米司法省は18日、日本での統合型リゾート(IR)事業に絡んで日本の国会議員らに賄賂を渡したとして、中国のオンライン賭博業者の元最高経営責任者(CEO)を海外腐敗行為防止法違反などの罪で起訴した。 同…
こわもてのバイオリニストとして知られるが、本当の人気の理由は、実直な内面と、それがにじみ出るような演奏にあるのだろう。オーケストラや、ジャンルの垣根を越えるアンサンブルなどで幅広く活動する石田泰尚さ…
公設秘書の給与を国からだまし取ったという詐欺容疑で、東京地検特捜部の家宅捜索を受けた広瀬めぐみ前参院議員(58)=岩手選挙区、自民党を離党=が15日、「公設第1秘書の配偶者に公設第2秘書をお願いし、秘書給与から資金提供を受けたことは事実」と認めて議員辞職した。一方で、広瀬氏はそれまで秘書給与詐取疑惑を否定しており、公の場で詳しい説明をしていない。 今回の事件を受け、2003年7月に秘書給与詐取の容疑で警視庁に逮捕され、04年2月、東京地裁で懲役2年執行猶予5年の有罪判決を受けた辻元清美参院議員(64)が朝日新聞のインタビューに応じ、自らの経験を「恥ずかしくて情けなくて、反省すべき体験」とした上で、広瀬氏の事件について「疑惑について説明をすべきだ」と述べた。 辻元氏には8月上旬に取材し、その後、広瀬氏が辞職したため、再取材した。 自覚なかった ――自身の事件をどう振り返るか。 私に、自分が公
落ち込みキャラですが、実相は語ってきませんでした。 でも、深いところまでいくと、本当につらいものです。心の不調は千差万別だという前提で、ひとつの経験が、つらさと向き合う方の何らかの参考になるならと思いました。お話ししますね。とても繊細なことですから、ただひとつの例として置いておく。必要だと感じたら触れてください。そんな心持ちです。 人気絵本作家のヨシタケシンスケさん(51)は、昨春から1年間心の不調に悩み、心療内科を初めて受診しました。診断は軽度のうつ。「心がつるつるになる」「名付けようのないつらさ」について率直に語ってくれました。話は、「生きるのがつらい」と感じている若者の居場所づくりや、「名付けない勇気」という処方箋についても及びます。イラスト原画とともに、お届けします。 昨年のことです。更年期も含めた加齢による体の衰え、子どもの受験、仕事の忙しさなどが重なり、心に入ったスイッチがなか
2019年7月の参院選で安倍晋三首相(当時)の演説中にヤジを飛ばし、北海道警の警察官らに排除された2人が、道に計660万円の損害賠償を求めた訴訟の上告審で、最高裁第一小法廷(深山卓也裁判長)は、道と、二審で逆転敗訴した原告の男性双方の上告を退けた。19日付の決定。もう1人の原告の女性の排除を憲法が保障する「表現の自由」の侵害と認め、道に55万円の賠償を命じた二審・札幌高裁判決が確定した。 22年3月の一審・札幌地裁判決は、2人の当時の行動は、いずれも警察官職務執行法(警職法)に基づいて関係者を避難させたり制止したりできるものではなく、道警の行為は表現の自由の侵害にあたると認定。道に計88万円の賠償を命じた。 昨年6月の高裁判決は、女性については一審と同様、表現の自由の侵害を認めて排除は違法とした。男性については、大声の連呼に立腹した聴衆とトラブルになる具体的な危険性があったと指摘。男性が警
多くの犠牲者を出したアジア・太平洋戦争。追悼の場では「尊い犠牲の上に、平和な日本がある」というフレーズが使われ続けている。戦争を起こした責任が忘れられていないか――。軍国少年だった男性は憂慮している。 終戦の日の15日、テレビでは日本武道館での全国戦没者追悼式で式辞を述べる岸田文雄首相の姿が流されていた。「今日の我が国の平和と繁栄は、戦没者の皆様の尊い命と、苦難の歴史の上に築かれた」 福岡県田川市の看板絵師、篠原光雄さん(95)は思った。「またか」。尊い犠牲の上に、今の平和がある――。「国が戦没者を追悼するのは当然。だけど、なぜありきたりの言葉しか言えないのだろうか」 篠原さんは元特攻兵だ。1944年7月、15歳でパイロットを養成する海軍飛行予科練習生(予科練)となり、45年2月に広島県大竹市に送られた。割り当てられた役目は、特殊潜航艇「蛟竜(こうりゅう)」の乗組員。事実上の特攻兵器の一つ
4月にあった衆院東京15区補欠選挙で他陣営の街頭演説を妨害した疑いで、代表の黒川敦彦容疑者(45)ら3人が逮捕された政治団体「つばさの党」。政治資金収支報告書からは、主張に賛同する個人に支えられ、活動する様子もうかがえる。 2022年分の政治資金収支報告書によると、つばさの党の収入は前年からの繰越金を含めて3079万円。5割以上(1730万円)が寄付で、逮捕された黒川容疑者が幹事長を務めていた旧NHK党からが891万円に上った。残りは個人による寄付で、5万円以下の少額寄付がそのうちの4割を占めた。 支出総額は2108万円。黒川容疑者の政策活動費に計420万円を支出していたが、使途の公開義務がないため、具体的な使い道は不明だ。 このほか、黒川容疑者が22年2月の町田市長選に立候補した際とみられる「陣中見舞い」として100万円を支出。街宣車の修理代や、東京都や愛知県の人物への「選挙応援」名目の
