[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

タグ

ブックマーク / www.ringolab.com (16)

  • ヒトはどうして死ぬのか―死の遺伝子の謎 - 情報考学 Passion For The Future

    ・ヒトはどうして死ぬのか―死の遺伝子の謎 「地球上に生命が誕生してから約20億年間、生物は死ななかった。ひたすら分裂し、増殖していたからだ。ではなぜ、いつから進化した生物は死ぬようになったのか?」。 高等生物は放っておくと寿命がきて自ら死んでしまう。遺伝子にプログラムされた細胞の死=「アポトーシス」の視点から、ヒトの死を考える。新書で一般向け読み物だが、科学から倫理・哲学的意味にまで踏み込む深い内容。 「細胞は、内外から得たさまざまな情報─周囲からの「あなたはもう不要ですよ」というシグナルや、「自分は異常をきたして有害な細胞になっている」というシグナル─を、総合的に判断して"自死装置"を発動するのです。」 ヒトの手も指の間の細胞がアポトーシスで死んでいくことで形成される。カエルやチョウぼ変態も不要になった細胞が死んでいくことで実現されている。「細胞を大めにつくって、不要な部分をアポトーシス

    suikyo
    suikyo 2010/08/19
  • ホワイトハウス・フェロー―世界最高峰のリーダーシップ養成プログラムで学んだこと - 情報考学 Passion For The Future

    ・ホワイトハウス・フェロー―世界最高峰のリーダーシップ養成プログラムで学んだこと 「ホワイトハウス・フェロー制度は、アメリカに存在する研修制度のなかで明らかに最良のものだ。世界で最も優れた研修制度と言ってもいいかもしれない。この表現はまったく誇張でない。私たちフェローがどういう経験をするか考えてみてほしい。私たちはアメリカ政府の中枢で一年間過ごす。どこへでも好きな場所に出張し、誰でも好きな人物と会える。週に三日はアメリカの最重要人物たちと事をし、質問したいことはなんでも質問できる。こんな制度は世界のどこにもない。まったくない。」元国務次官補、元ホワイトハウス・フェローのダニエル・サリバンの言葉 とてつもなく厳しい選考試験で選ばれたアメリカの若きエリート十数人が、一年間、政府の最高レベルの中枢で働く機会を得る。彼らは大統領や省庁のトップを補佐しながら、物のリーダーシップを学ぶ。 研修期間

    suikyo
    suikyo 2010/08/19
  • 創世の島 - 情報考学 Passion For The Future

    ・創世の島 やられたー。少々読者を選ぶ気もしますがこれは面白いです。 世にも奇妙な"口頭試問"小説。 2075年、世界は戦争と疫病で壊滅している。世界の片隅にある富豪プラトンがつくった楽園の島には、幸運な生存者たちが集まっていた。彼らは海上にバリアを張り巡らし、武力でよそ者の侵入を拒み、内部には厳格な階級制度を持って秩序ある"共和国"を維持している。滅亡した人類が、再び文明をやり直す、第2の創世の島だ。 あるとき、島の少女アナクシマンドロス、通称アナックスは、島を統治するエリート養成機関"アカデミー"に入学するために、4時間にわたる口頭試問に挑戦する。島の支配階級への登竜門だ。最難関の試験で彼女が選んだテーマは歴史学、島の歴史に大きな影響を与えた人物「アダム・フォード」についての研究だ。アダムフォードは島に漂着した外の世界の少女を助けて、共和国社会にカオスをもたらした事件で知られる。 アナ

    suikyo
    suikyo 2010/08/19
  • グノーシス主義の思想―"父"というフィクション - 情報考学 Passion For The Future

    ・グノーシス主義の思想―"父"というフィクション 若手研究者による意欲的なグノーシス主義研究書。 2世紀頃のキリスト教異端の一派であるグノーシス主義という思想は、反権威、反伝統の知のかたちとして、しばしば20世紀の思想家によって語られた。おかげで現代のSFやアニメにも広く影響を与えている。最近では、ファイナルファンタジー13は明らかにグノーシス主義の影響を受けている。"悪い創造主"が出てきたらまずグノーシスを疑えである。 グノーシス主義は二重構造が特徴だ。みんなが神様と崇めているのは偽物の劣った神(造物主)であり、当の至高神は天界の最上部にいる。人間は至高神の性質を受け継いでいるので、やがて叡智とともに神のもとへ帰昇することができると信じた。現体制は偽物で、物はきっとどこかにあるんだという反権威主義的な発想である。 グノーシスの神話は筋立ても含意もかなり難解であり、こうした研究書を通し

    suikyo
    suikyo 2010/01/21
    日本的オルタナティブとグノーシスは相性が良いのだろうな。
  • 言語表現法講義 - 情報考学 Passion For The Future

