メロスは怒るでしかし! 必ず、ダメよ~ダメダメな王を除かねばならぬと決意した。 結婚式を間近に控えた妹に着せるドレスを買うために、シラクスの街へごめんくさ~いしたメロスだったが、街の様子がなんだかオヨヨ。 「王様は人を信じられなくなり、あ~やんなちゃったして街の人間の首を飛びます飛びますするようになったのです」 「ガチョ~ン! ほんまにもうムチャクチャでごじゃりまするがな~」 怒ったメロスは城へと向かい叫んだ。 「ごめんくさ~い。王様、がっぺムカつく! お前に一言物申す!」 「なんだお前は! おい、こいつを捕まえろ!」 「いてっ、おいやめろ。王様に会わせろ。あいたっ、いたたた! ……よっしゃ、今日はこのくらいにしといたるわ」メロスは捕まった。 王様の前に連れていかれたメロスに、死刑が言い渡された。 「村で妹が結婚を控えているんだ。セリヌンティウス、俺が帰ってくるまで人質になってはくれないか