はじめに この記事は下記イベントでの私の発表を、スライドだと、コードやコンパイラのエラーメッセージ、リンクのテキストが取得しづらかったり、当日、時間が足りなくて省略した部分も色々とあったため、別途、文字に書き起こしたものになります。 「コンセプトから理解するRust」という本 初期のLearning Curveがキツめと言われているRust、私も七転八倒しながら、あれこれとキャッチアップをしている中で、この本は、めちゃくちゃ見事な構成と言葉で説明してくれているな〜と、感銘を受けながら読みましたし、表紙の「エラーメッセージをよく読み、所有権の感覚をつかみ、豊富な型に精通し、トレイトの実体を捉えられれば、Rustはもう怖くない」は至言ではないかと感じます。 ここでは、「第5章 Rustの抽象化プログラミング」のサンプルコードを元に、"エラーメッセージをよく読む"、"型に精通する"、"トレイトの