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ブックマーク / hodge02.hatenablog.com (8)

  • 『ニューズウィーク』に「フランスの英雄」ジェローム登場 - HODGE'S PARROT

    最新の『ニューズウィーク 日版』(2008.2.13)の特集は「企業の社会的責任ランキング」ということで、ビジネスパーソン&就職を控えた学生にとってはマストバイなのだが、その特集をより際立たせる記事も同時に掲載されてあった。そのタイトルは、 「ソシエテの汚れた英雄 ジャームズ・ボンドかチェ・ゲバラか 不正トレーダーにフランス国民が喝采を送る理由」 いうまでもなく、Rogue trader ジェローム・ケルビエル/Jerome Kerviel についてである。 ざっと読んでみた。さすが『ニューズウィーク』という感じだ。ジェローム・ケルビエルの不正行為を追いながら、タイトルにあるように、フランス人がケルビエルに寄せるロマンティックな英雄視は彼らの金融資主義に対する不信感がその背景にあるのだと指摘している。要するに、問題はフランスにあり、なのである。また、ケルビエルが「地方の地味な大学」の卒

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  • 「外注」される戦争と「認識管理」 - HODGE'S PARROT

    民間軍事会社(Private Military Company、PMC)について取材した、菅原出の『外注される戦争 民間軍事会社の正体』を読んだ。著者は東京財団のリサーチ・フェローで、他に『アメリカはなぜヒトラーを必要としたのか』『日人が知らない「ホワイトハウスの内戦」』などを出している。 外注される戦争―民間軍事会社の正体 作者: 菅原出出版社/メーカー: 草思社発売日: 2007/03/24メディア: 単行購入: 1人 クリック: 50回この商品を含むブログ (24件) を見る 2007年3月の出版なので、ブラックウォーターUSA は「一流の」大手 PMC として扱われているが、日語で読める PMC に関するとしては貴重であり、いろいろと参考になった。 まずプロローグで、どうして民間警備会社のような「安全ビジネス」が流行るのか、という疑問に著者は明快な回答を記している。それは、

    「外注」される戦争と「認識管理」 - HODGE'S PARROT
    pcod
    pcod 2007/12/22
  • ジョン・ロールズのルール=実践観 - HODGE'S PARROT

    隆史 著『ロールズ 正義の原理』を読んでいる。興味を惹いたところがあったのでメモしておきたい。 ロールズが《ルール》という用語を明確化した論文「二つのルール概念」について。この論文で彼は、ウィトゲンシュタインの「言語ゲーム」にヒントを得、「ある実践(プラクティス)を正当化することと当該の実践に含まれる個々の行為を正当化すること、その両者の区別の重要性を指摘する」ことを目指したのだという。 彼は行為功利主義者が陥りがちなルール観を「ルール=要約観」と名づける。これは、ルールなるものを<個々のケースに功利主義を直接適用した結果得られた過去の諸決定の要約>と考える見解であって、ケースごとの意思決定がルールより論理的にも先行する。たとえば「約束を守るべきである」とのルールをこの「要約観」で説明しようとするなら、これまで各種の約束を履行した場合にすべて有利な帰結がもたらされたので、約束の遵守がル

    ジョン・ロールズのルール=実践観 - HODGE'S PARROT
  • 欧州ジャーナリストの社会的地位と倫理 - HODGE'S PARROT

    ミシェル・マティアン著『ジャーナリストの倫理』は主にフランスのジャーナリズムの誕生・歴史・現状(出版年の1995年まで)について書かれたものであるが、参考としてヨーロッパ各国のジャーナリストのステータスと倫理についても簡単に記されている。1995年当時の情報で、現在ではいくつかの変更もあるかと思うが、参照しておこう*1。 国名 ステータス 倫理 ドイツ 職業に関する法的な定義はなく、就業は免許所有と無関係。仕事は行政ならびに職業組織が共同で与えるプレス・カードを持っていないと行えない。ジャーナリストとしての作品は著作権によって保護されているにすぎない。就職の条件は15ヶ月〜24ヶ月の現場での試用(ボランティア)。 職業組織、編集人/ジャーナリストによって任命された20人からなる新聞評議会が職業倫理の尊重を監視する責務を負う。Lander法はジャーナリストに事実の正確さと訂正の義務を強いてい

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    pcod 2007/09/02
    法制度
  • アンナ・ポリトコフスカヤ『ロシアン・ダイアリー』 - HODGE'S PARROT

