【社会部オンデマンド】エレベーターの「2012年問題」って? 数万台が数年で部品切れへ (1/3ページ) 「エレベーターに『2012年問題』があると聞きました。古い機種で、そのころに部品がなくなってしまうということです。部品がなくなると、どうなるのでしょうか」=東京都港区のマンション管理組合理事長、斎藤明子さん基幹装置で供給停止 ここ数年、エレベーター製造メーカーが、製造中止からおおむね25年以上経過した機種について「保守部品の供給を停止する」と相次ぎ発表している。供給を止めるとした期限は2012(平成24)年が多く、今年9月に迫っている機種もある。 供給が止まるのは、発電機やモーターなど基幹装置の部品。故障すればエレベーターは使えなくなるが、供給停止で修理の手立てがなくなってしまうわけだ。 「日本エレベータ協会」によると、国内のエレベーター台数は約66万台。把握できない分を含めると70万