    ・言語表現法講義 名著。文章を磨きたいと考えている人は必読。 著者は、物事に深く感動して書くと力強い文章が書けるとか、物事を完全に理解すればいいものが書けるという常識を否定する。 「どんなに感動が深くても、どんなに苦悩が深くても、それは、それとして、文章がいいことの保証にはならないんです。すごく苦しんだ人がすごく凡庸にすごい苦しみを書く、なんて、文章の世界ではザラです。むしろ、すごく苦しむとそれに囚われちゃいますから、余り、苦しまない人のほうがいいかな、というくらいのことさえ言われているんです。」 感動の重力から自由になれ、いったんその感動は伝達不能と思ってあきらめろ。するとヨソから書く契機がやってくる。それは実は「書けない」という抵抗や、間違いのような、一種の妨害者のようなものだと著者はいう。書けないで苦しむと、自分自身のなかではなくて、外から思いもつかぬ方向からゴミが降ってくる。それに

    suikyo
    suikyo 2010/01/21
    文章の話。買いたい。
  • 「戦争」の心理学 人間における戦闘のメカニズム - 情報考学 Passion For The Future

    ・「戦争」の心理学 人間における戦闘のメカニズム 戦闘という極限状態における人間の心理と生理メカニズムを「戦争における「人殺し」の心理学」の著者で元米国陸軍士官学校教授のデーヴ・グロスマンが語る「戦士学」。前作に匹敵する中身の濃さとボリューム。 現実の戦闘はドラマのようにかっこよくはいかないものらしい。たとえば第二次世界大戦時の米兵の四分の一が尿失禁の経験があると認め、八分の一は大失禁したと認めている。激戦を経験した兵士の半分が尿を漏らし、四分の一が大便を漏らしたと認めている。9.11テロにおいても生存者の大半が大小失禁をしていた。 戦闘は人間の心身を追い詰める。兵士の心拍数が175回/分を超える「黒の状態」になると、肉体的精神的に緊急時の身体反応モードに移行する。身体が自動操縦モードになって反射的に撃ってしまうことがある。トンネル視野になって視野が狭くなり、選択的聴覚抑制が起きて銃はポン

    suikyo
    suikyo 2009/12/14
  • 図説「愛」の歴史 - 情報考学 Passion For The Future

    ・図説「愛」の歴史 鑑賞に値する美しいビジュアルブック。『21世紀の歴史』を書いたフランス政府顧問のジャックアタリが、38億年前の単細胞生物の生殖から未来の複雑な男女関係まで、愛を視点に地球史を展望した。愛や結婚をモチーフにした美術作品や写真など合計200点を超えるカラー資料をまじえた豪華絢爛な絵巻。 今から8000年くらい前、富が集中した中国や中東で人間の寿命は30歳を超えた。男が生殖における自身の役割、すなわち精子の役割に気がついたのが、この頃だったとされる。それまでの人類はどうやら性交と生殖の具体的な仕組みを知らなかったらしい。だからカップルの関係は長く続かず、子供も両親と長く一緒には暮らさなかった。 寿命が延びたことで、男女は長期的な愛の関係を育むようになったのである。愛のかたちはそこからぐっと多様化、複雑化する。ギリシア人は愛をエロス、フィリア、アガペーの3つの形に区別した。ロー

  • アマテラスの誕生―古代王権の源流を探る - 情報考学 Passion For The Future

    ・アマテラスの誕生―古代王権の源流を探る ヤマト王権成立の5~7世紀にはタカミムスヒが最高神で、律令国家が成立する8世紀頃にアマテラスが最高神にとってかわったのではないかという仮説である。 「四世紀までの日には、第三章で述べるが、唯一絶対の権威をもつ至高神は存在しなかった。そこは豪族連合段階の社会にふさわしい、人間的で魅力あふれる多彩な男女の神々が自由奔放に活躍する多神教的世界だった。それは神話としての魅力には富んでいるが、先生王権が依拠する思想として適切とはいえない。それに比べると北方系の天降り神話は、唯一絶対性・至高性という点ではるかに勝っていて、統一王権を権威づけ、求心力を高める、思想的武器としての力を十分もっていた。」 日書紀と古事記を比較して、先祖について記載のある氏の登場回数を数えると、地名を名とする半独立の伝統を持つ氏である臣・君・国造系と、職掌を名とする天皇の身内的氏で

