アメリカのAdult School で学び、その学校で講師やカウンセラーをやっていた者です。
まず一言、
日本の高校を卒業してすぐにアメリカの大学へ入るのは無理です。
ましては、アメリカの政治学の名門なんて論外です。
ただし、もしあなたが今現在アメリカンスクールに通っているのなら話は別ですが。
なぜならば、あなたがアメリカでの教育スタイルを知らないからです。
その証拠に、エージェントを利用するといっていますよね。
そんなあなたは、留学を斡旋しているエージェントの恰好の餌食です。
アメリカの大学は日本の大学とは違い、入ってからが大変です。
その流れの中を英語で渡り歩く自信はありますか?
毎週のように提出しなければならない、essay, Report
そして度重なるディスカッション。どのように対応するつもりですか?
それらのノウハウ、現地の人たちは高校時代に学び、蓄積しているのです。
その人たちの中に入ってやっていけると思いますか?
留学のエージェントを利用することにも疑問を持ちます。
なぜなら、私がカウンセラーをやっていた頃、
エージェントを利用して沢山の日本人が留学してきていました、
でもそのほとんどの人たちが何も得ないまま日本へ帰っていくのを
目の当たりにしていたからです。
エージェントというのは、お金を取って、お客をアメリカへ送り込むのが仕事です。
後のことはまったくお構いなし、学んでこようが、戻ってこようが関係ないのです。
そんな人たちに払うお金があるのならば、自分の目で確かめて
そして自分の意志で決定する力をつけることに使ってもらいたいと思います。
konchiotsuさんに対するアドバイスとしては
大学に進学する前に、基礎的なノウハウや技術を身に着けることです。
エージェントを通して留学したほとんどの人たちは大学に入ってまずESLという
英語で学習するための基礎を受講させられます。
ここで現地の高校生が持っているノウハウ、
Essay, Report, Research paper, Term Paper,など書き方も教わります。
このESL(English as Second Language)は、大学の単位にはカウントされず
ただ授業料だけが消えていきます。多い人で2年近くも。。。。
またそのESLクラスが終了するまでは主要なクラスは受講できません。
ですから、そのESLクラスを受講しなくても良いレベルまで事前に準備することです。
私が教えていた生徒たちは、ESL LV7だったので、
数人はESLの受講免除でUCLAやUSCに進学していきました。
そして、留学生にとって必要不可欠なTOEFLで、
希望する大学の入学必修レベル以上の成績を取ることです。
今でも時々聞かれたり相談されたりしますが、
希望する学校はあくまで目標として
まずはその学校への編入が可能なCommunity College
もしくはCity college を目指すことだと思います。
あくまで、私が過去にCalifornia州内でアドバイスした例ですが
まず留学前、もしくは留学最初にESL専門の学校で集中的にESLを学びます。
学校に通わなくても自分で学習することは可能です。要はやる気です。
ここで、現地の高校卒業程度の学習ノウハウを身に着けます。
Essay, Report, Research Paper, Term Paper, の書き方を学んでおきます。
あと、もちろん英語は英語で理解するようになっておかなければなりません。
ディスカッションの最中、ずっと翻訳し続けているわけにはいきませんからね。
それに、英語脳で考えた事と日本語脳で考えた内容では全く異なることがあります。
次に自分の学びたい専攻があるCity College に入学します。
ここで編入する予定のCSU**(California State University **)が
トランスファーしてくれる基礎単位を集中的に受けます。
なぜならば、City Collegeのほうが、授業内容が理解しやすく、
単位も取得しやすいからです。
そしてCSUへ編入したら、最終の目標であるUC** (University of California **)
への編入を視野に入れた内容で学習を続けます。
アメリカの大学は各専攻だけでなく、その細分化された内容により学校のレベルが変わってきます。
政治学といっても範囲は非常に広くなります。
政治学の何を学びたいのかによっても薦める学校は変わってきます。
また、現地の大学で学んでいるうちに希望する学校が変わることも多々あります。
まずは、アメリカの大学でストレスなく学べる基礎を築くことをしてください。
学校を選ぶのはそれからでも遅くはないと思いますよ。
アドバイスが必要ならば、できる限りのことはしてあげられると思います。
誤解しないでほしいのですが、私はエージェントではありません。
あくまで、アメリカのAdult Schoolでボランティア講師、
そしてボランティアでカウンセラーをしていただけです。
最終的に判断されるのはあなたですから。
悔いのないようにがんばってください。
お礼
ご回答ありがとうございました。 私の質問に説明不足のところがありましたので補足させていただきます。 まず、なぜ私がアメリカで政治学を学ぼうと志したかと申しますと、現在私の姉がいわゆる名門大学で学んでいます。姉やその友人の生活を見ている限り大学に入学したことだけに満足して向上心を持たず、だらだらと日々を浪費しているように見えたのです。もちろん多くの日本の大学生がそのように生活しているわけではないことは重々承知しております。しかし、私は学生が自分への投資として真剣に学ぼうとする姿勢がアメリカの大学生(こちらももちろん全員がそうという訳ではないと思いますが)にはあると尊敬する先生から聞き、そんな方々と切磋琢磨できるような大学生活を送りたいと考えたからです。そして又私の希望している職業に就くのに有利だからです。 そしてエージェントを利用しようと思った理由は、アメリカに4000以上もある大学を一つ一つとてつもなく多忙な高校生活の中で吟味するのは、私には不可能と判断したからです。エージェントなら、その土地の治安、各校が得意とする分野、その学校にいる教授、入学システムなど私よりも多くの情報を持っていると思ったからです。 色々と説明不足で申し訳ありませんでした。