「秋元康」という人物は、僕にとって長い間、謎の人物だった。 テレビの構成作家出身であり、作詞家として手がけた作品はなんと4千曲以上あるそうだ。 チャート1位80曲以上という記録は、歴代の作詞家で1位を誇る。 売り上げ総数は4500万枚で、これは歴代3位だという。 これだけでも「おばけ」だが、さらに脚本も書き、映画も撮り、小説も漫画原作もある。 そして何よりAKB48グループの総合プロデューサーだ。 秋元さんが「大作家」であることは間違いないが、僕が知っている「作家」と彼の活動は まったく違う。 作家というのは、個人の表現活動に徹する存在だ。 だが、秋元さんはAKB48という女の子の集団を世に送り出し、社会現象まで 生み出しているのだ。 「秋元康」とは、いったいどんな男なのか? 謎を見つけたら近づいてみたくなるのが僕の習性である。 たまたま同じ整骨院に通っているという縁もあり、早速、僕は秋元