Banks Bracing for U.S. Downgrade See No Panic Yet (Bloomberg, 7/27/11) 銀行はデフォルトよりも格下げの可能性により注目して、万一の事態に備えて準備をしており、主要資金市場は平静を保っている。 レポ市場でコラテラルに使われてる米国債はおよそ4兆ドル、レポ市場でのボラが上がるとクレジットが縮小するとJPM。 ING Directの買収で資金調達の必要があるCapital Oneは、再調達リスクを減らすために保有証券を一部売却。 JPMの金利ストラテジーのグローバルヘッドTerry Beltonの言:「格下げによる調達コスト上昇は中期的に60-70bps、これにより米国政府の借り入れコストは年間$100bn上昇、短期イールドは5-10bps上昇。」(下に原文) 米金融機関の米国債とエージェンシー債の保有総額は7月13日付けで$
DEBT CEILING: Some Quick Thoughts From Goldman's Head Of US Treasury Trading (Business Insider, 7/27/11) ゴールドマンの米国債トレードヘッド Beth Hammockのメモから。具体的なbpsの数値はともかくとして、期待される動きとしては、きわめて全うな内容。 「米国債がAAにおちると、GSEは即時の格下げ圧力、米国債には徐々に海外の持分減少でドル安方向に引導、米企業および米銀への格付けネガティブ影響。格下げ直後は、短期エンドにリスクオフのトレードで30bpsラリー、5年をピボタルポイントにして、長期エンドは20-30bpsのセルオフ。エージェンシー債はワイドニング圧力、だが買いは入ると見込まれ。最終的には、米国債のイールド全体が25-50bpsの持ち上げ、長期アンダーパフォーム。エージ
米国の債務上限引き上げ問題の解決がここへきてまた遠のいている観があります。 なぜなら下院共和党案に一部議員が拒絶反応を示しているからです。 でもアメリカの機関投資家は「問題はそこじゃない」という認識を持ちつつあります。 つまり仮に8月2日の期限までに債務上限が何らかの譲歩により無事引き上げられても米国は最上級の格付け、トリプルAを失うという観測が支配的になりつつあるのです。 その理由としては2つが指摘できます。 一番目の理由は現在残っているどの財政赤字削減策が採択された場合でも赤字の圧縮額は格付け機関が求めている「4兆ドル程度の圧縮が必要」という目標からは程遠いという点にあります。 安易な「意思決定の先延ばし案」だけしか選択肢が残っていない以上、折角、債務上限を今回引き上げることに成功しても、また暫くすると同じ議論をイチからやり直さなければいけないのです。 もうひとつの理由はもっと根源的な
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