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生物に関するmurasukeのブックマーク (12)

  • 身体のリバースエンジニアリング『人体 600万年史』

    完成品を分解したり観察することによって、動作原理や設計・仕様を調査することをリバースエンジニアリングという。これを「人体」に適用したのが書になる。 しかし人体は「完成品」ではないし、設計図からデザインされたものですらない。その時々の環境に応じて「生きる」「殖える」ことを目的とし、変化を重ねてきた。人の身体には、パリンプセストの羊皮紙のように何度も消しては書かれてきた跡が見えるという。「私たちの身体には物語がある」と断言する著者は、そうした人体と環境の変化を、ときには精緻に、ときにはドラマティックに明らかにしてくれる。 非常に面白いのは、「人の身体はなぜこのようになっているのか」というアプローチから迫ってゆくうち、「人は何のために生きるのか?」への回答がなされていること。人類の祖先との身体構造の違い―――長い脚、高い鼻、大きな頭といったパーツから始まって、なぜべ物を喉に詰まらせるのか(気

    身体のリバースエンジニアリング『人体 600万年史』
  • 第1回 カマドウマの心を操る寄生虫ハリガネムシの謎に迫る

    寄生虫が宿主を操り、自らに都合のよい行動を取らせる。 寄生虫による宿主の操作は、20世紀後半から大いに研究が進み、今や事例の枚挙にいとまがないほどだ。どうやら我々の住むこの世界では、普遍的な現象らしい。聞いただけで気持ち悪いが、受け入れざるをえない。 日にいて、直接目に見える形で、身近にそれを実感することができるのは、おそらくハリガネムシではないかと思う。 例えば、来、水辺に近づく必要がないはずのカマキリが、お腹をパンパンに膨らませて、川や池に近づいている時。そのまま観察していれば、カマキリは水に飛び込むだろう。ほどなく腹からは何10センチもあるハリガネのように細長い生き物がクネクネと身をよじらせながら出てくる。 ぼくもずいぶん前に、白昼、偶然にその瞬間を見てしまったことがある。同じ星の上の出来事とは思えないような、ぞわっとする体験だった。 そんな寄生虫のハリガネムシと、寄生された宿主

    第1回 カマドウマの心を操る寄生虫ハリガネムシの謎に迫る
  • クマムシ博士から深海を行く微生物ハンターへの反論

    ナショジオゆかりのニュース、写真展や博物館のレポート、ちょっとしたコラムなどなど、ジャンルを限らずタイムリーな話題をお届けします。 最強。人々を熱狂させる魅惑の言葉だ。最強の存在を無意識に求める私たちの欲望は、映画漫画に登場する最強のキャラクターなどに投影されている。また、人類最強を決定する格闘技の催しが大晦日にたびたび行われている。実際、人類はこれまで、個人そして組織を単位として最強を競い合ってきた。その負の側面として、戦争が挙げられるだろう。スポーツは平和的に行われる疑似戦争と見なすこともできる。いずれにしても、人々が最強を求めるのは、道徳的な善悪とは別のところにある能的な欲求だと思われる。 クマムシという生物がいる。私が研究の対象としている生きものだ。この生物はしばしば、地上で最も強いと評される。そう、私たちが崇拝すべき「最強」生物なのだ。 クマムシは体長が0.1~1.0ミリ程度

    クマムシ博士から深海を行く微生物ハンターへの反論
  • 南極氷床4km下の氷底湖に、多様な生命体

  • タコ「うー、寒い寒い、ちょっとRNA書き換えとこ」 - 蝉コロン

    2013-05-28 タコ「うー、寒い寒い、ちょっとRNA書き換えとこ」 Octopuses Rewrite Their RNA to Beat the Cold - ScienceNOW DNA-mRNA-タンパク質がいわゆるセントラルドグマで、DNAの配列の違いが、そこからできるタンパク質の構造の変化につながり性質が変わってくわけですが、その途中、mRNAのところでちょいちょいっと編集しちゃおうというのがRNA編集です。この分野の研究者がプレゼンをするときスライドにスペルミスなんかがあっても「あーこっちも編集されちゃいましたね」と言うとウケます。少なくともアメリカでは。 今回ご紹介するのは一年前の論文だけど、南極あたりに住むタコがとあるタンパク質を低温でも働けるようにRNA編集するという仕事です。上記ScienceNowの記事では、タコは寒くても「手袋してない」とアメリカンジョーク

  • カオスちゃんねる : 【閲覧注意】ファージっていう凄いウィルスって知ってるか

    2012年09月07日21:18 【閲覧注意】ファージっていう凄いウィルスって知ってるか 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/09/07(金) 18:37:48.29 ID:No5c+D3e0 絶対宇宙人が作っただろコレ 六足で器用に歩行 バクテリアに取り付き、生体ドリルで穴をあける 腹部に詰まったウィルスDNAを注入 ナノマシンだろこれwww http://ja.wikipedia.org/wiki/ファージ 15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/09/07(金) 18:42:17.31 ID:9N2mopip0 かっこよすぎわろた 16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/09/07(金) 18:42:41.77 ID:kNKqBF+m0

