留学の仕方

残念ながら、アメリカの私立高校（寮制高校）は１２年生からの編入学を認めていません。 アメリカの高校間の編入であれば、ごくまれに認められる特殊なケースもあるかもしれませんが、少なくとも日本から始めて留学する生徒を１２年生で受け入れる学校はほぼ皆無と思います。 ご存知のように私立高校はプレップスクール（大学進学準備校）ですから、１０年生レベルからSAT対策などの大学出願準備にとりかかり、レベルの高い教育を行っています。１２年生になった直後の秋（今頃の季節）にはすでに大学への出願が始まりますので、進学準備は１０～１１年生で行うものです。 日本の高３レベルで編入するとしたら、１０年生か１１年生に編入希望の学年を落として、この秋に出願すれば可能かもしれません。しかし、私立高校は出願して入学審査に合格しなければ留学はできません。 出願の時期はちょうど今頃から始まって来年の１月頃には締め切る学校がほとんどです。 出願期限までに、膨大な量の願書（エッセイ含む）を作成し、現在在籍する高校の先生方から英文推薦状を書いてもらったり、英文成績証明書を作ってもらったり、TOEFLかSLEPなどの英語判定試験の結果も出さなければなりません。 事前準備がなかった場合、これから志望校を選んで出願書類をすべてそろえるには、時期が遅すぎると思います。 日本の高校を優秀な成績で卒業して、アメリカの大学から留学するほうが得策かと思います。