ほかの業種に比べると、一般的に給与水準が高いと言われるテレビ局。特にキー局はずば抜けて高い傾向があり、平均年収が1,200万円から1,500万円はザラ、若い20代の社員でも1,000万円を超えることは珍しくないという実情は、すでに公の知るところとなっている。国税庁のサイトで公開されている平成18年分の統計では、日本のサラリーマンの平均年収は435万円。単純な比較になるが、テレビ局の社員がいかに厚遇されているかが分かる数字だ。 昨年5月の「ダ・カーポ」(マガジンハウス)や、同じく昨年12月の「プレジデント」(プレジデント社)に掲載されたテレビ局の平均年収を見ると、在京キー局の中でトップはフジテレビで、1,570万円前後(平均年齢39.7歳)。次点はTBSでほぼ同水準。以下、日本テレビが1,400万円前後(平均年齢39.9歳)、テレビ朝日が1,350万円前後(平均年齢41.3歳)、テレビ東京が