Road Show | スペクタクルも派手なアクションも、ロマンスもない。ファッション性も娯楽性もゼロ*1で、いままでに映画や本などでチェ・ゲバラという人をある程度理解していない方には、この映画はただただ退屈かも。よくサッカーの試合などで革命のアイコンとして顔写真入りチェ・ゲバラの旗を振っている少年が、その人物像を知りたいと思って観たとしても、イマイチその凄さが伝わらないのではないかと思う。だって、スティーブン・ソダーバーグ監督は映画の中でチェ・ゲバラを聖人扱いしたり、カリスマ性を強調して表そうともしていませんし、物語はキューバ革命の立役者である「エルネスト・チェ・ゲバラ」のバイオグラフィ映画として、淡々とが進んでゆくの。実際にチェ・ゲバラは現場、最前線で仲間と共にいることを好んだ人なので、常に同じ重さの荷物を担ぎ、同じ食事をし、歩哨のシフトすら新兵と同じにこなす、それが革命戦士であると信