■ラズパイが「Diretta」をサポートする意味 前回からだいぶ間が開いての連載更新となったが、まずは春のヘッドフォン祭2019でラックスマンとワンボード・オーディオ・コンソーシアムが共催した技術発表会の概要(関連ニュース)をご覧いただきたい。意図が伝わりにくい部分もあったため、今回はその内容を咀嚼してお伝えしたいと思う。 この発表会での一大トピックはAudio over IP実装「Diretta(ディレッタ)」のサポートであり、その結果としての1bc ー ワンボード・オーディオ・コンソーシアムが開発を進めるLinuxディストリビューション ー における「ネットワークDAC機能」の実現である。早い話、ラズパイをUSB-DACのように使える技術が追加されたのだ。この機能は「LAN DAC」と呼ばれることもあるので、そのように言葉を置き換えていただいても構わない。 従来のラズパイ・オーディオは
伝説のバンド・クイーンのアルバムジャケットの元ネタ、神戸で展示 拡大 19世紀前半にフランスで諷刺・挿絵画家として活躍したJ・J・グランヴィル(1803~1847)の版画作品を展示する企画展が、「兵庫県立美術館」(神戸市中央区)の常設展示室で、3月3日までおこなわれている。 グランヴィルといえば、伝説のバンド・クイーンのアルバム『Innuendo(イニュエンドウ・暗示という意)』のジャケットの元絵となったイラストでも知られている。このアルバムは、ボーカルのフレディ・マーキュリー最後の作品となったものである。ジャグラーの手からはずれた星は、アルバムではバナナとして描かれており、そのバナナがアルバムのアートワークのなかにも登場し、まさにフレディ・マーキュリーが亡くなる「暗示」であったとして、ファンの間では話題となっていた。こちらの作品は、グランヴィルの『もうひとつの世界』という挿絵本のなかのひ
米金融大手のシティグループは「PUTTING THE BAND BACK TOGETHER」と題した調査で、ミュージシャンに支払われる金額が音楽業界の総収入のうち12パーセントであると明らかにした。このことは英音楽情報サイト「NME.com」や米音楽誌「ローリングストーン」も取り上げられている。 これでも昔よりは増えているというが、それでもまだ少ない数字。調査では、仲介業者の多さを指摘している。 2000年には1ケタ台だった 2018年8月6日(現地時間)に公表された調査によると、17年、米国のリスナーが音楽に費やした金額は200億ドル(約2兆2000億円)で過去最高を記録。ストリーミング、CDセールス、ライブやイベント、広告などを含む音楽業界全体の総収入は430億ドル(約4兆8000億円)に上った。 しかし、音楽業界全体の総収入のうちミュージシャンに支払われる金額は50億ドル(約5500
X35(左) / X50D(右) カクテルオーディオの「X50D」と「X35」は、「ミュージックサーバー」ジャンルに属するオーディオコンポーネントだ。特に上位モデルX50Dは、ユーザーが好きなDACを組み合わせて楽しめる全方位型のトランスポートと呼びたい製品である。7インチの大型液晶ディスプレイや、フロントパネルに12mm、シャーシに8mmの極厚アルミプレートを採用した筐体、アルミダイキャスト製インシュレーターを搭載する脚部など、音質を徹底追求した構造だ。 本体には3.5インチ/2.5インチHDD/SSDを搭載できる。また、CDドライブを搭載し、単体でリッピングが行なえることもポイントだ。リッピングした音源を本体ストレージに保存してそのまま再生できるのだ。 入出力端子の豊富さも特徴で、光、AES/EBU、USBタイプA、HDMIなどの多彩なインターフェイスを装備。さらに、USBタイプA端子
究極のペダルボード・コントローラー iRig Stomp I/Oは、4つのフット・スイッチ、エクスプレッション・ペダルに、オーディオ / MIDI インターフェース機能を統合したペダルボード・コントローラーです。 Mac / PCだけでなくiOS端末にも直接接続できますので、ライブ / レコーディングを問わずさまざまな環境でご利用いただける、ペダルボード・コントローラーです。製品登録時の特典として、総額10万円相当を超えるソフトウェアも付属しています。 iRig Stomp I/Oは、視認性に優れたLEDを備える4つのフット・スイッチとエクスプレッション・ペダルで構成されています。 接続したMac/PCまたはiOS上で動作するソフトウェアの操作を、足元のiRig Stomp I/Oで行えます。本体のコントーラーに加え、2系統の外部フットスイッチ/フットペダル端子、さらにはMIDI IN/O
「OMB(One Man Band)」はアコースティックギターかエレキギターに装着すると演奏にリアルタイムでバーチャルなバックアップバンドの演奏を追加することができるデバイスとソフトウェアのセットです。その他にも、ギター演奏をピアノやドラムなど別の楽器の音に変換する機能や、ギター演奏のコードをMIDI出力することも可能です。 OMB - OMB GUITARS http://ombguitars.com/ OMBを使用するとどんな音楽ライフが送れるかは以下のムービーを見れば一発でわかります。 OneManBand (OMB) - A New Way to Play Guitar - YouTube OMBは、ギターの演奏内容を認識し、演奏に合わせて音を発するデバイスとソフトウェアのセットです。 OMB本体はこんな感じ。以下の画像をクリックすると、GIFムービーで分解図が表示されます。(容量
音楽業界はこれからどこへ向かうのか? 2018年、業界に影響を与える可能性のある大小さまざまな7つの変化を予測する。 1. スポティファイがついに上場 スポティファイが投資家たちとの長年の約束を果たす時がやってきた。スポティファイ社は年内に上場し、新たなチャレンジに直面する。投資家からは贅沢なオフィスをはじめとする会社の運営体制に厳しい目が向けられ、大手レーベルからは無料利用枠を制限するよう圧力をかけられるはずだ。 競合相手の勢力拡大(2と3を参照)や、ネットワーク中立性(プロバイダや政府がインターネット上のすべてのデータを平等に扱うべきだとする思想)に関する規制の撤廃(5を参照)により、今年のスポティファイにはこれまで以上の難関が待ち受けている。株価もそれらの影響を反映したものになるだろう。 2. アマゾンが勢力拡大 アマゾンは聴き放題サービスのAmazon Music Unlimite
