以前「雪だるまの親子関係」という記事を書いたことがある。そのころ、Unicodeに雪だるまは1つ(U+2603 SNOWMAN)しか入っていなかった(下図、左端はUnicodeの例示字形)。 その後、Unicode 5.2で、降雪なしの雪だるま(U+26C4 SNOWMAN WITHOUT SNOW)と黒雪だるま(U+26C7 BLACK SNOWMAN)が入った。これにともない、U+2603 SNOWMANの例示字形も、他の2つと統一感のあるものに変更された。雪だるま3兄弟の例示字形はかなり抽象化されており、雪だるまというより、むしろサルの顔のアップに見える。 Unicode 5.1以前には、U+2603 SNOWMANにおける降雪の有無は包摂されていたと見なすことができるが、Unicode 5.2で白雪だるまの「降雪あり」と「降雪なし」はU+2603とU+26C4に包摂分離される。この