甲子園球場で練習を補助していた大分高校野球部の女子マネージャー(3年)を大会本部が制止したことが「時代錯誤ではないか」などと議論を呼んでいる。 報道によると、8月2日に行われた「第98回全国高校野球選手権大会」の甲子園練習で、大分高校の女子マネージャーがグラウンドで、ノッカーにボールを渡す補助役として練習に参加していたところ、開始後約10分で大会本部に制止されたという。 弁護士ドットコムニュースが日本高等学校野球連盟(高野連)に取材したところ、高野連の「大会参加者規定」で参加資格があるのは男子のみと定められており、甲子園練習もこの規定に準じて取り扱われたのだという。代表校に渡されている手引きにも「練習補助員は男子部員に限る」と明記されているという。「危険防止」を理由に女子が参加できないとの報道もあるが、「そうしたことは理由ではない。参加者資格という形式的な理由に基づいた措置」と回答した。