メキシコのユカタン半島にあるリゾート地などを1500キロ以上にわたってつなぐ巨大プロジェクト「マヤ鉄道」が15日、一部開業しました。鉄道の開業によって、観光資源を生かした経済発展が期待されていますが、環境問題への懸念なども指摘されています。 「マヤ鉄道」はメキシコのユカタン半島を1周するように総延長1500キロ以上にわたる鉄道を建設する巨大プロジェクトで、ロイター通信によりますと総事業費は280億ドル、日本円にしておよそ4兆円に上るということです。 このうちの一部にあたるカンペチェからカンクンまでをつなぐ473キロが完成し、15日、カンペチェの駅で開通式が行われました。 式典に出席したメキシコのロペスオブラドール大統領は「これは偉大な公共事業だ。誇張ではなく世界中探してもこれほどの巨大事業はないだろう」と経済的な意義を強調しました。 マヤ鉄道の沿線にはリゾート地カンクンや世界遺産にも登録さ