オンラインゲームを有利に進めるための不正プログラム(チートツール)を販売したとして、警視庁サイバー犯罪対策課は13日、不正競争防止法違反(技術的制限手段回避装置提供)容疑で、兵庫県姫路市仁豊野の無職、山本昭秀容疑者(30)を逮捕したと発表した。同課によると「金を稼ぐ目的だった」と容疑を認めているという。チートツールをめぐり、販売行為を摘発したのは初めて。 チートツールはパソコンに取り込むと、シューティングゲームなどで銃弾が無限になったり、致命率を高めるなどゲームを有利に進めることができるようになる。山本容疑者は自分でツールを作成し、平成22年夏ごろから4社6タイトルに対応するツールを販売。少なくとも500アカウントが山本容疑者のツールを使っていた。 逮捕容疑は、1月中旬、インターネットで、ゲーム運営会社の不正プログラム制限技術を回避するチートツールを、利用者に販売したとしている。 チ