Webike Plusをご覧の皆様、こんにちは!バイクで日本をグルッと2周済みの男、さすライダーです。

沖縄と北海道を含む全都道府県に最低2回以上はバイクで訪れているので、各地のツーリングスポットには詳しい自信がありますが...ところが東京都と埼玉県だけは苦手意識があるんですよね...

だって、田舎者代表としてはシンプルに大都会をバイクで走るのが怖いし、おまけに車も人もめっちゃ多いし...となると「一体どこをどうツーリングすればいいの?」ってな状態になりそうですが...ところが実際に走ってみると結構ツーリングスポットがあるんですよね!

...ということで、今回は田舎者が頑張って見つけた東京都と埼玉県のおすすめツーリングスポットを紹介します。

※各スポット情報は2025年2月時点のものです。掲載の情報は予告なく変更になる場合があります。お出かけになる際は事前にお確かめください。

1 東京都:奥多摩周遊道路

首都圏を代表するツーリングロードとして、ライダーの間では圧倒的な知名度を誇るワイディングロードが「奥多摩周遊道路」です。

東京都なのに自然豊かな奥多摩町と檜原村を結ぶ全長約19.7kmの道でかつては「東京都初の有料道路」でしたが...現在は「都道206号線」として無料化されています!

東京都とはとても思えないダイナミックな山岳道路で、大小様々なコーナーがライダーを高揚させてくれますが、その反面度々バイクの単独事故がクローズアップされる場所としても有名です。自分の技量をわきまえた上で楽しく安全に走りましょう。

さすライダーのワンポイントアドバイス

都民の森

奥多摩周遊道路におけるライダーの定番立ち寄りスポットが「檜原都民の森」です。

奥多摩エリアの豊かな自然を満喫できる各種散策コース、それから公衆トイレに無料の休憩所、そしてレストランのある入場料無料の公園で、バイクは専用駐輪スペースが用意されています(無料)

週末は多くのライダーがここで思い思いの時間を過ごし、再び奥多摩周遊道路へと戻っていきます。

奥多摩周遊道路の情報
〒190-0221 東京都西多摩郡檜原村7146(檜原都民の森)
TEL:0428-83-3634(東京都建設局西多摩建設事務所)
料金:通行無料
バイクOKの駐車場:檜原都民の森(無料)他随時PAあり
公式HP:https://www.kensetsu.metro.tokyo.lg.jp/jimusho/nishiken/okutama-hp

2 東京都:日原鍾乳洞

日原鍾乳洞

奥多摩周遊道路とセットで楽しみたい、なんと!東京都にある入洞可能な巨大鍾乳洞が「日原鍾乳洞」です。

渓流釣りを楽しめる日原川の支流「小川谷」のすぐ側に位置する鍾乳洞で、まるでRPGのダンジョンのような入り口がライダーの冒険心をそそります!

ちなみに洞内は年間を通じて気温が11度前後に保たれており、特に夏場の「避暑ツーリングスポット」としておすすめの場所です。

さすライダーのワンポイントアドバイス

日原鍾乳洞の入場料は大人1名900円で、だいたい1時間ちょっとで洞内の散策を楽しめます!

なお、入場料の支払いは「現金のみ」となっているので...僕のように日頃キャッシュレスオンリー生活を送っているライダーは、くれぐれも「現金忘れ」に注意しましょう。

ちなみにバイクはありがたいことに無料で専用スペースに駐輪可能ですが、ところが週末や連休時は「車の駐車待ち渋滞」に巻き込まれる場合があるので...その際は潔く諦める勇気も必要です(また別の機会にしましょう)

日原鍾乳洞の情報
〒198-0211 東京都西多摩郡奥多摩町日原1052
TEL:0428-83-8491
営業時間:9:00~17:00
定休日:年末年始
料金:大人1名900円
バイクOKの駐車場:専用スペースあり(無料)
公式HP:http://www.nippara.com/nippara/syounyuudou/syounyuudou.html

3 東京都:若洲海浜公園

若洲海浜公園

東京都民の憩いの場所であり、都内のライダーにとっても憩いの場所である東京湾に面した巨大な公園が「若洲海浜公園」です。

目の前に東京ゲートブリッジが迫る景観抜群の公園で、海を横目に開放的な気分に浸れる日中はもちろん、夜は夜景スポットとしても人気があります!

