この項目では、文化の伝播や情報伝達における情報単位としてのミームについて説明しています。 ルルティアのアルバムについては「ミーム (ルルティアのアルバム)」をご覧ください。 アラビア文字のミームについては「م」をご覧ください。 インターネットでのミームについては「インターネット・ミーム」をご覧ください。 エジプト文字。言語は、ミームの一種である[1]。 ミーム(meme)とは、脳内に保存され、他の脳へ複製可能な情報であり[2]、例えば習慣や技能、物語といった社会的、文化的な情報である[3]。『日本大百科全書』における人工知能研究者の中島秀之の説明によると、ミームは文化的自己複製子であり、ミームは比喩(ひゆ)ではなく遺伝子と同じく実体である[4]。『利己的な遺伝子』によれば、ミームは脳神経回路の型である[5]。ミームが脳の外へ複製された具体例としては衣服、壺、アーチ、宗教的行動、科学者の講演
【吉田晋】身の危険を感じると、その「記憶」は精子を介して子孫に伝えられる――。マウスを使った実験で、個体の経験が遺伝的に後の世代に引き継がれる現象が明らかになった。米国の研究チームが科学誌ネイチャー・ニューロサイエンス電子版に発表した。 実験は、オスのマウスの脚に電気ショックを与えながらサクラの花に似た匂いをかがせ、この匂いを恐れるように訓練。その後、メスとつがいにして、生まれてきた子どもに様々な匂いをかがせた。 すると、父親が恐怖を感じたサクラの匂いのときだけ、強くおびえるしぐさをみせた。孫の世代でも、同様の反応が得られた。 父マウスと子孫の精子のDNAを調べると、嗅覚(きゅうかく)を制御する遺伝子に変化の跡があり、脳の嗅覚神経細胞の集まりが大きく発達していた。これらの変化が親の「教育」によるものでないことを確かめるため、父マウスから精子を採り、人工授精で子を育ててその脳を調べると、同様
東北大学は、日本人1000人の遺伝情報を解読したところ、個人個人で遺伝子の配列が異なる場所が、新たに1500万か所見つかったと発表しました。 これは、日本人の遺伝情報の解読を進めている東北大学の東北メディカル・メガバンク機構が29日、発表したものです。 機構では、東北地方に住む20代から70代の男女1000人から血液の提供を受け、生命の設計図とも言われるヒトの遺伝情報を解読しました。 その結果、およそ30億対の塩基配列からできているヒトの遺伝情報のうち、新たに1500万か所で個人個人によって配列が異なる場所が見つかったということです。こうした配列の違いは、がんや糖尿病などの病気になりやすいかどうかや、個人個人の特徴などと関わる可能性があることが分かっていて、機構ではさらに詳しい分析を進めることにしています。 日本人の遺伝情報がこれだけ大規模に詳細に解読されたのは、初めてで、東北メディカル・
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