよりも高くなると、蓋板5
の最外周の段差部5cと正極端子3の平坦部3cとの間
にスペースが空いてしまい、電気的接触が得られなくな
る。
が形成されるが、この貫通孔7aの形状は、図5に示す
ように、当該貫通孔7aの内方に向かって突出する先頭
部7bを有するような形状であるのが望ましい。この例
では、貫通孔7aが、二つの円の一部が重ねられた如き
形状とされており、内方に突出する2つの先頭部7bを
有している。このような先頭部7bが形成されている
と、電池内圧の上昇によって開裂膜6が正極端子3側に
膨張したときに、この貫通孔7aの先頭部7bに当該開
裂膜6が接触し、速やかに破断する。つまり、電池内圧
の上昇が始まってから比較的速い段階で安全弁が動作す
るので、電池の安全性がより改善されることになる。
非水電解液電池には、図6に示すように、さらに蓋板5
の最外周の段差部5cと正極端子3の平坦部3cとの間
に、リング状の感温抵抗素子10を介在させても良い。
件下では導電性を示し、この感温抵抗素子10を介して
蓋板5と正極端子3とが導通される。一方、電池温度が
異常上昇した場合には、この感温抵抗素子10の抵抗値
が上昇し、蓋板5と正極端子3間で電流が遮断される。
これにより、電池内の異常反応が停止する。
グ7の外径をa、当該感温抵抗素子10の内径をcとし
たときに、a>cなる関係を満たすことが望ましい。a
>cなる関係を満たすようにすること、すなわち感温抵
抗素子10と補強リング5を一部重ならせることによっ
て、この感温抵抗素子10を介して正極端子3の平坦部
によって補強リング7が下側に押し付けられるようにな
る。これにより、補強リング7や開裂膜6の熱溶着の信
頼性が向上し、電池の密閉性が改善される。
合、蓋板5の最外周の段差部5cと感温抵抗素子10の
接触面積Aは、感温抵抗素子の一主面における面積をB
としたときにA≧0.25Bなる関係を満たすことが望
ましい。接触面積Aがこの範囲よりも小さい場合には電
気的抵抗が高くなり、電池の負荷特性が損なわれる。
ついて実験結果に基づいて説明する。
m)を用意した。
た。
質として90質量部、導電剤となるグラファイトを6質
量部、結着剤となるポリテトラフルオロエチレン(PT
FE)を4質量部を混合して正極合剤を調製した。そし
て、この正極合剤を、正極集電体となるステンレス製エ
クスパンドメタルの両面に配し、帯状に成型することで
正極(長さ245mm,幅24.5mm)を作製した。
る微多孔性ポリエチレンフィルムを、外径17mm、高
さ34mmの電池缶の中に適切に収まるように寸法調節
した。そして、正極と負極を、セパレータを介して積層
し、渦巻状に多数回巻回することで渦巻状電極素子を作
製した。
を電池缶に収納し、負極からニッケル製負極リードを導
出して電池缶に溶接した。
た。
ンレス製の皿状の円板である。この蓋板には、略中心部
にガス抜きのための貫通孔が形成されており、この貫通
孔の周りに2段の段差部が形成されている。
段差部上に、20μm厚のAl箔に40μm厚のポリエ
チレン系樹脂をラミネートした積層フィルム(開裂膜)
と、補強リングを収め、熱溶着することで安全弁を作製
した。なお、この補強リングには、2つの円を一部重ね
た如き形状の貫通孔が形成されている。
れた円筒状の電池缶を用意する。この電池缶は、開口部
側の端部近傍にくびれが形成され、このくびれによって
電池缶内に形成される凸部上にアスファルトを塗布した
絶縁ガスケットを取り付けた。
は、ステンレス製の正極リードを導出して蓋板に溶接し
た。
ーボネート60体積部とジメトキシエタン40体積部よ
りなる混合溶媒中にLiCF3SO3を0.7mol/l
溶解させた電解液を注入した。
取り付けられた絶縁ガスケット上に載せ、さらに、安全
弁を構成する蓋板の上に、リング状の感温抵抗素子と、
凸部を有するとともにこの凸部の周りが平坦部とされた
正極端子を配設し、電池缶2をカシメることで素電池
(一次電池)を作製した。
リプロピレン製のワッシャー7を配置した。次いで、熱
収縮性プラスチックフィルムを基材とした外装ラベル
を、裏面に接着剤を塗布した後、上記素電池の外周面に
巻き付け、接着した。その後、素電池の上下にはみ出て
いる外装ラベルを熱収縮させることでワッシャーを押さ
え、直径17mm、高さ34mmの円筒型非水電解液電
池を作製した。
弁の蓋板及び補強リング、感温抵抗素子、正極端子の寸
法は次の通りである。
と補強リングの上面との高さ位置の高さ差h;0.18
mm、補強リングの外径a;11.1mm 正極端子の外周平坦部の内径b:9.6mm 感温抵抗素子の内径c:5mm比較例1 安全弁を次のようにして作製したこと以外は実施例1と
同様にして非水電解液電池を作製した。
が垂直に立ち上がった蓋板を用意し、この蓋板の内側に
開裂膜と補強板を配設した。そして、これら開裂膜と補
強板を温度160℃で1分間熱溶着することで蓋板に固
定し、さらに蓋板の外周部をカシメることで安全弁を作
製した。
で作製した安全弁の体積よりも大きいため、正極の幅を
24mmにした。
について、まず、1.2Aで3秒間放電を行った後、7
秒間中断するといったパルス放電を、終止電圧1.3V
まで行った。その際の放電容量を表1に示す。
は、正極の幅が広くとれていることから、比較例1の電
池に比べて大きな放電容量が得られる。
有する蓋板の1段目の段差部上に開裂膜と補強リングを
収めて安全弁を構成し、蓋板の最外周の段差部と正極端
