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ブックマーク / www.artonx.org (8)

  • なぜUnixはUnixなのか(Unix考古学を読み始めた) - L'eclat des jours(2016-04-27)

    _ なぜUnixはUnixなのか(Unix考古学を読み始めた) アスキーの鈴木さんにUnix考古学を頂いたので読み始めて、シェヘラザードの代わりに寝台の脇に置いて何夜か過ぎて大体半分読んだ。 抜群におもしろい。単なる読み物としてもおもしろいのだが、おおそういう理由でそうだったのか/こうなっているのかという説明が(あとがきを読むと、筆者は類書をネタにしているのではなく(ゼロではないだろうけど)、当事者たちのログや論文を読むことで事実関係を掘り起こして推測して結論づけたりしている。なるほど、その作業は電子の地層から掘り起こして塵を払ってつなぎ合わせて当時を復元していく作業にそっくりだ。それで「考古学」なのだな)なかなかに快刀乱麻で読んでいて実に楽しいのだ。 まずまえがきにぶっとぶ。 読み進めて次の文章に腰を抜かした。 人づてに聞いた話だが、著者の藤田氏は1970年代生まれよりも若い年代に書を

  • L'eclat des jours(2014-12-12)

    _ Rubyのしくみ 風邪で寝込みつつ、以前、オーム社から送っていただいた(ありがとうございます)Rubyのしくみをようやく読んだ(読み込んだ、とは言えないけど)。 書は言語処理系としてのRuby(特にMRI)にフォーカスして、字句解析、構文解析から始めてオブジェクトのメソッド呼び出しとオブジェクトの実装上の仕組みについて解説したものだ(だけではないので、それは後述)。 そのあたりはRHGを読んだから知っているよという人でも、2~4章にわたって説明されている、コンパイル、コード実行、制御構造とメソッドディスパッチの箇所は、YARVに基づいているので新味があると思う。 というわけで、Rubyの処理系を解説したとしては既にRHGというものがあるわけだが(Rubyソースコード完全解説という名前で売られていたが、当時の世相からハックという言葉が受け入れられなかったのが書名の理由なので、心ある人

  • Swiftはすごい L'eclat des jours(2014-06-03)

    _ Swiftはすごい 朝起きたらTLでSwiftという文字が躍り、まさかのスィフト復権かと思ったらWWDCを受けての話で、どうやらアップルが新しいプログラミング言語を投入したらしいとわかった。 ガリバーの宇宙旅行 [DVD](坂九) たかがアップルの新しいプログラミング言語で何を騒いでいるのだろうとすごく疑問だったが、そんなにみんなObjective-Cが嫌いだったのかと(それにしてはえらく利用されているっぽい)感じたくらいだった。 そうは言っても、とりあえずdeveloper.apple.comを眺めると、SwiftについてはThe Swift Programming LanguageというiTSで無料で配布しているからiBooksで読めと書いてあるので、とりあえず後で読むことにして昼の仕事に戻った。 で、帰って来てSwiftをダウンロードして読むかと思い、ふと気づくと、MSD

    ch1248
    ch1248 2014/06/05
    「もうジョブズはいない。ならばジョブズを作ればよい。」 うん。
  • 久々に絶対読め本が来た - L'eclat des jours(2014-05-13)

    _ 久々に絶対読めが来た オライリーの高さんから、ハイパフォーマンスブラウザネットワーキングを頂いた。 どんなかもわからなかったけど書影を張った甲斐があった(わけないだろうな)。実に良いを頂けた。どうもありがとうございます。 このは、名前の書名の通りに受け取ると妙にピンポイントだけど(なぜなら、ブラウザネットワーキングをハイパフォーマンスさせるための技術書だとしか読めないし、ブラウザネットワーキングって妙な言葉だけど、Webブラウザにしか関係しなさそうに読める)、全然違う。 このは、小手先の技術書ではない。 だから、ネットワークにパフォーマンスを要求するためには、まずネットワークとは何でどのような技術で、どのような種類があり、それぞれにおいてどのような制約や特徴があるのか、からきちんと説明がある。 最初は、レイテンシ(遅延のこと。遅延といったって、伝播遅延、伝送遅延、処理遅延、キ