なんといっても都内では貴重な「入場料不要で自由に過ごせる公園」で、キャンプ場やBBQ施設(有料)なども揃っています。

さすライダーのワンポイントアドバイス

若洲海浜公園

若洲海浜公園へのアクセス道は、写真のような半トンネル状態の3車線ですが、これの1番左側が若洲海浜公園へと続く道です(北から南へ向かっている場合)

間違ってここを通り過ぎてしまうと、一度東京ゲートブリッジを渡る羽目になるので...結構な遠回りになってしまいます(僕のことです)

ちなみにバイクは公園内に無料の駐輪スペースがあり、車は入場ゲート(駐車有料)を開けて侵入する必要がありますが、バイクは「二輪車無料」のレーンを通ってそのまま侵入できます。

若洲海浜公園の情報
〒136-0083 東京都江東区若洲三丁目1番2号
TEL:03-3522-3225
料金:入場無料
バイクOKの駐車場:専用スペースあり(無料)
公式HP:https://www.tptc.co.jp/park/03_07

4 東京都:道開オートバイ神社

 

近年「バイク神社」と呼ばれるライダーを対象とした神社が増加傾向にありますが、その中でも最も有名な存在が「AMAC:一般社団法人 日本二輪車文化協会」が認定している、ツーリングライダーのランドマークとしての神社「オートバイ神社」です。

2025年2月時点でAMAC認定のオートバイ神社は全国に39ヶ所も存在していますが、実はその元祖にして第1号は東京都は世田谷区にある「道開オートバイ神社」だったりします。

都内なのに堂々とバイクを停めて記念撮影できる貴重な場所として、ぜひ一度立ち寄ってみることをおすすめします。

さすライダーのワンポイントアドバイス

 

道開オートバイ神社は決して簡素かつネタ的な場所ではなく、きちんと立派な鳥居と祠が設置されている「歴とした神社」で、さらには「オートバイ神社」と書かれた御朱印を受けることもできます!

いかにも東京都内っぽい道幅の狭い路地の先にある神社ですが、それがまた逆に「都会の中で冒険してる感」があって、ライダーのツーリングマインドを刺激してくれます。

道開オートバイ神社の情報
〒156-0043 東京都世田谷区松原1-7-20
TEL:03-3321-0238
料金:参拝無料
バイクOKの駐車場:あり(無料)
公式HP:https://amac.or.jp/home/activity/shrine/shrine000

5 東京都:ライコランド TOKYO BAY 東雲店

ライコランド TOKYO BAY 東雲

え?バイク用品店をツーリングスポットとして扱っていいの?と思うかもしれませんが...ここ「ライコランド TOKYO BAY 東雲店」は東京都内屈指のライダーの溜まり場として知られている超有名店です!

各種アパレルからカスタム用品まで何でも揃っている超大型バイク用品店で、週末はバイク専用駐輪スペースが埋め尽くされるほど多くのライダーが来店します(=もはやツーリングスポット)

ちなみにすぐ隣にはこれまた大型の「スーパーオートバックス」も併設されているので、バイク好き・車好きなら一度は訪れるべき場所です。

さすライダーのワンポイントアドバイス

 

ライコランドTOKYO BAY 東雲店には大型のピットが備わっており、都内ライダーに限らずツーリング中のメンテナンスやパーツ交換などが可能です(事前予約が望ましい)

ピット作業中の待ち時間はライダーなら店内を眺めるだけで十分時間を潰せますし、あるいはライダー同士のバイク談義に花を咲かせるのもいいかもしれませんが...隣のスーパーオートバックス内にカフェを備えた「TSUTAYA BOOKSTORE APIT東雲店」もあるので、コーヒーを飲んで寛ぎながら待つこともできます。

とにかく東京都内をバイクで走る機会があれば、ここに立ち寄って損はありません(元ヘビーユーザーです)