    ロシアン・ダイアリー―暗殺された女性記者の取材手帳 作者: アンナ・ポリトコフスカヤ,鍛原多惠子出版社/メーカー: 日放送出版協会発売日: 2007/06メディア: 単行 クリック: 13回この商品を含むブログ (26件) を見る 2006年10月7日、何者かに殺害されたロシアのジャーナリスト、アンナ・ポリトコフスカヤ/Anna Politkovskaya さんの遺作となった「取材日記」。 体系的な著作ではない。取材し、人に会い、日々の出来事を記録する。そこに彼女独特の嗅覚による考察が加えられている。それによってロシアの現状が生々しく伝わってくる。そしてどれほど「人権」を希求し、ロシアにそれが根付くことを祈っていたのか。その思いが彼女の筆致から痛いほど伝わってくる。 序文でイギリスのニュースキャスター、ジョン・スノー氏は述べる。『ロシアン・ダイアリー』を読むと、なるほど彼女は生きるのを

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    pcod 2007/07/28
  • スティーヴ・グローヴと英17歳リベラル政治評論家 - HODGE'S PARROT

    スティーヴ・グローヴの今週の「citizentube」。 Citizentube This Week 7/1 まずは保守派論客アン・コールターVSエリザベス・エドワーズ。これは、民主党の大統領候補ジョン・エドワーズへのコールターの中傷──ゲイ侮蔑発言を含む──に対して、夫人のエリザベス・エドワーズがコールターへ向かって意見している場面だ。なかなか「よいアングル」で撮れている。 次にイギリスの話題になる。スティーヴはゴードン・ブラウン政権誕生を簡単に紹介し、バトンをグラスゴーに住む17歳の学生ジェイムズさんに渡す。彼は、政治関連のビデオを数多く投稿している YouTube ユーザーだ。 例えば、以下のビデオでは、ゴードン・ブラウン首相と労働党内閣のメンバーについてかなり詳しい紹介をしている。 Politics 12: Prime Minister Gordon Brown Politics

    スティーヴ・グローヴと英17歳リベラル政治評論家 - HODGE'S PARROT
  • ”Re-performance” 再創造されるグールドの『ゴールドベルク変奏曲』1955年盤 - HODGE'S PARROT

    グールドは不可能ななにかを探求していた。それを彼は<ゴールドベルク変奏曲>に即して音楽の「非実体化」と呼んでいる。 ミシェル・シュネデール『グレン・グールド 孤独のアリア』(千葉文夫 訳、筑摩書房) p.145 1955年6月、ニューヨークのCBSスタジオで録音されたグレン・グールド(Glenn Gould、1932-1982)のデビューアルバム『ゴルトベルク変奏曲/Goldberg Variations』。 ピアノ音楽を愛する人なら、多分、この「録音」は──それがCDであれLPレコードであれカセットテープであれ、そういったメディアに関わらず──持っているだろう。 バッハ:ゴールドベルク変奏曲(1955年モノラル録音) アーティスト:グールド(グレン)発売日: 2004/11/17メディア: CD このJ.S.バッハの傑作の、その第一のディスク(録音)に挙げられる「55年のゴールドベルク」

    ”Re-performance” 再創造されるグールドの『ゴールドベルク変奏曲』1955年盤 - HODGE'S PARROT
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    pcod 2007/04/30
  • 使えない大卒 〜インドの場合 - HODGE'S PARROT

    最新の『ニューズウィーク日版』(2006-6・7号)のカヴァーストーリーは、「学歴難民クライシス」なのだそうだが、こちらはまだ読んでいないので、関連記事を同じ『ニューズウィーク』の2005-12・28/2006-1・4号より。 ●あふれ出る「使えない大卒」(The Unemployable Masses) ニューデリー支局長ロン・モロー氏の記事で、経済界/産業界のニーズにインドの高等教育が応えていない、人材育成が立ち遅れている、という趣旨。 「なんの役にも立たない知識を身につけるために大学で3年間も無駄にすごしてしまった」*1と嘆く、希望の職に就けなかったある大学新卒者のエピソードから記事は始まる。 そしてインドでは推定530万人の大卒者が職にあぶれているという現実が提示され、さらに追い討ちをかけるような「シリコンバレーなど外国に流出したエリートのインド人たちは、いってみればケーキの上の

    使えない大卒 〜インドの場合 - HODGE'S PARROT
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    pcod 2006/06/03
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