■ブログの中の「サイト」と「記事」 ブログの登場で「記事」を基本単位とした情報の流れが明確になったわけだが、しかし、だからといって「ブログは記事単位の情報しかない」とか「サイトの時代は終わった。これからは記事だ」とか、そういうわけではない。むしろ、ブログの中にも「サイト」レベルの要素と「記事」レベルの要素がある。どちらがいい悪いという話ではなくて、2種類のやや性格の異なる単位があるから、そのメディア特性をしっかり理解して活用しましょうね、という話をしたくてこんな長文を書いているのだ、ということはわかっておいてほしい。 たとえば「ブロガー」という言葉は「サイト」的発想である。書き手に注目するのはまさにサイト単位での見方である。「あの人が書いているから読む」というのは(有名人ブロガーにしろ、アルファギークにしろ、何にしろ)「サイト」レベルの読み方である。 一方、トラックバックやリンクやコメント