“パーソナルコンピューターの理想”に近づく、さらなる洗練――Mac OS X Lionの大きな飛躍(1/2 ページ) コンピューターが一部の研究者・技術者のもとから解放されたのは、1984年のことだった。当時、Appleによって発売された初代Macintoshは、革新的なGUI(グラフィカルユーザーインタフェース)を搭載し、“誰もが使えるパーソナルコンピューター”を本格的に目指した初めての製品・OSだった。こうしてPCは、人々の手に行き渡るようになったのだ。 あれから約30年。AppleのMac OS、そしてMicrosoftのWindowsという2つのOSを軸にして、PCは世界中に普及した。ハードウェアの性能は瞬く間に向上し、インターネットが登場。さらにこの5年で、「モバイル」と「クラウド」という新たなコンピューティングのスタイルも広がった。PCを取りまく環境が、一気に変化したのだ。 そ
Appleが先週、「OS X Lion」の価格を29.99ドルに設定したことは、同社の新たな標準を示している。同社OSの一般的な価格より100ドル安くなった。Appleは2009年に「Snow Leopard」でも同じことをしたが、Snow Leopardは全面刷新のリリースというよりも、メンテナンス的なアップデートとして宣伝されていた。 Lionに関しては別の要素もある。一度代金を支払うだけで、ユーザーの正規「Mac」コンピュータ5台すべてにOS Xをインストールすることが初めて可能になった。事実上、Appleのマルチユーザーライセンス「ファミリーパック」を置き換えるものとなる。 ここで出てくる疑問は、AppleがLion以降のリリースでさらに価格を下げるのか、ということだ。未来を予想する上で、その可能性を示す兆候がいくつかある。 こうしたことを考えていくに当たって、デスクトップコンピュ
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