日本復帰から52年を迎えた沖縄で、年金制度というセーフティーネットのほころびが顕在化している。27年間の米軍支配の影響が、復帰から半世紀以上が過ぎた今も沖縄社会に傷を残す。 4月中旬、那覇市の観光名所・国際通りに近い公園。大きなバッグをもった約80人の女性たちが長い列をつくっていた。 多くが高齢者。シートの上に並べられた米やパン、インスタント麺、レトルト食品、菓子などを手に取っていく。 那覇市を拠点に活動するボランティア団体「ゆいまーるの会」が、女性向けに月2回行う食料の無償配布だ。持ち帰りは1人3個まで。米など日持ちする主食はすぐになくなる。 赤い手押し車を押して来た女性(85)は、インスタント食品などを受け取った。「恥ずかしいと思わなくていいよ、と誘われたので来た。今回で3回目」という。 市内で独り暮らし。元夫は、2人の娘が幼い頃に帰ってこなくなった。清掃の仕事、飲食店の皿洗い――。本
日独二刀流のマライ・メントラインさんに聞く 今年のミス日本コンテストで、ウクライナ生まれの椎野カロリーナさんがグランプリに選ばれた。途端にSNSでは「どう見ても外国人」「どこが日本人なの?」などと中傷する声が上がった。ミスコンの是非やルッキズムの問題はさしあたり措(お)き、「日本的な美」といえば直毛の黒髪――。そんな幻想の根強さも感じられる。様々なルーツを持つ同胞がますます増えているのに、なかなか「日本人」の自画像は更新されていないようだ。 日本に住み16年、翻訳家や著述家として活躍するドイツ人のマライ・メントラインさんは、そうした単一民族幻想の強化にメディアが一役買ってきた、と見る。ドイツもかつては日本同様に民族や純血への志向が強かったとされるが、人々の意識はかなり変わってきたという。 「私たち」って誰? 「私」は入っているの? 日本に暮らして17年目になりました。永住許可も得ているので
25日朝、携帯電話に見知らぬ番号が表示されていた。気味悪さを感じながらも応対すると、相手は首相、岸田文雄の秘書だった。代わった岸田が言った。「何とか勝たせて下さい。よろしくお願いします」 電話を受けたのは島根県安来市で金属加工会社を営む藤原敏孝(70)。「精いっぱい頑張ります。安心して下さい」。首相からの電話に驚き、そう返したが、複雑な思いはぬぐえない。 4日前、藤原は岸田と一緒にいた。派閥の裏金事件を受け、岸田の肝いりで始まった自民の政治刷新車座対話の場だ。岸田は、衆院トリプル補選で唯一の与野党対決となった島根1区での応援に合わせ、党員との意見交換のため、山あいにある安来市の会場を訪れていた。旧伯太町の党支部長を務める藤原はトップバッターだった。 衆院への小選挙区制の導入以降、全国で唯一、自民党が議席を独占してきたのが島根県だ。今回の補選の敗北は、有力議員の競い合いで自民が各地で強固な地
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日本国と国民統合の象徴とされる天皇の代替わりから、間もなく5年。皇族が減り、皇位継承問題が再び議論となるなか、近代天皇制を研究してきた政治学者の原武史さんは「象徴」の意味を問い直すよう訴えてきた。メディアでの発言も多いが、当人いわく、その内容はおおかた無難に編集されてしまうという。ならば、自粛も禁忌(タブー)もなしで論じてもらおう。 「平成流」と対照的な令和の天皇像 ――この5年間、「象徴」のあり方に変化は見られますか。 「平成期とは対照的な天皇像が定着しつつあります。端的に表現するなら『動かない天皇』とでも言えばよいでしょうか」 「今回の能登半島地震で、天皇は今のところ現地入りしておらず、2月23日の誕生日会見まで目立ったメッセージも発しませんでした。もちろん訪問可能かどうか宮内庁が慎重に見極めている段階でしょうし、天皇、皇后ともに被災状況の把握に努め、見舞金を送るなどはしています」 「
過疎の進む地域が災害に見舞われ、さらに活力を失う――。13年前の東日本大震災から復興に取り組む被災地が直面する課題だ。元日に起きた能登半島地震の被災地も少子高齢化が進む。被災者が暮らしを取り戻すのには何が大切なのか。 陸前高田 空き地目立つ中心部周辺 海沿いの「奇跡の一本松」から約1キロ。広大な空き地には、震災遺構となった3階建ての「米沢商会ビル」がぽつんと立つだけだ。かつての面影はない。 周囲より一段高い造成地に、真新しい大型商業施設やホール、博物館が立ち並ぶ。2011年の東日本大震災で最大17・6メートルの津波に襲われ、死者・行方不明者が計1761人にのぼった岩手県陸前高田市の中心部。「命を守るまち」をめざし、標高10メートル程度までかさ上げした。 だが、周囲には「貸地」や「売地」の看板が立ち、空き地ばかりが目立つ。 「震災前はみんな近くに住んでいたが、今は夜に歩いている人はほとんどい
