「アンビエント・ファインダビリティ―ウェブ、検索、そしてコミュニケーションをめぐる旅」 (ピーター・モービル:著、浅野紀予:訳) まだ読んでいる途中なのだけれど、この本、非常に面白いです。 タイトルの「アンビエント・ファインダビリティ」という言葉自体、まだ馴染みのないものだけれども、乱暴に言ってしまうと、テクノロジーの進展によって、モノやヒトなどで構成されるリアルな世界がネットの世界と錯綜しつつある中で、これまでは明確だった境界が曖昧になり、あらゆるものごとが情報として「ファインダブル」(見つけることができる)になってくる状態のこと。 この本は、今まさしく起こっている急激な変化が意味するところを、様々な具体例も交えながら、まるで風景(?)を巡るように案内してくれる。 幅広く取り上げられているテーマの中には、マーケティングやセマンティック・ウェブ、フォークソノミー、書籍のデジタル化なども扱っ