  • 今、Cで開発するためのスタンダードを知るための本 - L'eclat des jours(2013-09-30)

    _ 今、Cで開発するためのスタンダードを知るための 例によってアスキーの鈴木さんから、をもらった。花井さんのモダンC言語プログラミングだ。なお、似たような題の洋書があって、しかも花井さんは翻訳もするので、そのの翻訳書と勘違いされる可能性もありそうだが、完全にオリジナルだ。 Cは、Unixと共に(というか少し遅れて)生まれたということは、すでに40年以上の歴史があり、それだけの年月がたてば、COBOLなどと同じく老害言語と言われてもこれっぽっちもおかしくはない。 ところが、COBOLと異なり開発者市場がどんどん先細り(あるいは固定化)されるということはなく、むしろ増えている。それどころか最近の調査では最も利用されている(TIOBE 2013)。 一方、C++が先鞭をつけたビジネスプログラミングへのオブジェクト指向プログラミングの適用は、Java、Objective-C、C#と種類を増や

  • イギリスのある女中の生涯という本がすさまじくおもしろかった - L'eclat des jours(2012-11-19)

    _ イギリスのある女中の生涯というがすさまじくおもしろかった 牛追いの10女として生まれたウィニフレッドの生涯を聞きとってまとめた作品なのだが、これはものすごくおもしろかった。 20世紀初頭(第1次大戦前)にイギリスの田舎の土豪に牛追いとして雇われている父親のところで生まれたウィニフレッド(母親は女中から専業主婦になっている)の子供時代、少女時代(女中時代でもある)、途中第一次世界大戦をはさんで恋した相手は戦死して(多分、そこから悲しい後日談も後に出てくる)、逆に相手が恋していて無事生還した男と結婚して専業主婦となり、しかし夫はおそらく戦争の後遺症で何度か廃人化したのでまた女中に復帰したりと、波瀾万丈ではないのだけど、現在の生活から見るとまるで冒険のような人生がえらく細部に凝って書かれている。 記憶の断片の再構成だからだろう。妙にリアリティとコンテキストがある細部の積み重ねによってある時

  • L'eclat des jours(2013-05-06)

    _ すごいをもらった アスキーのすずきさんから、角さんと高木さんが訳したプログラマの考え方がおもしろいほど身につくをもらったので、連休最後だし、茶色(アスキーのシリーズは、茶-緑-青と難易度が上がる)だし、読んでみるかとぱらぱら読み始めて、びびった。 プログラマの考え方がおもしろいほど身につく 問題解決能力を鍛えよう!(V.Anton Spraul) このは、実に良い点を突いている。というか、おれは突かれてびびったのだった。 副題は「問題解決能力を鍛えよう!」となっているが、このの主題は、ある問題をプログラムで解決すべきときに、どのようにそれをプログラムとして考える(設計する)かの方法を説明したものだ。 一番最初の問題は、「狐とガチョウとトウモロコシ」、次にスライドパズル(15パズル)、数独、Quarrasiロック(回転錠)と続いて、どのように解くかを解説する。まだプログラムとは

  • L'eclat des jours(2010-04-11)

    _ 最近の……という話 同僚の子供が4月から高校だというので、その話をしていたら、いやぁ最近の子供にはついてけないなぁとか言い出した。 なんで? とか聞いたら、いきなり入学式の後から友達同士で遊びに行くんだよ、とか言い出す。 いきなり友達を作れるのか、すげぇな、とか言ったら、そこじゃないと返された。 入学が決まった時点(ってことはまだ中学生のときってことだな)で、ミクシィで同じ学校に入学する子を探して連絡を取り合っていたらしくて、いきなり入学式がオフ会なんだよ。 なるほどなぁ、枯れた(というかそれほど新しくないというか)技術をうまく使っているんだなぁと思ったが、そういえば、こっちの子供もteacup(一体、いつの時代だ)を使ってチャットしたりしてるな、と思い出した。 たぶん、最初に始めた子の親が、自分達が使ったツールを教えて、その子が回りに勧めるという順に使われるのかも知れない。 あれ、と

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