陸上自衛隊の最新国産主力戦車、「10式戦車(ひとまるしきせんしゃ)」。 2009年まで調達されていた90式戦車を超える、第4世代主力戦車と定義されています。 開発は防衛省技術研究本部が、生産は三菱重工業が担当。 主砲には日本製鋼所製の44口径120mm滑腔砲を備え、 砲弾も新型の国産徹甲弾を使用することにより貫徹力は増強されています。 44トンと戦車にしては軽いのですが、新たに開発された複合装甲を使用することで、 防御力を保ったまま軽量化に成功。着脱が容易なモジュール型装甲も実装しています。 なお軽量化は、全国的な配備に適した戦車を生産する為には不可欠だったようです。 90式戦車は北海道での運用が考慮され開発されていたので、 道路や橋の許容重量の問題などで、北海道以外での配備が難しかったためです。 結果、90式と比較すると全長で約38cm、全幅で約16cm小型化され、 全備重量も約6トン軽