自民党の茂木敏充幹事長の関係政治団体から、住所と連絡先、会計責任者が同じ別の政治団体に、2022年までの10年で約3億2千万円が移されていたことがわかった。資金が移った団体は、国会議員の関係政治団体よりも金の使途などの公開ルールが甘く、使途の大半がわからない形になっていた。 4日午後の参院予算委員会で立憲民主党の蓮舫氏が問題視し、政府に対応を求めた。 同様の「資金移動」は、茂木氏が会長の「平成研究会(茂木派)」で事務総長を務める新藤義孝経済再生担当相をめぐっても行われ、10年で約2億5千万円が新藤氏の関係政治団体から別の団体に移されていた。 国会議員関係政治団体は原則、「1件1万円超」の経常経費と政治活動費を政治資金収支報告書に明細まで記載しなければならない。一方、「その他の政治団体」では、経常経費の明細の記載は不要で、政治活動費も「1件5万円以上」と基準が緩い。関係政治団体は監査が必要だ
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Re:Ron連載「西田亮介のN次元考」第6回 能登半島地震の発災から1カ月が経過した。元日という日本社会のさまざまな備えが“一休み”する日に生じたこと、人びとの暮らしを支える交通網と通信インフラが寸断されたこと、まちのにぎわいの中心で火災が広がったことから、これまでの大型地震でもあまり経験したことがない課題が多数生じている。 筆者が専門のひとつとする情報とメディアの分野も同様だ。 政府はこの領域における主たる問題を偽情報に見いだし、政府に有識者会議を新設し対策に取り組むことを早々に表明するなど、奇妙なまでに前のめりだ。 オンライン上の偽情報は近年、情報通信行政や安全保障の文脈でも強い関心を集めるようになっている。ところが対策は案外難しい。 悪意を持って拡散される偽情報だとしても、憲法上の表現の自由の保障と検閲の禁止の観点から、政府は即効性のある直接的な規制や施策を講じることには慎重であるべ
1月1日夜、官邸の執務室で岸田文雄首相は焦燥感に包まれていた。 午後4時過ぎに石川県能登半島を震源とする震度7の激震が発生。首相はその約1時間後から、執務室で秘書官らと共に待機していた。つけっぱなしのNHKのテレビは、アナウンサーが津波からの避難を呼びかけ、炎に包まれる輪島市の市街地を映し出していた。 だが、首相にもたらされるのは「道路が寸断されている」「生き埋めが発生している」といった断片的な報告ばかり。全体状況が分からないまま、刻々と時が過ぎた。 「電話をつないでくれ」。しびれを切らした首相は秘書官に坂口茂・輪島市長らに直接、連絡をとるよう指示した。しかし、居場所が分からない。「公民館で孤立しているらしい」。そんな情報をもとに、ようやく探し当てた坂口氏と電話がつながったのは、午後10時過ぎ。スピーカー機能にしたスマートフォンを首相と秘書官が囲んだ。 「どんな状況ですか」。尋ね…
「政治とカネ」が問題になるたびに、「政治はカネがかかる」という言い訳が聞こえてきます。そのカネは何のために使っているのでしょうか。元衆院議員の井戸まさえさんに聞きました。 ◇ 裏金事件は氷山の一角 大先輩の政治家から、「人の心をつかむというのは、その人が何をすれば動くかという弱みを見つけることだ」と言われたことがあります。その弱みが「カネ」の人はとても多い。カネで動く政治家と、カネで動く一握りの有権者や企業がこの業界をゆがめている現実があり、今回の裏金事件は氷山の一角です。 政治家のパーティー会場は、それぞれの欲望が集まる磁場のようなものです。主催する政治家はもちろんカネ集めが目当てですが、「副大臣になりたい」とか「たくさんパー券を売って親分に褒められたい」とか、他にも思惑がある。 会費取らずに「はい、もらった」 来ている人にとっても、2万…
初動に人災の要素もある――。防災研究の第一人者で、石川県の災害危機管理アドバイザーも務めてきた神戸大名誉教授の室崎益輝さん(79)は、能登半島地震の初動対応の遅れを痛感しています。自戒の念もこめて、今、伝えたいこととは。 ――6~7日に能登入りして、支援物資を届けて視察しました。 これから指摘することは、私の責任でもあります。県の災害危機管理アドバイザーを務めてきましたから。やるせなさ、自戒もこめて、長年防災と復興支援に関わってきた一人として、誰かが言わなければ、言葉にしなければと。今の段階で、声を上げなければと思いました。トップ、そして関わってきた私たちそれぞれが考えないといけません。 今回、すぐに現地入りしたかったのですが、交通事情や、なるべく立ち入りを避けて、というメッセージが強かったため、発災から5日後に珠洲市と能登島以外の全域をくまなく視察しました。県庁、被災自治体、避難所などを
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