ライコランドTOKYO BAY 東雲店の情報
〒135-0062 東京都江東区東雲2-7-12
TEL:03-3527-7431
営業時間:平日 11:00~20:00、土日祝日 10:00~20:00
定休日:不定休
バイクOKの駐車場:専用スペースあり(無料)
公式HP:https://www.ricoland.co.jp/shopinfo/shinonome/

6 埼玉県:雷電廿六木橋

雷電廿六木橋

埼玉県は秩父エリアに位置する巨大なループ橋が「雷電廿六木橋(らいでんとどろきばし)」です。

人気観光スポット「滝沢ダム」の下流に位置する「大滝大橋」と「廿六木大橋」の2つ橋の総称が「雷電廿六木橋」で、約120mの高低差を一気に稼ぐダイナミックな走りを楽しむことができます!

埼玉県屈指のツーリングロードとして、橋の前後に続くワイディングと併せてライダーに人気の場所です。

さすライダーのワンポイントアドバイス

滝沢ダム

愛車と雷電廿六木橋の走りを楽しんだ後は、そのまま滝沢ダムを見学するのがライダーの定番で、広い駐車スペースと雷電廿六木橋を見渡せる公園、それから公衆トイレが設置されています。

間近で眺める滝沢ダムはかなりの迫力ですが...なんと!ダム内部を無料で自由に見学することも可能で、加えて一部のコレクターには堪らない「ダムカード」の配布もあります!

雷電廿六木橋の情報
〒369-1901 埼玉県秩父市大滝
TEL:048-830-5255
料金:通行無料
バイクOKの駐車場:滝沢ダム(無料)
公式HP:https://www.pref.saitama.lg.jp/a1001/doboku-sansaku/raidentodorokibashi.html

7 埼玉県:わらじかつ丼 安田屋 秩父店

わらじかつ丼 安田屋 秩父店

秩父エリアの人気ご当地グルメ「わらじかつ丼」の発祥の場所とされている食堂が「安田屋」です。

わらじかつ丼とはその名前通り「まるでわらじのような大きなカツを2枚(実際のわらじの数に合わせて)乗せたカツ丼」のことで、安田屋のそれは秘伝のタレで味付けされた間違いないやつです!

なお、現在安田屋には「小鹿野本店」と「秩父店」の2店舗がありますが、道路状況的にバイクでアクセスしやすいのは「秩父店」の方です。

さすライダーのワンポイントアドバイス

秩父店にはお店の横に無料の駐車場が用意されていますが、舗装ではなく砂利道なので特に足つきの悪いバイクや重量系のバイクは「出す時のことも考えて停める」ことをおすすめします。

ちなみに安田屋のメニューはシンプルに「わらじかつ丼 カツ1枚〜3枚」のみで、カツが肉厚で男性ライダーでもお腹いっぱいになります(はじめは1〜2枚がおすすめ)

肝心の味は見た目通りのシンプルかつ懐かしい味わいで、支払いは現金のみなのでキャッシュレス派は要注意です。

わらじかつ丼 安田屋 秩父店
〒368-0034 埼玉県秩父市日野田町1丁目6-9
TEL:0494-24-3188
営業時間:11:30〜16:30
定休日:月曜日
バイクOKの駐車場:あり(無料)
公式HP:なし

8 埼玉県:小鹿神社

「バイクによる町おこし」を進めている、埼玉県は小鹿野町にあるライダー歓迎の神社が「小鹿神社」です。

いわゆる「バイク神社」としてはトップクラスの知名度を誇る場所で、ところどころに設置されている「ウエルカムライダーズおがの」のロゴが記されたフラッグや看板がライダーをニヤリとさせてくれます!

もちろんバイク神社としてはお約束のバイク用のお守りや絵馬も取り扱っているので、ツーリングの記念にぜひ入手しておきましょう。

さすライダーのワンポイントアドバイス

小鹿神社には初穂料を添えた上で愛車のナンバーを記した用紙を賽銭箱に入れると、神社としてお祓いとお焚き上げをしてくれるという大変ありがたい仕組みがあります!

