コロナ禍が“原因”で反ワクチンや陰謀論の騒動が“結果”なら、この結果が原因になって新たな問題が登場しても不思議ではない。あの奇妙な人々の騒動が賞味期限切れの話題になっても、彼らは消えていなくなったわけではないのだ。 彼らは消えていなくなったわけではない2020年1月に国内で新型コロナ肺炎の感染者が見つかってから、私たちは今まで経験したことのないできごとに翻弄され続けてきた。こうしたできごとには変異株が登場したように人智の領域を超えたものもあったが、多くは人間が右往左往したため生じたものだった。 なかでも社会の耳目を集めたものにマスク反対とワクチン反対を声高に叫んだ人たちの街宣活動や陰謀論者の奇妙な言動があり、後者では逮捕者を出して報道が加熱した。では、その後どうなったのか。 賞味期限切れの話題と感じられ後日談が語られる機会も減っているが、彼らは消えていなくなったわけではなく、相変わらず似た