底とは、一番下の方のことである。
容器であれば容器の下の部分、海であれば海底、川であれば川底、人生であれば転落するところ、相場であれば価格の最安値、対数であれば冪指数、台形であれば下辺、のことである。
日本の苗字に底(そこ)姓がある。底に居れば後は上へと昇るだけという思いから名付けられた。茨城県石岡市に分布する。
- 意味
- 一番低いところ、下のほう、下の平らなところ、容器のそこ、至る、止まる、奥底、基になる、滞る、待つ。
- (的と同じく~的のように)~底と使う。また(直・等と通じて)疑問詞として使われる。なんぞ、なに。また砥、阺と通じる。
- 〔説文解字・巻九〕は「山居なり」「一に曰く下(ひく)きなり」とある。「山居なり」を〔段注〕では「止居なり」に直している。
- 字形
- 形声で声符は氐。氐に平らかという意味がある。
- 音訓
- 音読みはテイ(漢音、呉音)、訓読みは、そこ、いたる、なんぞ、とどまる。名のりに、さだ・ふか、などがある。
- 規格・区分
- 常用漢字であり、小学校4年で習う教育漢字である。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。JIS X 0213第一水準。
- 語彙
- 底蘊・底下・底止・底滞・底辺・底本・底面・底流
- 𢇝は、〔海篇〕にある異体字。
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関連項目が底にない事で底っぽい感じが損なわれているように感じたのでそこのhtmlを調整して底っぽい感じをそこそこ取り戻した