4年に1度のW杯が幕を閉じた。約1カ月にも及ぶ長い戦いをつぶさに見守り、試合の見どころや結果、選手の声、さらに舞台裏などを伝えるのがスポーツジャーナリストである。彼らは、インターネットやパソコン、デジタルカメラなどの“デジタル”を駆使して、感動の瞬間を我々に伝えてくれる。本コラムでは、サッカーを中心にスポーツ取材を続けるスポーツジャーナリストの木ノ原句望さんが、実際の体験を元に“取材現場のデジタル”をレポートしていく。世界中を飛び回り、さまざまなスポーツや選手を取材する彼女。その取材現場には一体どんなデジタルが活躍しているのだろうか? ワールドカップ(W杯)・ドイツ大会も7月9日のイタリア対フランスの決勝で幕を閉じた。1カ月続いた大会をドイツ各地で取材して痛感したのが、ワイヤレスLAN(W-LAN)のありがたみだった。 ▲ 会見取材中でもW-LANがあれば送稿可能。ただし、同一会場内でも
【SPE】1971年、米海軍は海兵隊刑務所で相次ぐ問題解決の為に、ある実験を準備し、資金を調達した。実験はスタンフォード大学の心理学者フィリップ・G・ジンバルド博士を中心に組織され、同大学の講堂を刑務所に仕立て、模擬的な刑務所シュミレーションを行うというものだった。新聞広告によって集められた心身共に健全な被験者らは、無作為に囚人と看守に分けられ、実際の刑務所とほぼ同じ環境の中で、二週間を過ごすことが予定された。しかしこのとき、まさかこの実験が後々まで問題となる大きな事件になろうとは、その時、被験者も研究者も、誰一人想像だにしなかったのである。(写真上はこの事件をモチーフにした映画「es[エス]DAS EXPERIMENT」より。以下は当時撮影された実際の写真) 実験に参加した被験者は皆楽観的な気分だった。単に囚人、看守の服に着替えて刑務所風の質素な生活をし、報酬までもらえるユニークな実験と
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