なぜ漫画家は「先生呼び」なんですか？

手塚先生の昔から、売れてる漫画家のほぼ全員がアシスタントを持っていたと思います。 そのアシスタントからすれば、メインとなる漫画家は「先生」ですよね。関係とすれば「師匠と弟子」の関係に近いでしょう。実際「元々誰々のアシスタントだった」という漫画家も数多くいます。 でもまあそれをいうなら、マッサージ屋さんだって「先生」って呼ぶケースが多いですし、どこかの営業マンがマッサージ屋さんの院長と営業するならその営業マンは「先生」と呼ぶと思います。 マッサージ屋さんも、基本的に誰かから技術を伝授されますから、「師匠と弟子」の関係がありますよね。 また俳優さんの世界も、付き人さんは付いている俳優さんのことを「先生」と呼ぶことがあります。芸人と同じで、付き人をやることで芸（芝居）を教わるからです。芸人も「師匠」と呼びますね。 徒弟制度がある業界ならどこであっても「先生」と呼ぶことはあるんじゃないでしょうかね。そういや、競馬の世界も確か調教師のことは「先生」と呼んでいたはずです。

その道を究めた方を呼ぶのでしょうか。あるいは、相手に対してへりくだった場合に、そう呼ぶのでしょうか。 そのうち俳優さんにも、先生と呼ぶ時代が来るかもしれませんね。私の常識では、ついていけません。

先生とは、 1 学問や技術・芸能を教える人。特に、学校の教師。 · 2 教師・師匠・ 医師・議員など学識のある人や指導的立場にある人を敬っていう言葉で す。 漫画家も芸術の一部という見方もあり、売れっ子なら指導的立場や 批評する側になる場合もあり尊敬されるので先生と呼ばれるのでしょう。専門的技能の持ち主でもありますから。 手塚治虫や藤子不二雄も売れっ子になった時からは先生として尊敬 されていたと思います。芸能人や有名人でも特にファンとか好き だとか、尊敬しているとかでも無ければ呼び捨てにされることが 多いでしょう。

昭和の頃でも、ファンが直接お目にかかってサインを頂くときや、御手紙を書くときは「先生」をつけてましたよ。私は伊丹空港内で手塚治虫さんに偶然お会いしたことがありますが、格別ファンというわけでもなかったので普通に「手塚治虫さん」ってお声をかけましたけど。