全日本空輸と香港の投資グループ、ファーストイースタン投資グループ(FE)は9日、年末に格安航空会社(LCC)を設立することで合意したと発表した。全日空から独立した別ブランドで、関西空港を拠点に国内線と国際線を運航する。運賃は大手航空会社の半分〜7割程度となる見込みで、2011年度下期の運航開始を目指す。 新会社の資本金は100〜150億円の見通し。40%未満を全日空が出資し筆頭株主になる。FEは33・3%を出資し、残りは国内で投資を募る。全日空から独立して事業を運営し、社員も新たに採用する予定。 国内線は親戚(しんせき)の訪問や冠婚葬祭での移動の需要を主眼に置く。国際線は中国や韓国のほか、東南アジアへの就航を想定している。 小型機の単一機材を使うほか、機内食などのサービスは希望者に有料で提供するなど、徹底したコストダウンを図る。 同社は「北東アジア初の本格的なLCCを成功させたい」としてい