    suikyo
    suikyo 2009/08/28
  • 性欲の文化史 - 情報考学 Passion For The Future

    ・性欲の文化史 1 1.遊廓の形成と近代日――「囲い込み」と取締り 2.性教育はなぜ男子学生に禁欲を説いたか――1910―40年代の花柳病言説 3.出口王仁三郎の恋愛観・男女観――『霊界物語』を中心として 4.日女性は不淫不妬?――中華文人の日風俗観察小史 5.女装男娼のテクニックとセクシュアリティ 6.「胎内十月」の見世物を追って 7.「人体模倣」における生と死と性 8.兄妹性交の回避と禁止 ・性欲の文化史 2 1.桂離宮にエロスを読む 2.神仙の証――中国古代房中術にみるセックスと飛翔 3.韓国整形美人事情 4.摩登上海にうかぶ女体の群れ 5.映画のなかの性――戦後映画史における性表現と性意識の変遷 6.「ギャル男」のいる光景 7.男から生まれた女 8.ホステスたちは、何を売る? 井上章一を編者に複数の研究者が性欲の文化史をあらゆる視点から論考する。 「われわれの性感は、文化によ

    suikyo
    suikyo 2009/07/03
  • 脱出記 - 情報考学 Passion For The Future

    ・脱出記 壮絶な実話である。発表後、18カ国語に翻訳され50年間のロングセラー。 第二次世界大戦中にポーランド陸軍騎兵隊中尉の若者ラウイッツはソ連当局にスパイと疑われて、無実の罪で逮捕される。厳しい尋問と拷問の末、25年間の強制労働の判決を受けて極寒のシベリアの収容所へ送られた。このまま一生をここで過ごすわけにはいかない。そう考えたラウイッツら仲間6人組は警備の目をかいくぐって決死の大脱走を図る。 まさに世紀の"大"脱走であった。"シベリア"から"モンゴル"を抜け灼熱の"ゴビ砂漠"を縦断した上で"ヒマラヤ山脈"を越えてインドへ向かう徒歩で6000キロ超の逃避行。現代でも各区間の踏破は単体達成でも大冒険の筈だ。脱獄した6人はそれを何の装備もなしに、慢性的な飢えや厳しい暑さ寒さに耐えながら、ひたすら歩きでインドを目指した。想像を絶する苦難と大きな犠牲を伴いながら。 収容所から遠く離れてもロシア

    suikyo
    suikyo 2009/06/04
  • セックスと科学のイケない関係 - 情報考学 Passion For The Future

    ・セックスと科学のイケない関係 気鋭の女性科学ジャーナリストによる性科学の最先端レポート。読み応えあり。 テクノロジーで人間のセックスを探究する真面目な科学者達の話だが、実験観察の現場を想像すると可笑しくなる。 「"ドライ・ペニス・スキャン"では、被験者はベッドにうつぶせになり、別途に開いた穴から人工ヴァギナにペニスを挿入します。"ヴァギナ"は(人体に無害な)澱粉のゲルでできています」。 他にも登場する科学者は、セックスしている男女をMRI装置に入れて性器の状態を調べるとか、膣にペニス型カメラを挿入する。形状の異なる男性器と女性器を使い「男性器の亀頭の張り出しは自分の精液を放出する前にライバルの精液を掻き出すためにある」ことを証明する。男性被験者の禁欲的協力で精子は5日ごとに"在庫一掃"が望ましい(1週間で劣化する。毎日では薄くなる)ことがわかったり。 だがそうした苦労の甲斐あってさまざま

  • ナンパを科学する ヒトのふたつの性戦略 - 情報考学 Passion For The Future

    ・ナンパを科学する ヒトのふたつの性戦略 進化心理学の研究書。頻繁にナンパされる女性は何が違うのか。異性にモテるとは科学的にはどういうことか。心理学や行動科学の実験で解き明かす。ちょっと女顔の男性がモテる、ひっかけられやすい歩き方、セックス頻度を決める要素、異性の10秒の動作で決まる性的印象、ヒモ男性の戦略など、興味深いデータがいっぱいある。 街角でのナンパのフィールド調査や、密室に何も知らない男女二人を残して去った後の様子を観察する「待合室状況での出会い実験」など多くの研究が引用され、非言語的求愛シグナルをあやつる主導権は女性にあるということが実験によって明らかにされる。 ナンパをアプローチするのは男性からのようにみえるが、すべての女性がナンパをされるわけではない。一部の女性に偏る。女性の持つ何らかの要素が男性のナンパを誘発していると理解できる。だがそれは美人だとか露出度が高いとか色目を

