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【掃除職人のキッチンきれい術vol.9】チャンネル登録者数27万人超えのYouTubeチャンネル「お掃除職人きよきよ」をご存じですか? ハウスクリーニング、ビル清掃などお掃除に関わる仕事に携わって36年以上のきよきよさんが、様々なお掃除の仕方を分かりやすく紹介しています。そのきよきよさんに、クックパッドニュース読者から寄せられた“キッチン周りのお手入れ&お掃除HowTo”に答えていただきます!
食器棚の中は、基本的にはきれいに洗ったものを片付ける場所なのでそんなに強い汚れがある場所ではありません。とは言え、出し入れしているうちにホコリが入ったりしているので、食器棚の中のものを全部とり出して、内側を中性洗剤で拭きましょう。気になる方は、仕上げにアルコールスプレーを吹きかけてあげると良いです。
実は、食器棚の掃除で大事なのは内側ではなく、外側。特に、棚を開けるときに触れる取っ手の部分なんです。料理中の手で食器を出し入れすることもあると思うので、この取っ手の部分が実はとても汚れています。そのままにしておくと汚れだけではなく雑菌も増殖するので、同じく中性洗剤を浸した布巾でしっかり拭いてください。
シンク下は、食器棚と少し違います。排水管が通っていて結露しやすい場所なので、中のものを全部出すとカビ臭さを感じることがあります。
カビの臭いがしなくても、やはりカビ菌がある可能性はあるので、ハイターを薄くつけた布巾で全体的に拭いてください。乾燥すると塩素が抜けるので気にならないと思いますが、ハイターが苦手という場合は、アルコールスプレーでも大丈夫です。この場所も、一度中身をすべて出してから拭き掃除をしてください。
皆さんは、他人のキッチンをまじまじと見る機会なんてあまり無いと思いますが、私は仕事で毎日のようにいろいろな人のキッチンを見ています。その中で感じる傾向としては、収納が下手な方とモノが多い方が使っているキッチンは汚れがちということと。
キッチンに限らず、室内が汚れている家の特徴は、とにかくモノが多いんです。逆に、きっちり整理整頓されている方の家は、買うものも自分が好きなものを必要な分しか買わずに生活している印象があります。お金があるからモノが多い。お金がないからモノが少ないというわけでもないんです。
片付けるポジションが決まっていないものが溢れていたり、使ったらしまうという習慣がない方は、まずは断捨離をして、さらに小まめに掃除をすることを意識した方が良いかもしれません。掃除が楽になるためには、必要なものだけを残して、不要なものは整理していくこと。そうすることで、だいぶキッチン周りの掃除が楽になるはずです。
(TEXT:山田かほり)
※2024年12月24日更新
メイン画像提供:Adobe Stock
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ハウスクリーニング、ビルの清掃 、ショッピングセンターの清掃などさまざまな場所でのお掃除を約36年間経験してきたお掃除のプロ。 2016年に、YouTubeチャンネル「お掃除職人きよきよ」を開設。当初は清掃業者に多く視聴されていたが、次第にプロの技を学びたい一般の視聴者が増えていき 、人気チャンネルとなる。登録者数は27万人を超える(2023年2月現在)。 毎週金曜日の夕方に更新される動画は、「落ちにくい汚れがキレイに落ちる!」とプロから一般の方まで幅広く支持されている。
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