子の平坦部を接触させるようにすると、安全弁の占有容
積が小さくなり、放電容量が改善されることがわかっ
た。
のうち50個を、温度80℃下で20日間貯蔵した。ま
た、他の50個を、温度100℃下で24時間貯蔵し
た。そして、貯蔵後の電解液の漏液の発生の有無を調べ
た。漏液が発生した電池個数を表2に示す。
温度80℃下での貯蔵、温度100℃下での貯蔵のいず
れにおいても漏液の発生が抑えられている。これに対し
て、比較例1の電池では、温度80℃下での貯蔵では2
個の電池に漏液が認められ、温度100℃下での貯蔵で
は4個の電池に漏液が認められる。
有する蓋板の1段目の段差部上に開裂膜と補強リングを
収めて安全弁を構成し、蓋板の最外周の段差部と正極端
子の平坦部を接触させるようにすると、蓋板を折り返
し、この折り返し部と正極端子の平坦部を接触させるの
に対して、電池の密閉性が改善されるようになることが
わかった。
明の非水電解液電池では、安全弁が、貫通孔が形成され
た蓋板と、この蓋板の貫通孔を閉塞する開裂膜と、補強
リングよりなり、上記蓋板は、貫通孔の周りに少なくと
も2段の段差部を有し、上記開裂膜と補強リングは、蓋
板の貫通孔側から1段目の段差部上に収められているの
で、安全弁の占有容積が小さく、その分、電極の収容容
積を確保することができる。また、この安全弁は、煩雑
な折り返し工程が不要であるので作製工程が簡易化でき
る。さらに、この安全弁では、正極端子との導通が、蓋
板の最外周の段差部と、正極端子の平坦な外周部との接
触によってなされるので、良好な接触状態が得られ、電
池の負荷特性が改善できる。
示す要部概略断面図である。
を分解して示す断面図である。
る。
の高さ関係を示す断面図である。
図である。
を示す要部概略断面図である。
であり、(a)は蓋板をカシメる前の状態を示す断面
図、(b)は蓋板をカシメた状態を示す断面図である。
状電極素子、5 蓋板、6 開裂膜、7 補強リング、
10 感温抵抗素子
Claims (4)
- 【請求項1】 開口部を有する電池缶内に負極と正極が
収納され、 この電池缶の開口部側の端部に、前記電池缶の開口部を
密閉するとともに電池缶が所定の内圧を越えたときに内
圧を開放する安全弁と、排気孔を有する正極端子が、絶
縁ガスケットを介して取り付けられてなる非水電解液電
池において、 上記安全弁は、貫通孔が形成された蓋板と、この蓋板の
貫通孔を閉塞する開裂膜と、補強リングよりなり、 上記蓋板は、貫通孔の周りに少なくとも2段の段差部を
有し、 上記開裂膜と補強リングは、蓋板の貫通孔側から1段目
の段差部上に収められていることを特徴とする非水電解
液電池。 - 【請求項2】 正極端子は、略中心部に電池缶の外側に
突出する凸部を有し、この凸部の周りが平坦部とされる
とともに、この平坦部が、安全弁を構成する蓋板の最外
周の段差部と接合されており、 補強リングの外径をa、正極端子の平坦部の内径をbと
したときに、a>bなる関係を満たし、且つ、 補強リングとして、上面の高さ位置が、蓋板の最外周の
段差部の高さ位置よりも0.2mm未満の範囲で高くな
されているものを用いることを特徴とする請求項1記載
の非水電解液電池。 - 【請求項3】 正極端子は、略中心部に電池缶の外側に
突出する凸部を有し、この凸部の周りが平坦部とされて
おり、また、 蓋板の最外周の段差部上には、リング状の感温抵抗素子
が設けられ、 正極端子の平坦部がこの感温抵抗素子に接合されている
ことを特徴とする請求項1記載の非水電解液電池。 - 【請求項4】 補強リングの外径をa、正極端子の平坦
部の内径をb、感温抵抗素子の内径をcとしたときに、
a>b及びa>cなる関係を満たし、且つ、 補強リングとして、上面の高さ位置が、蓋板の最外周の
段差部の高さ位置よりも0.2mm未満の範囲で高くな
されているものを用いることを特徴とする請求項3記載
の非水電解液電池。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32562596A JP3646442B2 (ja) | 1996-12-05 | 1996-12-05 | 非水電解液電池 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32562596A JP3646442B2 (ja) | 1996-12-05 | 1996-12-05 | 非水電解液電池 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10172528A true JPH10172528A (ja) | 1998-06-26 |
JP3646442B2 JP3646442B2 (ja) | 2005-05-11 |
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ID=18178954
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32562596A Expired - Fee Related JP3646442B2 (ja) | 1996-12-05 | 1996-12-05 | 非水電解液電池 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3646442B2 (ja) |
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