昔から探していた書体を2017年についに発見した。断続的とはいえ、見つけるのに15年かかったことになる。しかしそれについて書く機会がないまま1年経ってしまった。のでここに書く。今回はその話。(有料だよ) 昔の『POPEYE』に使われていた欧文書体一体そんな長い間何を探していたのだ?という話から始めると、『POPEYE』という雑誌に使われていた、とある欧文書体である。『POPEYE』は今も毎月コンビニに並んでいるマガジンハウス発行の雑誌で、一度くらいは目にしたことがあると思う。 「表紙のPOPEYEってロゴのフォントを探してたの?」と早合点しないでほしい。あのロゴは堀内誠一という天才デザイナー/イラストレーターによる手書き文字で、汎用的な書体ではない。 ワタシが探していたのは、1977年の創刊3号からしばらく「pop*eye」というコラムコーナーに使われていた欧文である。同名のコーナーは雑誌