「利益のためではない」 生保協会長が不払い釈明 生命保険協会の斎藤勝利会長(第一生命保険社長)と損害保険協会の石原邦夫会長(東京海上日動火災保険社長)は18日、衆院財務金融委員会に、生損保業界で大量に発覚した保険金の不払い問題に関して参考人として出席した。 斎藤氏は、「利益を上げるために支払いを抑制していることは断じてない。意識改革によって、必ず信頼していただける支払い体制が構築できる」と理解を求めた。また、金融庁に報告が間に合わなかった未調査分について、中小も含めすべての生保で調査が完了するのは11月末になるとの見通しを示した。 損保協会の石原氏も「損保の商品内容が複雑になる中で、システムの手当てやマニュアルの整備が後手に回った。意図的、組織ぐるみで支払わなかったのではない」と釈明した。