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2013-11-22

吉田寮に泊まることになった

ふとした縁で、京大の吉田寮に呼ばれた。吉田寮というのは、名前だけはしっていたが、まさか実際に行くことになるとは思わなかった。そしてこの記事は、吉田寮の中で書いている。

吉田寮に行くにあたって、事前に画像を検索すると、出るわ出るわ、何十年も前からタイムスリップしてきたような画像が出てくる。まさか、今もこの佇まいを残しているのだろうか。

今回呼ばれたのは、ある京大生が、C++勉強会の部屋として、京大の教室を借りられると連絡してきたことがきっかけだ。勉強会の詳細は、明日ATNDで公開するが、今回は、はてなのセミナールームで行うことになった。だが、京大の教室というのはかなりの人数が入るので、来年に勉強会を開く際には、使えるだろう。

それはさておき、今は吉田寮だ。吉田寮は、実際、画像の通りの佇まいを残していた。今にも倒れそうなほどボロボロだ。壁は穴だらけ、落書きだらけ、廊下にも部屋に物があふれ、おまけにドアには鍵がかかってない。

今日は一日、C++やプログラミング言語について語り合った。C++にはあまり詳しくない人も多いのに、C++14やC++17で提案されている新機能が、口頭で言うだけで通じるというのは、なかなか興味深い。

吉田寮は汚いが、私はとても気に入った。とても気に入ったので、200円払って一泊することにした。しかしこの、勝手に泊まってもあまり誰も問題にしなさそうな雰囲気はどうだろう。折田先生の精神は未だに残っているのだろうか。

吉田寮で興味深いのは、京大に関係ない人間もいるということだ。ニートとかフリーターとか、吉田寮が楽しくてわざわざ大阪から京大の近所に引っ越してきた人がいる。混沌とし過ぎていて現実感がない。

もっと解せないのは、女もいるということだ。一体、こんな汚い男だらけの環境に、どうやって女が生活していけるのか疑問だが、まあ、意外と犯罪は少ないそうだし、環境さえ気に入れば、いいところなのだろう。

最高に解せないのは、時期によっては子供までいるのだそうだ。まあ、暇人は常にいるし、子供には面白い遊び場だろう。

とても面白い場所だ。これを機会にちょくちょく遊びに来よう。

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