DeFiへの投資を強化
トランプ次期大統領の一家が推進する暗号資産(仮想通貨)DeFiプロジェクト「ワールド・リバティ・ファイナンシャル(WLFI)」は12日、DeFi銘柄に大規模な投資を行い、注目を集めた。
具体的には、1,000万ドル相当の2,631枚のイーサリアム(ETH)を平均3,801ドルで購入し、ETHの保有総額を1万4,500枚以上、5,600万ドル相当に引き上げた。この大規模な購入は、ETH価格の上昇材料とされた。
Trump's World Liberty(@worldlibertyfi) is buying $ETH, $LINK and $AAVE!
— Lookonchain (@lookonchain) December 12, 2024
In the past 9 hours, the World Liberty Multisig wallet spent 10M $USDC to buy 2,631 $ETH at $3,801, 1M $USDC to buy 41,335 $LINK at $24.2, and 1M $USDC to buy 3,357 $AAVE at $297.8.https://t.co/mtD0c2tvvo pic.twitter.com/B11KvcwRJQ
また、チェーンリンク(LINK)には100万ドルを投資し、41,335トークンを1トークン24.2ドルで、Aave(AAVE)には100万ドルを投資し、3,357トークンを1トークン297ドルで購入。両トークンは購入後、LINKが20%以上、Aaveが33%以上の急激な価格上昇を記録した。
WLFIの今回の投資は、トロン創設者のジャスティン・サン氏による3,000万ドルの投資を受けて実施されたものと見られる。サン氏はトランプ次期大統領のリーダーシップの下、米国がブロックチェーンイノベーションのハブになると信じていると表明し、プロジェクトのアドバイザーとしても参画している。
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9月に立ち上げられたWLFIは、仮想通貨の借入、貸付、利息獲得を可能にする分散型マネーマーケットとして位置づけられている。当初の資金調達目標は縮小されたものの、知名度の高い支持や一部の巨額投資により、既に5,500万ドル以上を調達している。
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