    suikyo
    suikyo 2009/04/22
  • 勝てる読書 (14歳の世渡り術) - 情報考学 Passion For The Future

    ・勝てる読書 (14歳の世渡り術) 「文学賞メッタ斬り」で有名な書評王 豊崎由美氏が書いた14歳のためのブックガイド。 ・書評王の島 http://d.hatena.ne.jp/bookreviewking/ 豊崎由美氏のブログ 「子供の頃からベッドで寝っ転がって読んできた。特に系統立った読み方なんかしてこなかった自分の読書体験。なのに、不思議とつながっていった。つながって、わたしなりのの星座ができていった。その一端を紹介することで、14歳で不安だらけでコンプレックスだらけだった自分に「つながったよ」と報告してやりたかったのです。で、他人のカバンの中をこそこそとチェックするような大人の浅はかな思考や御都合主義の言葉に"勝てる"思考と言葉は、今、あなたが読んでいるの中にちゃんとあるよ。そんなこともアドバイスしてやりたかったのです。」 豊崎氏はインディペンデントへの意志を強く感じさせる書

    suikyo
    suikyo 2009/04/20
    これは読もう! 隠れ豊崎ファンとして。
  • ウーマンウォッチング - 情報考学 Passion For The Future

    ・ウーマンウォッチング 女体の文化論、科学論。 何が男心を誘うのか。生物学的、歴史学的な視点から、頭髪、額、耳、目、鼻、頬、唇、口、首、肩、腕、手、乳房、ウエスト、腰、腹部、背中、恥毛、性器、尻、脚、足が個別に論じられる。 男女の身体差は他の霊長類に比べるとかなり大きい。 「新たな分業が進んだことにより、男性は、狩猟のために、いっそう筋骨たくましく、活発で丈夫な身体が必要とされた。平均すると男性の身体には28キログラムの筋肉があるのに、女性には15キログラムしかない。典型的な男性の身体は、女性より30%強く、10%重く、7%高い。 女性の身体は繁殖のためにきわめて重要なので、男性以上にうまく飢餓から身を守らなければならなかった。その結果、肉づきがよく曲線的な平均的女性の身体には25%も脂肪があるのに、筋骨たくましい男性には12.5%しかない。」 脂肪に包まれた丸みのある身体と高い声。女性の

    suikyo
    suikyo 2009/03/30
  • 記憶力をのばしたい! - 情報考学 Passion For The Future

    ・記憶力をのばしたい! 中年女性ジャーナリストが自身の記憶力減退を感じたのをきっかけに脳力開発に取り組んだ。事改善、睡眠改善、脳トレ、薬やサプリなど、頭が良くなると言われるものを手当たり次第に試しまくった脳トレ体験記。 著者の体験はとても幅広い。脳サプリメントの「ブレインサステイン」だとか、 ・Brain Sustain http://www.healthdesigns.com/brainsustain.html インターネット上で受けられる脳開発プログラム MyBrainTrainerだとか、 ・Brain Exercises, Brain Age Test and Cognitive Exercises by MyBrainTrainer http://www.mybraintrainer.com/ 任天堂DS「脳を鍛える大人のDSトレーニング」の英語版BrainAgeだとか、 ・B

    suikyo
    suikyo 2008/07/17
    マルチタスクの非効率分かる
  • Passion For The Future: 大人の写真。子供の写真。

    大人の写真。子供の写真。 スポンサード リンク ・大人の写真。子供の写真。 53歳のカメラマンと姪の6歳の女の子が一眼レフカメラを持って表に出る。同じ場所を撮影した大人の写真と子供の写真を見開きに並べて、カメラマンがコメントを書く。その繰り返しで一冊のができあがった。コンセプトが素晴らしい。 「大人は作品にしようとする」「子供は撮りまくる」 「大人は意味を探そうとする」「子供にはもともと意味なんてない」 大人は構図を考えて画面に意味を作り出そうとする。それなりに整った絵になるがありがちなフィクションになってしまう。それに対して子供の写真は視線そのものだ。被写体を見たままに写しているから、見る者がそこから意味を汲み取ろうとする。大人の写真より、子供の写真の方が印象が強いものになっていたりして、面白い。 大人が街頭でスナップを撮ろうとすると写される側は警戒したり、構えたりしてしまう。子供が撮

    suikyo
    suikyo 2007/06/18
  • 1