代謝を高めるダイエット効果も 今、旬の時期を迎えているニンニクは、料理のスパイスとして親しまれているが、古くは貴重な薬として用いられてきた。エジプトでは紀元前からピラミッド建設に従事した労働者のスタミナ源として配られ、怪我をしたときにはそのしぼり汁を消毒にも使っていたといわれる。日本でも抗菌作用、抗感染症などの働きが注目され、かつては赤痢の特効薬としてもニンニクが利用されていたようだ。古来、強壮剤としても使われている。
「辛ラーメン」で知られる韓国の即席ラーメン最大手「農心」がEUに輸出した商品から、基準値超えの有毒物質「2-クロロエタノール」が検出され、EU当局は販売停止とリコールを実施したと報じられた(8月16日)。食環境衛生研究所・食品分析室の岸田拓也氏が語る。 「同成分は殺菌剤や染料などに使われるもので、強い毒性があります。高濃度で体内に取り込んだ人の死亡例もあり、国内では直接、食品に使うことは認められていません」 農心ジャパンは「人体に恐れはない数値。EUで販売停止となった商品は、日本には輸出していない」(広報部)と回答したが、厚生労働省では「輸入品目のなかにあるか確認中」(医薬・生活衛生局食品監視安全課輸入食品安全対策室)という状況だ。 輸入食品の安全性に関して、これまで何度も話題に上ってきた韓国だが、このコロナ禍の1年半にも続々と安全を脅かす食品が上陸している。 厚労省が公表する「輸入食品等
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