本実験ではレイトレーシング法という写実的な3DCGを生成する技術について学ぶ. レイトレーシング法(光線追跡法ともいう)は1980年にTurner Whittedによって提案された手法で,現在のより高度な3DCG生成技術の基礎となっている. レイトレーシング法の特徴として, 実装がきわめて単純である 様々な幾何形状を扱うことができる 完全鏡面反射や屈折を扱うことができる といった特徴がある.以下にレイトレーシング法によって生成した画像の作例を示す. 作例: 実験環境 本実験では,実験環境としてLinux(東京電機大学の演習室PCのUbuntu)を用いる. 少なくとも基本的なシェルコマンド(ファイル操作など)を学習していることを前提とする. また,プログラミング言語はC言語(コンパイラはgcc)を用いる.受講対象者は, C言語の機能(変数,制御構造,配列,構造体,共用体,ポインタ,etc…)