現代の自動火器の多くは機械式制御が行われている。外部電源がなくとも動作するため使用環境を選ばない一方、その動作は複雑・繊細になりがちである。しかし、コロラド州を拠点とするフォワード・ディフェンス・ミュニション(FDM)社は、これを克服する自動小銃を開発中だ。 FDM社が開発中の「L5 Caseeless Gun」は、ファイアリングピンを電磁アクチュエーターで駆動し、プライマーを叩く自動小銃である。「ケースレス」を謳っているが、弾頭・火薬・プライマーはマガジンを兼ねた6mm口径の弾薬カセット内に収められている。「銃身」には5つの銃口があり、弾薬カセットにもそれに対応した5つのチェンバーがある。 弾薬カセット。これは前の4銃身バージョンのもので4発分が1つのカセットに収められている。