保有国債、含み損13.6兆円 金利上昇で過去最大―日銀中間決算 時事通信 経済部2024年11月27日19時29分配信 日本銀行本店と日本国旗=10月31日、東京・日本橋本石町 日銀が27日発表した2024年9月中間決算によると、保有する国債の含み損は9月末時点で13兆6604億円となり、前年同期の10兆5000億円を上回り過去最大となった。日銀の利上げに伴う長期金利の上昇で国債の評価額が下落した。 大手生保、国債投資に慎重姿勢 日銀の再利上げ想定―24年度下期計画 日銀は3月、マイナス金利政策の解除に踏み切り、7月には追加利上げを決めた。長期金利の指標となる新発10年物国債の利回りは、3月末時点の0.7%台前半から9月末には0.8%台半ばに上昇。保有国債の時価が簿価を下回り、評価損が拡大した。 日銀は国債の満期保有を前提とした会計処理を採用しているため、含み損は決算に反映されない。含み損