クレジットカードのポイント還元率は、各カード会社の競争が激しくなる一方だが、そろそろ還元負担が限界に近づき、2019年はポイント還元が収縮する方向に転じたとウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が報じていた。 クレジットカードのポイント還元は、そのポイント付与の算式がどんどん複雑になっていて、「通常は1%だが、モノによってはその2倍も3倍もつけます!」という仕組などは、すでに珍しくない。 年会費があるかないかの判断基準も大きかったが、今は、(一定以上の消費をするならば)プレミアムカードでより多くの年会費を払うほうが、結局、お得というシナリオも、消費者はちゃんと承知している。 カードのばらまきは景気低迷期に なんとなくお得な感じで消費者をカードに引き寄せていた時代から、消費者側が厳密な計算をするようになり、取捨選択を繰り返すほどに、その還元負担がカード会社に大きなコストとなってくるという