先日発表された連結決算で、純利益が前年比94.5%減となってしまったリコー。リーマンショック前年まで14年連続となる増収を達成した名門企業に一体何が起こっているのでしょうか。無料メルマガ『店舗経営者の繁盛店講座|小売業・飲食店・サービス業』の著者で店舗経営コンサルタントの佐藤昌司さんがその原因を探るとともに、同社がこの大苦境を乗り切るために早急になすべきマネジメントについて考察しています。 リコー、利益9割減。コピー機売れず、肥大化した組織で生産性が低下 「自己否定から改革を取り組まなければならない」 4月12日発表の中期経営計画についての説明で、4月1日に就任した山下良則社長がそう決意を述べました。リコーはコピー機とデジタルカメラの不振で苦境に立たされています。 リコーは4月28日、2017年3月期(国際会計基準)の連結決算は、売上高が前年比8.2%減の2兆288億円、本業のもうけを示す