ニュージーランド大地震で、崩壊したクライストチャーチ市の語学学校「キングズ・エデュケーション」から、発生10分前に昼食のため外出、難を逃れた生徒がいた。京都外国語専門学校の持田知穂さん(19)=滋賀県。ホームステイ先の家は天井が抜けた。留学した仲間と肩を寄せ合い、眠れない夜を過ごしている。 持田さんは普段、お弁当を作ったりパンを買ったりして、語学学校が入居するCTVビル4階のカフェテリアで昼食を済ませている。地震前日の21日夜、友人女性から、学校の外で翌日の昼食を食べようと誘われた。 一度は断ったが、22日は風邪気味で、弁当も作っていなかったため、結局一緒に学校近くの日本食店で外食することに。 学校を出たのは午後0時40分ごろ。平屋建ての日本食店に入り、たこ焼きを頼もうと思ったら、急にバチンと電気が消え、一瞬静かになってから大きく揺れた。地震発生時刻は同0時51分。 学校近くの公園に逃げた