総務省は11月22日、2.5GHz帯の周波数を利用した広帯域移動無線アクセスシステムに関する公開カンファレンスを開催した。 2.5GHz帯の次世代高速無線通信の事業者免許は、総務省が年内にも新規参入事業者2社に対して割り当てる方針。この2枠を巡って最終的には、ウィルコム、KDDI陣営のワイヤレスブロードバンド企画、NTTドコモ陣営のアッカ・ワイヤレス、ソフトバンクとイー・アクセス連合のオープンワイヤレスネットワークの4社が事業認定の申請を行っている。今回開かれたカンファレンスでは、既に各社が総務省に提出している事業計画のプレゼンテーションを行った後、各社間の質疑応答を通して自社の優位性をそれぞれにアピールした。 今回名乗りを上げている事業者で唯一、次世代PHS方式による展開を計画しているウィルコムは、自立分散型のマイクロセル方式で構築されたネットワーク網など、独自技術を強調。ウィルコム代表