ホラー映画では「ギィィィ……」という木製の扉がきしむ音や、殺人鬼が迫ってくる時に不安や恐怖をあおるBGMなどが散りばめられています。これらの映画サウンドは、サウンドデザイナーたちが試行錯誤して作り上げているのですが、あるホラー映画専門の作曲家は、デジタルではなくアナログで独特な恐ろしい音を追求した結果、悪夢のような音を奏でる楽器「Apprehension Engine」を作り上げてしまいました。 Sounds of the Nightmare Machine - YouTube 鉄琴を指ではじくと…… 「トン……」と殺人鬼が忍び寄るような音。よく見るとセットされているのは鉄琴ではなく鉄でできた金定規であることがわかります。 鉄線が貼られた木の板をたたくと、「ダダンダダンダダン……」と、何か金物にぶつかったような音が徐々に小さくなっていきます。 ギターのごとく張られた弦の上に黒いパーツを滑ら
Appleが、MacBook Pro (Late 2016)のTouch Bar対応を含んだ「Logic Pro X 10.3」の配布を開始しています。 システム環境が、OS X 10.10 以降から、OS X 10.11 以降に変更されています。 サポート情報:Logic Pro リリースノート バージョン 10.3 の新機能 MacBook ProでTouch Barをサポート ・タイムライン概要でプロジェクト全体を一目で確認、移動可能 ・選択したトラックのSmart Controlの調整で音源やエフェクトのサウンドを微調整 ・ピアノの鍵盤またはスケールモード付き音楽キーボードを使用してソフトウェア音源を演奏/録音 ・ベロシティとノートリピートを制御中にドラムパッドをトリガしてビードを作成 ・カスタマイズ可能なキーコマンドのセットを使用して、よく使うショートカットにアクセス インターフ
手の平サイズのワイヤレスレコードプレーヤー「RokBlok」がKickstarterで人気を集めています。レコードを回すのではなく、プレーヤー自体をぐるぐる走らせて再生するという逆転の発想が面白いです。 RokBlok レコード上の曲始め(外側)部分にRokBlokをそっと置いたら、あとは本体に付いたレバーを上げれば走り出して音を出してくれます。止める場合は上に手をかざすだけなので、レコードを傷つける心配も少なそうです。 サイズだけでなく重さも約90グラムとおもちゃのように軽く持ち運ぶのも楽なので、便利なポータブルプレーヤーとして活躍してくれそうです。 プレーヤーが回るスタイル くるくる走る様子がなんだかかわいい 軽い分スピーカーの音量は小さくなってしまいますが、Bluetoothも内蔵しているので別のスピーカーに接続して再生すれば大音量での再生も可能になっています。 電池は充電式で、スタ
ドラムという楽器は手足をバラバラに動かすため、体がその独特な動きを覚えるまで訓練しなければならない。もちろん演奏のレベルを向上させるには本物のドラム、電子ドラムではなく生ドラムで練習する必要はあるが、手足を動かすタイミングやフィルの入れ方を覚えるだけならば、スティックで雑誌の山を叩けばよい。ただし、雑誌相手だと音が物足りず、練習する気持ちが高まらない。 そこで、スティックとスマートフォンさえあれば本格的な音を出してドラムを練習できるスマートデバイス「Freedrum」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中。 Freedrumは、スマートフォンとBluetooth MIDIで通信し、振られた動きスマートフォンに伝えることで仮想ドラムとして機能するデバイス。取り付けたスティックを空中で振ると、振った位置に応じてスネアやタム、フロアタム、シンバル、
「iPhone 7」「iPhone 7 Plus」でイヤホンジャックが廃止されても、お気に入りのイヤホンを持っているから有線タイプをそのまま使いたい。そんな方も多いのではないでしょうか? とはいえ、付属のLightning変換アダプタを使うと、音質が物足りない…。せっかく高価なイヤホンを使っていても、iPhoneから再生される音そのものが良くなければもったいないですよね。 そこで、iPhoneに挿し込むだけで高音質化できるアイテムをご紹介します! USBメモリのようなコンパクトなDACアンプ iPhone 7を高音質化するアイテム。それは、ずばりDACアンプです! Lightning変換アダプタの感覚で使うことができるので、iPhone 7で有線イヤホンを使っていた人でも抵抗なく使うことが出来るのではないでしょうか。 iPhoneに対応したDACアンプは様々ありますが、外出先でも使うならな
初心者からプロフェッショナルにまで対応した、多彩なサウンドを簡単に作ることができるデバイスが「ROLI BLOCKS」です。片手で持ち運べるコンパクトサイズで、スマートフォンとワイヤレス接続して操作でき、ディスプレイ上で点灯する美しいライトを押したり指でスライドするだけで、あっという間に音楽を奏でることができます。 ROLI | BLOCKS https://roli.com/products/blocks ROLI BLOCKSとは一体何なのか?どんなサウンドを奏でることができるのか?ということは、以下のムービーから見ることが可能です。 What is BLOCKS? - YouTube これがROLI BLOCKS。サイズは94mm×94mm×20mmで、重さは250g。MIDI機器との接続&充電のためのポートにはUSB Type-Cを採用しています。 ROLI BLOCKSはデバイス
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