金を稼いでは、くっだらない物の購入で消費して、そうやって経済が循環して、しんでいく。 風邪予防に効くかもしれないヨーグルトと、ユニクロの肌着と、自分へのご褒美にロレックス。世田谷区在住というブランド。 生涯収入の2億円は、こういうゴミに費やされるのだろう。売る側はウハウハだわな。 でも、あんたが死んだら、それ全部ゴミだから。 みんな、くっだらないものの購入を繰り返して、しんでいく。
ニューヨーク州中北西部にあるウィラード精神病院に入院する患者は、身の回りのものを詰め込んだスーツケースたった1つだけを携えてその中へ入って行く。 患者の多くは2度と外に出ることができない。平均的な入院期間は30年だ。患者が亡くなると、通りの反対側にある名もなき墓に埋葬される。そして、残されたスーツケースは屋根裏部屋に収納され、やがて忘れ去られてゆくのだ。 1995年、ここに勤務する職員が1910〜1960年の間に保管された400個ものスーツケースを発見した。写真家のジョン・クリスピン氏がその中身と、社会に歓迎されることのなかった人々の心を捉えた。 ■1.退役軍人フランク・Cの所持品 ニューヨーク、ブルックリン出身の退役軍人フランク・Cの所持品。裁縫セット、クシなどの身だしなみ道具、玩具のピストル、パンの配給カードがある。自分や家族の写真も持っていた。 極めて保存状態がいいフランク・Cの制服
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