【ソウル=黒田勝弘】韓国海軍が近く米海軍と合同で開催する軍楽隊同士の親善コンサートで、韓国の大衆歌謡「独島はわれらの土地」が演奏されると話題になっている。 「独島」は日本の竹島(島根県隠岐の島町)の韓国名。韓国海軍は大型強襲揚陸艦を「独島」と命名するなど“独島・愛国キャンペーン”に熱心だが、今度は米軍まで引き込み“対日嫌がらせ”に手をつけたかたちだ。 このため招待されていた在韓日本大使館の駐在武官は急遽(きゅうきょ)出席を取りやめた。 今回の米韓親善軍楽隊コンサートは、朝鮮戦争休戦60周年記念として韓国海軍が計画。日本の横須賀を拠点とする米第7艦隊の軍楽隊を招き26日と28日、ソウルと釜山で合同演奏会を開く。 演奏会は公開で、米韓双方の11曲が演奏され、その中に韓国の反日歌謡「独島はわれらの土地」が合唱付きで含まれているという。竹島問題をめぐる韓国の“やりたい放題”はエスカレートの一途だ。