バングラデシュ・ダッカの繊維工場で働く労働者(2016年4月21日撮影、資料写真)。(c)AFP PHOTO 【1月22日 AFP】世界人口の1%にあたる富裕層が1年間に生み出された富の82%を独占した一方、所得の低い人口の約半分は財産が増えなかったとの報告を、国際NGO「オックスファム(Oxfam)」が22日に発表した。 貧困撲滅に取り組むオックスファムは、スイス・ダボス(Davos)で世界経済フォーラム(WEF)の年次総会(ダボス会議)が開催されるのを前に報告書を発表した。 それによると2010年以来、10億ドル以上の資産を持つ超富裕層の資産は一般的な労働者の資産の6倍の速さで増加。また2016年3月~2017年3月で、2日に1人のペースで超富裕層が誕生しているという。 オックスファムのウィニー・ビヤニマ(Winnie Byanyima)事務局長はこの結果について、「経済の発展を示唆す