    murasuke
    murasuke 2012/09/09
    ファージ懐かしいな
  • 自分勝手なミトコンドリアDNA:科学ニュースの森

    2012年08月11日 自分勝手なミトコンドリアDNA 背景: 細胞は生物の基単位であり、その内部には様々な機能を持つ小器官が詰まっている。中にはミトコンドリアのように以前は別種の生物だったと考えられているものも存在し、それらは宿主に対して常に利益になるわけではないこともある。 要約: ミトコンドリアは動植物の細胞内に存在する小器官であり、エネルギーを生成する役割を持つ。ミトコンドリアはかつては独立した生物であったと考えられ、それ独自のDNAを持つ。そのため自身の複製に必要な部分も存在し、植物内のミトコンドリアではものによって宿主細胞に害となってしまうDNAを持つものも発見され、Selfish(セルフィッシュ、自分勝手な)DNAと呼ばれてる。 この度、オレゴン州立大学のDee Denver博士率いる研究チームによって、線虫の細胞内にも同様にセルフィッシュDNAを持つミトコンドリアが発見さ

  • アブラムシの光合成:科学ニュースの森

    2012年08月19日 アブラムシの光合成 背景: 光合成は太陽の光エネルギーを利用して代謝に必要な化学エネルギーを合成する、植物や藻類が主に持っている機能である。光合成を行う動物はこれまで発見されていないが、植物の光合成に利用される色素を持つ動物は発見されている。 要約: アブラムシはとても奇妙な生物学的特徴を持っている。妊娠した状態で産まれてくるメスや、口がないために繁殖行動の直後に死んでしまうオスなどがいる。このような特徴に加えて、フランスはソフィア・アンティポリスにあるソフィア・アグロバイオテック研究所のAlain Robichon博士らによって、アブラムシが光合成によってエネルギーを得ている可能性が示された。 アブラムシは他の動物と違いカロテノイドと呼ばれる色素を合成する能力を有している。多くの動物は、健康な免疫系を保ったり特定のビタミンを生成したりといった様々な機能に、この色素

  • 細胞工学「生命科学の明日はどっちだ」

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  • 第14回:全ての植物をフィボナッチの呪いから救い出す

    連載コラム 「生命科学の明日はどっちだ」 目次 第14回:全ての植物をフィボナッチの呪いから救い出す ロマネスコ(左)とマンデルブロ集合の一部(右) 植物にかかったフィボナッチの魔法 このオーラ全開の野菜、なんだか知ってますか。 そう、最近デパートなんかではよく見るようになったロマネスコというカリフラワーの仲間である。 一説によると、悪魔の野菜とか、神が人間を試すために作った野菜とか言われているらしい。 なんと言っても凄いのは、フラクタル構造がめちゃめちゃはっきり見えること。 まるでマンデルブロ集合みたいだ。 ね、似てるでしょう。フラクタルがこんなにはっきり見える構造物は、他には無いんじゃないかな。 この植物が面白いのは、それだけでは無い。 実の出っ張った部分をつなげていくと、らせん構造がくっきり見えてくるでしょう? そのらせんの数を数えてみよう。 右向きのらせんと左向

  • 「クマがかわいそうだから殺さないで」と感じる皆さんへ - 紺色のひと

    クマ出没増加のニュースが広まっています。各地で捕殺されたツキノワグマは2010年のみで2,000頭を上回り、「かわいそう」「殺さないで」「残酷だ」などの声もあちらこちらで耳にします。実際、クマを殺処分した自治体や猟友会に「なぜ殺した」「麻酔銃を使えばよかったのでは」などと抗議が相次いでいるとのことです。 人間の生活空間に現れたクマは、人間に直接危害を加えない限り、殺さずに放獣するのが理想であるとは思いますが、そうもいかないのが現実のようです。なぜでしょう? その理由のひとつに、人間にとって、クマは恐ろしい生物であることが挙げられます。 エントリでは、僕がクマと遭遇したときに感じたこと、そして生活の中でツキノワグマの恐怖に晒されている方の手記を紹介します。エントリの趣旨は、 かわいいクマは、人間にとって恐ろしい生き物でもあるということ。 日常的に、クマの被害に怯えて生活している方が現実にい

    「クマがかわいそうだから殺さないで」と感じる皆さんへ - 紺色のひと
  • ミトコンドリアは利己的なのか利他的なのか

    人間とは,その「祖先」である細菌の時代から,利己的な部分と利他的な部分を持っており,その「葛藤」の歴史がすなわち「進化」ということなのだろうか---。生物学者で科学ライターでもあるニック・レーンが書いた『ミトコンドリアが進化を決めた』(みすず書房)というを,そんなことを考えながら読んだ。 筆者は前回のコラムで,近代資主義社会とは,人間が根源的に持っている利他的な部分と利己的な部分が葛藤しながらも,それを無理やり折り合いをつけながらなんとかやってきた社会である,と書いた。 人間は,単細胞の細菌から多細胞となり,より複雑な哺乳類となり,さらには人類となった後は,小規模な共同体をつくり,さらには社会や国家といった大規模な組織を作ったが,細菌の世界も現代の複雑な社会でも,利己的な部分と利他的な部分の葛藤が起こるというのは変わりがないのかもしれない。それは,ある平衡な状態から進化するためには,異

    ミトコンドリアは利己的なのか利他的なのか
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