実は首都圏ライダーの「初詣ツーリングにおける穴場スポット」でもあるので、メジャーな場所の凄まじい混雑とは無縁の「静かな初詣」を嗜みたいライダーにもおすすめの場所です。

小鹿神社の情報
〒368-0105 埼玉県秩父郡小鹿野町小鹿野1432
TEL:0494-75-2437
料金:参拝無料
バイクOKの駐車場:あり(無料)
公式HP:https://kanko-ogano.jp/spot/%E5%B0%8F%E9%B9%BF%E7%A5%9E%E7%A4%BE/

9 埼玉県:道の駅 果樹公園あしがくぼ

埼玉県屈指のライダーの溜まり場が、国道299号線沿いに位置する「道の駅 果樹公園あしがくぼ」です。

敷地内にバイク専用の駐輪スペースと屋根付きの無料休憩所があり、ツーリング中の休憩スポットとしても雨宿りスポットとして優秀な道の駅です!

ちなみに毎年1月上旬〜2月下旬にかけては「あしがくぼの氷柱」を見学できる場所として、県内外から多くの観光客が訪れる場所としても有名です(バイクは路面凍結に要注意)

さすライダーのワンポイントアドバイス

 

果樹公園あしがくぼの敷地内には先に紹介した秩父名物の「わらじかつ丼」や、同じく秩父名物の「ずりあげうどん」を味わえる「あしがくぼ食堂」と「水辺のうどん・そば」があり、ここでお昼を食べていくのがライダーの定番です。

そしてさらに!同じく敷地内にある「水辺のカフェ」ではライダーの義務こと「ソフトクリーム案件」があり、1番の人気は「紅茶ソフトクリーム」です!

つまりここに立ち寄ると「ご当地グルメ+ご当地ソフトクリーム」というライダー的ツーリングフルセットを堪能できるわけです(納得のライダーの溜まり場)

道の駅 果樹公園あしがくぼ
〒368-0071 埼玉県秩父郡横瀬町大字芦ヶ久保1915-6
TEL:0494-21-0299
営業時間:トイレなど道の駅の施設は24時間、テナントの営業は店舗により異なる
バイクOKの駐車場:専用スペースあり(無料)
公式HP:https://michinoeki-ashigakubo.com/

10 埼玉県:羊山公園

羊山公園

先に紹介した「道の駅 果樹公園あしがくぼ」からバイクで15分くらいの絶景スポットが「羊山公園」です。

毎年4月中旬〜5月初旬頃に見頃を迎える、目の覚めるような美しい芝桜で全国的にも有名な場所で、シンボルの武甲山をバッグにメルヘンの世界が広がります!

ちなみに芝桜シーズン中は入園料として300円が必要で、バイクは200円で駐輪可能です(芝桜シーズン以外は無料)

さすライダーのワンポイントアドバイス

羊山公園にはその名前通り「羊」を飼っている「ふれあい牧場」があり、羊の他にヤギやウサギなどの動物と触れ合うことができます!

他にも公園内から見えるシンボル的存在の「武甲山」についての資料館(入場料210円)や、版画を中心とした美術家「棟方志功」の作品を展示している美術館(入場料700円)なども羊山公園の敷地内にあるので、ここで1日中過ごすこともできます。

羊山公園の情報
〒368-0023 埼玉県秩父市大宮6360
TEL:0494-26-6867
料金:入場無料(芝桜シーズン中は300円)
バイクOKの駐車場:あり(無料)※芝桜シーズン中は200円
公式HP:https://www.city.chichibu.lg.jp/1853.html

都会も自然も両方楽しめる!

東京都と埼玉県はバイクでツーリングする場所ではなく「都会を楽しむ場所」...少なくても田舎者の僕はそう思っていましたが、ところが実際にバイクで行ってみると都会も自然も両方楽しめる、ある意味なかなか貴重なツーリングエリアであるということに気付いた次第です!

ということで、今度の週末は定番の伊豆でもなく、はたまた信州でもなく「東京&埼玉ツーリング」なんていかがでしょうか?
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